出エジプト記 39章22−43節
昨日は、これまで10年近くお借りしてきた場所での最後の日本語礼拝。4月からの場所はまだ定まっていません。一度決ったかと喜んだのですが、「ノー」との答え。そのような中、役員の皆さんが希望をもって前に向かって進んでいる姿にとっても勇気づけられています。
39章後半には、民がアロンの様々な装束を作り上げていったことと、自分たちが作った物を、民がモーセのところに持って来たことが書かれています。43節のことばに目が留まり、感動しました。モーセが実際にどのような顔をしていたかはわかりませんが、満ち足りた喜びの表情を思い浮かべてみました。彼は、民が持って来た一つひとつの物を、点検したのです。
彼らが、モーセのことばどおりに、すなわち神がモーセに命じられたとおりに仕事をしたことについては、その前の42節にある「すべて主がモーセに命じられたとおりに、そのとおりに、すべての奉仕を行なった」ということばから明らかです。このことばは、「とおりに」ということばと「すべて」ということばがそれぞれ2回用いられている、文章としては少々ぎこちない表現だと思います。けれども、このぎこちなさが彼らの仕事の完璧さを伝えているように読むことができます。
39章には、「主がモーセに命じられたとおりに」ということばが、1節、5節、、7節、21節、26節、29節、31節、そして42節と9回用いられています。主がモーセに命じられたことをモーセは民にそのまま伝え、民はモーセのことばどおりに、すなわち主のことばどおりに作り上げました。そして、それを見たモーセが、彼らを祝福したのです。
信仰による従順の美しさ、力をこの箇所から覚えます。