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もう消えないでしょう

2017年08月27日 | 生活・ニュース

 「ドカベン」第31巻/完(完結)。平成8年8月10日、これはその初版発行日。著者:水島新司はこんな「あとがき」を書いている。野球漫画の分野で捕手を主人公とすることはタブーとされていた。地味なポジション、マスクで顔を隠し打者と審判に囲まれファンに背中を向けている。ところが、この捕手がしっかりしていないチームは強くなれないという要であり、「女房役」といわれるゆえんである。

 どの野球漫画も捕手は投手の名コンビであり脇役で描かれている。野球を知れば知るほど捕手のポジションのなんと面白いことか。野球漫画一途の俺が描かずして誰が描くと勢い込んだ。発行元秋田書店の、四角い顔のデブ体形、一番大事な目に眼がない、連載はできないといわれた。そこから岩鬼が生まれ山田が作品の脇役となった、とあとがきは続く。

 漫画を読まない我が家に「ドカベン」31巻が揃っている。購入したのは息子、帰省のたびに持ちかって並べた。子どもながらも熱心な巨人フアンの一人として応援していたが江川ドラフト問題以降はサッカーへ移った。購入の動機は知らないが、帰省したときも読んでいる。折角そろっているから「読んでみようか」と思い始めた。そう思わせたのは、今年の夏の甲子園準Vを果たした広陵高校中村捕手の活躍による。

 ドカベン第1巻の解説を野球解説者:香川伸行が書いている。ドカベンと呼ばれたのは浪商1年の夏という。イチロウやパンチという愛称で選手登録が可能だったら「ドカベン」とユニホームに入れていたでしょうと結んでいる。昨夜、広島カープM20が再々点灯、もう消えなることはないでしょう、このまま「0」まで進んで欲しい。
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