日々のことを徒然に

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分別収集

2017年08月08日 | 生活・ニュース

 家庭から出るゴミの処理方法、昔はどうだったかと時々思い返すが定かな記憶は無い。大方は家で処分していたのではなかろうか。紙に木材、衣服などみんな燃やし灰は畑にまくなど自然に返した。やがて合成樹脂が世に出る。当初は燃やせるゴミとしていたが、その量が飛躍的に増大し、燃やすことが公害発生の一因とわかり、合成樹脂の処理が問題になった。

 現役時代の一時期、日本初のポリエチレン(PE)生産に係った。その成長期には、それまでのガラス容器が軽量で扱いやすいPE製に変わるなど生産即出荷という時代もあった。やがて薄くしても強度は落ちないフイルムや袋など少量のPEでも製品化できるなど、品質改良の技術は進む一方で、再利用など工夫はされるが合成樹脂の処分問題は今も課題になっている。

 ペット(PET)樹脂製品は回収再利用されている。スーパーの回収ボックスはいつも満杯で、従業員が大きなポリ袋で持ち出している。しかし、街のあちこちで投げ捨てられた飲料容器は捜さずとも目につく。未回収という問題だけでなく、砕け散り小片となって海に至りマイクロ化した樹脂が生態系を脅かすと警告されている。ポイ捨ては厳罰に当たる。

 電化製品には貴重な金属資源が使われている。非鉄金属のうち産出量や流通量の少ない希少金属をレアメタルと呼ぶ。よく聞くのはニッケル・コバルト・クロム・マンガン・チタンなど。身近なところでは電気電子機器、HV自動車などを思いつく。ガラケイにもしっかり使用されている。高価で希少な金属回収、これも分別回収で可能、捨てるときちょっと考えればゴミ減量と資源回収、綺麗なゴミ集積場を見ながらあれこれ思う。
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