日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

キラリ

2008年11月02日 | 生活・ニュース
               

ひとりのある後輩。職場の異動先で若い彼を知ったときからその仕事ぶりには一目置いた。「上司や先輩の片腕」「縁の下の力持ち」とその実力は光っていた。年齢や社内ランク制から上司や先輩の前に出ることはなかった。当人も周りもそれを不思議とは思っていない。

その彼はある実務に関して全社のトップクラスに成長した。ある年、企業合併に関する全社プロジェクトの一員に高卒の彼が選ばれた。自分のことように嬉しかった。

合併後も細部の修正や調整業務の一員として重要な役目を担った。本社へ出張したとき2度か3度顔を見に立寄った。大きな成長を感じたのは、どちらかというと相手に同調的だった話の仕方が一変し、ハッキリした自己主張をしていることだった。

愚痴を言わない彼に「たまには怒れ」と言ったこともあったが「大丈夫です」と答えた。そんな彼はある職場でチームリーダーとして勤務している。目立たないが存在感のある、そんな管理職のひとりになっていた。

先日、彼と酒を飲みながら仕事の四方山話をした。成長を信じた彼と酌み交わしながら、自分の勘があたったことにも酔っていた。

(写真:雑草の中でキラリとする1本の花)
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