購読紙には読者文芸欄として「歌壇、詩壇、俳壇、柳壇」の四つがあり、週1回掲載される。詩壇は1編だが他は10編余載る。そんな詩壇に「父 もう一つの戦争体験」として初投稿したものが8月に掲載された。今日の朝刊、年末になり「2018年『読者文芸』を振り返って」という各選者の講評が載っている。その詩壇の講評に何人かの投稿者の氏名の一人に私の名前が載っていて「戦争で苦しんださまざまな人の苦しみを教わった」とあり大驚きしたが、いい締めくくりになったと大喜びした。
新聞への投稿を始めたのは岩国エッセイサロン」という同好会へ入会したことが契機だった。それは定年から数年経過した2006年の秋だった。12年の月日が過ぎたが、楽しく学んでいるので「そんなになるの」というのが実感だ。12歳といえば小学校を卒業する学齢、創作エッセイのレベルが小学校卒業に値するか否かは通知表のみが知る。
投稿は「はがき随筆(毎日)と広場(中国)」へはここ何年も月1編強は投稿している。採用掲載の有無は別にして、この継続だけは自己啓発の意味も含め頑張っている。今年はほかに初投稿で文藝春秋の「三人の卓子」に採用され、詩壇と合わせ初が思わぬ結果になった。
詩壇選者は「作品は落ち着いて完成へ導く。一定期間寝かせ、突き放した他人の目で読み返したら、言葉が再び動いてくれるはず」とし、「創作は人生を深めてくれる」と結んである。エッセイ例会でも講評類似の創作姿勢を教わる。岩国エッセイサロンは「創作エッセイを新聞や雑誌へ投稿することにより、自己啓発を図りひとりひとりが輝いて生きることを目指す」、来る年も努力しよう。
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