今年最初の陶芸教室、久しぶりに陶芸のことを書くようだ。「世界でひとつの焼き物を作ってみよう」という知人の誘いに「粘土なら、鉄や木とは違い柔らかいので形作りはそれほどに難しくはなかろう」と安易な気持ちで陶芸同好会に加入した。早いもので、年が明け足掛け10年目、ひと昔という区切りになるが、そんなに経ったかという感じ。
確かに、作ったものは世界でひとつしかない。いや、同じものを作れと言われても何となく似たものは作れるかもしれないが、同じものは出来ない、自慢してはいけないが正直な話なのだ。安易な気持ちで加入したことは入会してすぐに反省したが、反省の効果は出ない。熱心さは負けないと思っているがセンスの無さ、手先の不器用さなどが災いしているのではと責任逃れをしている。
会員は年金暮らし、粘土以外にも世に通じる趣味を通り越した技術保持者も多い。それらを活かし地域おこしなどのボランティアや文化交流など生き生きと活躍されている。昼食時やろくろを回しながらの雑談で活躍の話を聞く。新しい高齢者区分が先日提案されたが、実年齢より確かに活力を感じる
陶芸教室は月2~3回。粘土は種類に関係なく水ものと思っている。硬くても柔らかすぎても手に負えなくなり水との兼ね合いが難しい。これまで百数十回は参加しているが土との相性を得るまでにはまだしばらく掛かりそうだ。作ることに終わりはない、楽しく作ろう、自分言い聞かせながら今日も粘土に遊ばれた。
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