今日は別の寺の掲示板、この寺はいつも白の模造紙に墨で書かれている。人は去っても、で始まっている。これは浄土真宗本願寺派の勧学を務められた中西智海さんの葬儀に際しての言葉からの引用と思う。「人は去っても」に続けけて「その人の微笑は去らない」「その人の言葉は去らない」「その人の温もりは去らない」「拝む手の中に帰ってくる」とある。
これまで多くの人に教わりながら7回目の年男に達した。思い出す言葉は数多くあるなかで、小学1と2年の担任「なぜという目でものを考える」、3と4年の担任「何事も正直に話す」、中学3年の担任「早く働いて家計の応援をしろ」、高校の物理担当教師「世の中に満点はない」、製造部から人事課に異動となったとき人事課長「信頼される人事マンに」。
それぞれについて書けばブログ1日の分量になるほど思いが湧いてくる。それはまたの日にするとして、短い言葉だがいろんな場面で役立ってきたし、今もそう思う。それは、なりたい人の姿として印象に残った教師や上司だったことがそう思わせるのかもしれない。
上に記した言葉の類は名言や尊い言葉などの部類ではなく、ごく普通の日常生活の中で発せられただけのように思えるが、何かの時にふと思い出しその指針になっている。世の中に満点はない、その中でどのように正直に生き、人から信頼されるようになるか、そのために常に自分に何が欠けているか質してみる、と心掛けてはいるが反省ばかりだ。
(今日の575) 残したいあいつはこんなこと言った
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