出エジプト記 35章1−19節
日曜日は、ケルンにある日本語教会の礼拝に出席しました。過去二回は自動車で行ったのですが、今回は列車で往復しました。行きは日本でいえば昔の「急行」,帰りは「特急」になるのでしょうか。特に行きはライン川に沿って。今回初めてライン川の北岸沿いに列車が進みましたので、南岸を走っていた今までとは変わった景色を楽しむことができました。そして、行きも帰りも列車は時刻表どおりの定刻到着。定時運転は久しぶりでしたので感激しました。
神はモーセによって幕屋を、それに伴う備品や祭司や大祭司の装束を作るように命じてこられました。ここからはいよいよ、神の指示どおりに一つひとつの物を民が作っていくのです。そのはじめにあるのが、安息日には仕事をしてはならないという命令です。きょうの「みことばの光」にありますが、この命令はすでに十戒の中に明らかにされ、31章でも語られています。ここでは、神を礼拝するために備えるべき一つひとつの物を作成するに当たっては、何よりも安息日にはこの仕事をしてはならないということが命じられているのです。
安息日について、モーセは「七日目は、あなたがたにとって主の聖なる全き安息である」と民に告げています。聖なる主を礼拝するための一つひとつの物を作る際に、安息日を踏みにじるということは決してあってはならない、というのははっきりとしていることです。「主の聖なる全き安息」とありますので…。
キリスト教会は、キリストの復活を覚えるために週の初めの日(日曜日)を聖なる日として覚えてきたのですが、安息日、安息日の過ごし方についてもしかしたらルーズになっているのではないかという思いがあります。「…なければならない」と聖書が伝えている事がらを真剣に受け止めることができずにいるのではないか、1−3節からそのような問いかけを受けました。