
朝の6時を回ったころ、ルーティンの用事を終えて歩いているとき目についた。およそだが、高さ2㍍で巾20㍍ほどの化粧ブロック塀に小さな物がくっついて風に揺れている。木の葉か何かかと思い近寄ってみる。小さな木の葉を撒いたような塊が真横についている。ミノムシかなと思ったが、ミノムシは小枝にぶら下がっているとい先入観があり、ミノムシのイメージとは異なるが、撮っておいた。
その日の夕方、ミノムシまがいを見に行った。約15㌢くらい上って、ブロックの継ぎ目に止まっている。「ミノムシは移動する」、小枝でゆらゆらしていることしか見て言う無いので驚いたし発見でもある。もう一つ発見した。朝方は気づかなかったが、蓑の上部から頭部のようなものが覗いている。(写真)
見ていると頭部が出たり引っ込んだりを繰り返しているから生きていることは間違いない。しばらく眺めていたが同じことを繰り返すだけで先に進まない。蓑から出るための準備運動なのかもしれない。翌日の朝は蛾になったのかもぬけの殻だった。
ミノムシは、春になるとさなぎとなり、初夏に成虫になる。 蛾となって蓑から飛び出すのは雄だけで、雌は羽が退化していて蓑から出てこないそうだ。蓑の中で卵を産んで蓑の中で一生を終えるそうだ。ミノムシで作った財布は丈夫だと聞いたことはあるが見たことはない。
(今日の575) ミノムシが蛾の幼虫とは知らなんだ