日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

君たちはどう生きるか

2018年04月16日 | 生活・ニュース

 今日のタイトルは、1937(昭和12)年に出版された小説のタイトル。主人公は15歳の「コペル君」、彼が叔父との対話を通して成長していく姿が描かれている。親から子へ、祖母から孫へプレゼントされて今も読み継がれているという評を読み、卒業生への記念品、道徳授業のサブテキストとして導入もされているなどに誘われ、同名の漫画版を手にした。

 読み終えてしばらく経った。小説の紹介は別の方に譲るとして、漫画は主人公がコペルニクスという由縁から始まる。次に、毎日の弁当のおかずが油揚げという生徒がいる。クラスのボスは彼を「あぶらあげ」と呼ぶ。ボスを恐れて誰も何にも云えず手をさしのべられないことを残念がっていた。漫画ではあぶらあげの力もあってボスのいじめは収まる、まさにどう生きるかというこだ。

 読み返しながら、政治と80年前の学校という情景は違うが、忖度でもの申せず手助もできない最近の政界が重なる。一強と言われるリーダーの思うがままの施政にほころびが報道され始めたが先行きは明確になっていない。漫画ではクラスが力を合わせボスに向かうことで収まる。政治家よ君ならどうするかと問いたい。

 道義心から「しまった」と考えることはつらい。しかし、人は元来、何が正しいかを知り、それに基づいて自分の行動を自分で決定する能力があると教える。政治家と名のる人らに、本当の政治をして欲しいと言いたい。
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