みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

恵みを施す

2014年07月23日 | サムエル記第二
サムエル記第二 9章


 すでに咲いていました。Photo_2

 梅雨が明けたきのう、梅干しの「土用干し」が始まりました。三日間干す予定です。破れたものを少しだけ食べましたが、とてもおいしい! まだまだ「梅干しの赤ちゃん」ですが、期待できます。
 
 ヨナタンはかつてダビデに言いました。
 「もし、私が生きながらえておれば、主の恵みを私に施してください。たとい、私が死ぬようなことがあっても、あなたの恵みをとこしえに私の家から断たないでください。主がダビデの敵を地の面からひとり残らず立ち滅ぼすときも。」(サムエル記第一20章14、15節)
 王としての立場が安定した今、ダビデはずっと心にかかっていたことを実行しようとしました。それが、ヨナタンとの契約の履行です。

 この章でダビデは三度、「恵みを施す」ということばを用います。1節、3節、7節です。「恵みを施す」ということばは、ダビデが上の立場にあるかのような印象がありますが、そうではありません。ダビデは決して自分が上で、サウル家の生き残りの者が下だとは見ていません。新共同訳聖書は1節を「忠実を尽くしたい」、5節を「神に誓った忠実」、7節のメフィボシェテへのことばを「忠実を尽くそう」と訳します。
 
 自らが神の恵みを賜った者だとして、ヨナタンとの契約に則って神の恵みをメフィボシェテに分ける…これがダビデの思いではなかったかと、考えます。

 気づかないうちに人との間を自分が上だとか下だとか判断してしまうのが私たち。誰もが神の恵みを賜っているのですが…。
    


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