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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

今年の足跡

2007年12月05日 | 生活・ニュース


「今年の何々大賞」のトップとして「新語・流行語大賞」が先日発表された。「どげんかせんといかん」と「ハニカミ王子」の2語だった。デビューは爽やかで国民的共感をえた2人だった。

この賞の第1回は1984(昭和59)年で新語大賞は「オシンドローム」だった。NHK朝の連続テレビ小説「おしん」にちなんだ新語だった。

すさまじい苦労の連続を必死に耐え、それでも明るさを失わず他人に優しい主人公「おしん」の姿は、戦後を働き抜き豊かさを手に入れた日本人の心情に”良質の日本人”像とした共感の嵐を巻き起こした。その状況を「全国民の感情が同一シンドローム化しているとして『タイム』誌でおしんドローム」と表現された、と受賞の解説にある。

放送時間帯には人通りが絶えるとまで言われた。今は開発途上と言われる地域で放送され大きな共感を呼んでいる。何かにひたすら打ち込む姿はどこの国でも共通する証だろう。

とき時の新語・流行語には世相を映し出したいい言葉が沢山ある。過ぎ去ってもその言葉を聴けば「あのときだ」と思い出させる力を秘めている。一方、顰蹙をかっているいる言葉もいくつかある。世相と言えばそれまだがどんなものかと考える。

人のことは外にして、身近なとこでは何があったのだろう。残せる足跡があったのだろうか。これまで偉大な足跡を遺したことは無いが、雪の朝のウォーキングで白い道に行跡を残したことはある。そんな日は行跡を振り返りながら歩く。

今冬1番の冷たい朝。錦帯橋は霜で覆われていた。そこに残っていたふたつの足あと。すり足と普通の歩きが並んで続いていた。違った足あとを残し暗闇に消えた2人は今年どんな歩みをしたのだろうか、初霜を見た朝何かのドラマが作れそうだ。

(写真:錦帯橋の初霜に残った足あと)
コメント (2)
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