日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

記念のために

2021年05月24日 | 陶芸

 「こちらの多種多様に並べられた一輪挿し、形のとらえ方や焼き方など、それぞれの作品によって趣が異なります。また、釉薬や絵付けなどさらに手を加えることで作者の思い出深い作品へと仕上げています」。

 先日、所属する陶芸同好会の展示会を開いた。展示会は会員18名全員が出品し多くの方に来場いただき、励ましになりました。新聞以外にあるローカルテレビ局の取材があり、展示作品や会場風景を紹介する中での私の作品も映し出された。一輪挿しの紹介は20数秒間ですが、その時のナレーション全文が初めに載せたもので、写真は映像の一コマです。

 エッセイを書く時に「自慢話は書かない、読む人にそれほどいい思いを与えない、書くなら控えめに」そんな教えを受けた。今回、直接取材は受けておらず、取材内容も知らぬまま、放送時間の連絡を受けその時間にチャンネルを合わせて放送内容を知った。ということで、私的にはいい記念になるのでアップをした。

 本来なら今日は陶芸教室の日。新型コロナの感染拡大は県内でも勢いを増し、指標の一部ではステージ4を示しており気の抜けない状況にある。ということで、県の施設にある教室はその指示でお休みになった。そうでなければ展示会の話題で盛り上がっただろうが、教室も指導員皆さんも静かさでほっとされていることだろう。
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しろうと展

2021年05月11日 | 陶芸

 昨年は新型コロナウイルスの緊急事態宣言で中止になった陶芸クラブの作品展。とはどんなものかと言えばタイトル通りの素人が集い楽しみながら粘土と格闘して作った作品を持ちよって展示し、その作品を見ていただこうという、手前勝手な展示会「しろうと展」を今日から開いた。

 展示のテーマはとくに決めず「自選の自信作」を出品する。今回は新アイディアで一人分の展示スペースはA3用紙1枚分と決められた。それぞれが工夫した出品は既定のスペースにうまくおさまり、人に迷惑を掛けまいという高齢者グループらしい気配りを感じながら展示を進めた。

 もう一つ、会員の創作している姿を知っていただこうと1人2枚A4版の写真で紹介。真剣に取り組む姿は活気があり年齢より若く見える。このことは周知してないのでみんな驚くだろう。今日は新聞2社の取材を受けた。展示会も回を重ねており珍しくはないので、どんな紙面になるか楽しみだ。

 私は小品「一輪挿し」を10個余り出品した。一番の来場者は母親に連れられた年長クラスの男の子とその妹、準備が7分くらい進んだところだが見てもらった。子供好きの女性会員が応対、どんな感想を抱いたか聞き洩らしたが、小さな作品を土産に持たしたようだった。会場はふれあい交流館(JR岩億線の西岩国駅)で23日15時まで開催、月曜日は休館、お運びください。
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ネイチャークラフト

2021年04月24日 | 陶芸

 月2回陶芸教室でお世話になる施設は自然環境抜群の中にある。そこは海抜500㍍に在り眼下には瀬戸内海がパノラマのように広がる。反対は玖西盆地が広がりその遠景には中国山脈へ至る山々が続く。四季の移ろいは市街地より少し遅れるものの、街中では感じない自然の味わいがある。施設には創作、野外など数多くのプログラムがある。

 そんな活動の一つに「ネイチャークラフト」がある。粘土に遊ばれ気を休めるときは展示の作品を眺めて気を静めている。この活動の概要は「木や木の実などを自由に組み合わせて、オリジナルの作品を制作する。活動の主な狙いは「何事も最後までやり遂げる(継続性)、自分のことは自分でする(自主性)、自分で考えて行動をする(思考活動)」という。

 材料は木の枝、ドングリ、松ぼっくり、新聞紙、ボンドガン、ホットボンドの芯、色マジックなどだが施設で準備されているので参加するだけでいい。木の枝、ドングリ、松ぼっくりなどはいくつもの大型の洗濯桶に盛られている。それを手に取って見ると同じ形状は二つとない。これを組み合わせるのは確かに面白そうだ。いつか作ってみたい。

 ネイチャークラフトとは「森の恵みに感謝しながら、拾った木の実や落ち葉でアート作り」と載っている。作ることで自然への思いが深まるかもしれない。幼児から成人まで対象というから、家族で大きな作品を作るのも面白そうだ。参加者は蒲鉾板(使用済)もしくはそのサイズに準ずる板を準備する。小枝や落ち葉がアートになれば自然も喜んでくれるだろう。
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桜に迎えられ

2021年04月06日 | 陶芸

 陶芸教室も今日から新学期。小学生の初々しさを何十回と積み重ね、押されても押されても転ぶことなどなくなってはいるが、気持はいつも素直な気でいる高齢者そろいの会員。2005(平成17)年の創立だから16年目の新学期、創作室の場所は海抜500㍍、桜はまだ見ごろで新学期を祝してくれている。

 最近、4月下旬や5月中旬頃の気温を指していたが、今日は季節相応の気温のようだが、コロナ対策の一つ、窓を開けての換気では高い場所ではあるが、入って来る風が冷たく肌寒かった。ではあったが、やがては我らの指導員になる新人職員2人の紹介あり、明るい新学期のスタートになった。

 大都市では入学式の学校もあったようだが、住まいの校区では8日が中学校、9日が小学校、と親の都合を計らった予定になっている。そんなこともあって今日から「春の交通安全週間」が始まる。黄色のランドセルカバーを掛けた1年生の登校姿が待ち遠しいが、事故にあわないよう願っている。

 同好会も30人ほどのメンバーだったが、それぞれの事情があり減少、この新学期からは20名弱となった。コロナで外出自粛が続くなか、コロナ感染対策万全の創作室では安心して集える。その創作室の緑板にはイラスト入りで注記がある。罹患したくないと皆が厳守、蜜や会話には気をつけ、昼食時は同じ方を向き2人分の席を1人で使用している。コロナは怖い、そんな姿勢が伝わる。今日も全員がひと作品完成、素焼きを待つ。
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銭壺山の迂回路

2021年02月25日 | 陶芸

 月2回の陶芸教室、海抜500㍍に在る県の施設で創作を楽しんでいる。施設へは送迎用のバスに揺られ、安心ししゃべったり四季の移ろいを感じたりと、後期高齢者の多いメンバー全員が元気に参加している。施設までは海岸沿いの国土から県道150号線に入り約6㌔くねくねした坂道を上り下りする。現在拡幅工事が進んでおり完成を楽しみにしている。

 そんな150号線が現在、全面通行止めになっている。原因は昨年7月に発生した大規模な法面崩落で現在は復旧工事中で仕方ない。今年の年末頃に車両通行ができるかも、という見通しになっている。そのため迂回路が設定されている。住居地域を外れると150号線より幅員は狭く、150号線以上にカーブは多く、うっそうとした樹林に挟まれた道を進む。

 初めての人は施設のHPで道路状況等の確認が必要です。施設の職員さんは迂回路の落ち葉除去、排雪や凍結防止剤の散布、道路をふさぐ折れた枝の撤去、標識の整備、除草など業務以外で利用者の安全に配慮されている。そんなこともありバスは快適に運行される。もちろんドライバーさんの運転操作も加わってのことだが。

 この迂回路の路線表示は見ていないが施設では林道と表示されている。、山頂まで舗装されており、県道の復旧工事が終われば通行量は落ちるだろから、森林浴に歩いてみるのもよさそうだ。ただ勾配は急で約6㌔強、それなりの準備や支度が必要だろう。そうすると施設を訪れる人も増えるのではなかろうか。車窓から樹林を眺めながら思いついた。
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コロナ対策

2021年01月23日 | 陶芸

 海抜500㍍にある県の施設、そこの利用者は園児から高齢者までと幅広く、年間万を超える人が訪れる。そこは自然を取り入れた環境のなかで野外活動、物づくり体験、各種のイベントなど楽しめる。野外炊飯や天体観測などは市街地の喧騒を忘れることができる。職員の皆さんは活動内容のリニューアルと新規アイテム発掘に努力されている。

 昨年は新型コロナウイルス禍で一時期クローズの時期もあったが今は換気など配慮して開かれている。教室に入ると手書きの感染症予防策がチョークで簡潔に書かれている。前回の教室では「マスクの着用 咳エチケット」「常に換気」「手洗いアルコール消毒」、最後が我が同好会で最も気をつけたいことで「近くでおしゃべり 大声で」。どの項目にもさわやかなタッチでイラストが添えてある。イラストもなかなかの腕前に思える。

 世間一般の感染拡大防止策で必ず見かける一つに手洗いがある。教室には数カ所の流し台があり温冷水が使える。もちろん創作で汚れた器具や手などを洗う。その流し各台に「さあ、みんなで手をあらう!!」のPRがされている。これも手作りらしいが、見ていると思わず真似ている。園児らの手洗い映像を見ていると上手く丁寧に洗っているのも、このような指導のたまものかもしれない。

 もう一つの感染防止策。国の名指しで感染する最悪のケースは会食ということで、飲食関連の企業が音をあげ倒産や閉店も多発している。ということもあって食堂での昼食は仲間の背中を見ながら箸を運ぶ。背中を見るのは親のそれであって、仲間とは言え後期高齢者の背中ではより歳を感じさせることになるが、感染防止では仕方ないだろう。
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用途の転換

2020年09月25日 | 陶芸

 帰宅したら玄関の花が変わっている。よく見ると花器は私が陶芸教室で創作したものに似ている。確かめると、渦巻型蚊取線香を使うときに線香を置く台にと作った物。今年も活躍した蚊取線香の使用が終わって持ち帰った作品なので出番はなくなっていた。目的外の使用ではあるが、花入れとして玄関に置かれて喜んでいるだろう。

 思う通りの形に粘土が収まらないと己の不器用さを原因にする。ある時は粘土が硬いからだ柔らかいからだと愚痴をこぼしながらも真剣に格闘する。そんな時はそばから「それなあに」と聞かれる。その時の逃げ口上は「仕上げを御覧じ」と面白くないが決まっている。こうして仕上げた物はどのくらいあるだろう。バザーで1個50円か100円で買ってもらえたものもある。

 蚊取り線香台が花入れになったように転換となった物はいくつもある。食器の皿と思ったのに、皿は皿でも植木鉢の受け皿に納まる。肉厚に仕上げた焼酎のお湯割り用湯呑、釉薬も少々凝ったつもりだったが、安定していると言うことでホークやスプーン入れで居場所を確保する。湯呑や皿ばかり作っても高齢の夫婦二人、それほど食卓に出ることはない。

 玄関の花入れになった蚊取線香の台はいい転換をした。ひいき目ながら何となくそれらしく見えるから不思議だ。月2回、昼食弁当を持参しての陶芸教室は高齢者ばかり。お互い作品を褒めあいながら相手のいいところを自作に取り入れる。こうして10年以上、創作中はみんな夢中になっている。陶芸に凝る、とはこの姿だろう。
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勧誘の言葉通り

2020年09月09日 | 陶芸

 「ゆう・遊・陶芸クラブ」今年度の2学期が先週から始まった。私は1回目所用で欠席、今日が夏休み明け最初の教室、20名ほどの仲間が集う。送迎のバス車中、創作室いづれも全員マスク着用は厳守、創作室にもイラスト入りでその旨が書かれているが、高齢者ばかりなので誰にいわれなくとも実行している。

 今日のテーマは「皿」。これまでにも色々な方法や組み合わせで皿は作っている。我が家にも重ねるほどあるがなかなか食卓ではお目にかかれないでいる。粘土とはひと昔前に出会ったが楽しさと交流で半分、創作半分の姿勢では、積み重ねて置いておく器くらいしかできないのも仕方ない。

 今日の皿つくりは初めての作り方、これまでは板状や玉状にした粘土を加工していたが、今回は粘土を棒状にしそれを積み重ねて円柱、底のいないコップを作る。進むほどに皿のイメージは遠のくが、ある程度まで進んだところでふと皿に変身する方法の謎が解け、一気に作りが進んだ。要領とはこうしたことか、何か発見したようで中空の円柱を作る。ここから皿に変身させるには少々神経を使った。

 写真は作品の一部、いつも感じることがある。同じ種類の粘土を同じ量使い、指導員の説明や作り方を聞いて見て創作に入る。完成したという作品、似ているかなという作品はあるが瓜二つという作品はない。個性的、そこが面白いといえばそれまでだが、学校のペーパーテストなら何点になるのだろう。入会の勧誘言葉は「世界で一つだけの作品を作ろ」だったがそのとおりになっており、見事というほかない。
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4カ月ぶりの粘土

2020年06月23日 | 陶芸

 月2回の陶芸教室、発足して13年目くらいになる。メンバーの出入りはあって今は20名余、後期高齢者が大半、講師陣は会員の孫くらいの年恰好だが、さほどのゼネレーションギャップなく楽しめるのは、講師陣の気遣いだろう。送迎バスが出ることもあるが、出席率は8割くらいで年齢にすれば頑張っている。

 熱心なグループに恐れをなしたのか高年齢に敬意を表したのか、新型コロナウイルスもメンバーには近づかなかった。しかし、県の施設は感染防止対策で2カ月余閉鎖され、小中高の一斉休校に並んで休校ならぬ休講だったが今日から開かれることになった。私は、施設閉鎖の前に私用で欠席し、再開の今日まで4カ月余も休んだことになる。

 マスク越しに久しぶりの挨拶だが、密にならないように気をつける。送迎のバスは冷房しながら車窓全開、車内なので半密くらいだが会話はなしで通す。施設もアルコール消毒から始まって、創作室も窓全開、さわやかな高地の風が吹き抜ける。創作台はソーシャルディスタンスを保つように配置換えされている。安心して創作にかかる。

 施設周りは新緑が取り囲みウグイスの上手な鳴き声をBGMにしながら自由創作に入る。久しぶりの粘土の感触に戸惑いながら、感を取り戻す。昼食は各自持参の弁当を、間隔を保って横1列、霞んでいる瀬戸内海を眺めながら食べる。映像では見ていたが、横並びの弁当、感染防止にはなるのだろうが会話は少なく味気ない。「マスクなし 弁当食べる いい笑顔」。
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食い気

2019年11月26日 | 陶芸

 「色気より食い気」、ある解説では「外見をきれいにして異性の気をひく恋愛よりも、おいしいものを食べたい気持ちのほうが強いこと」から 転じて「外見上のことよりも実益を気にするという意味でも使われる」とある。色恋の話は別にして「食べたいと思う欲望」と言った方が庶民の実感にあう。

 食は年齢性別など区別なく健康、生きていくためには欠かせないなくてはならないことは誰でも知っている。しかし、その好みになると頭の数だけ違いがある。食い気が途絶えると要注意、要観察の対象になる。私はあるとき体調不良で諸検査を受けた。検査結果を見た医師は「食事はとっているか」と問う。普通に摂っていると答えると「それなら入院しなくてよし」と診断し薬を処方した。その時、、食事の重要性を改めて感じたことががる。

 話を現実に戻す。高齢者ばかりの陶芸同好会、昼食をはさんで粘土と格闘している。格闘の合間の昼食は施設の食堂を利用していた。年金生活者には若干高めの値段でも内容に満足し「楽しい昼食時間」だった。ある時、食堂の運営業者が変わり、それまでの楽しく楽しみな昼食が出来なくなり、全員が弁当持参に変わった。

 施設職員さんの協力もあって何年かぶり食堂を利用することになった。その1回目のメニューは肉うどん、むすび1個、コーヒーのセットで550円。食い気を満足させるメニューではないが、年齢を思うと「腹八分」という格言を思い出す。どんな推移になるのか様子見になる。弁当作りや調達からひとまず開放となった。
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