みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

いつの間にか…

2021年07月01日 | 歴代誌第二

歴代誌第二 8章

 人生で初めて、6月はすべての日で一万歩以上を歩くことができました。「三日……」と自称する私が、一日も休まず歩いたということに、自分で驚いています。血圧も下がりました。

 8章には、王としてのソロモンの内政や外交が記されています。このことについては、列王記第一 9章10節以降を併せて読むと、出来事が「立体的に」つかめるように思います。それぞれがソロモンをどのように見ているのかの違いにも気づくことでがあるかもしれません。ソロモンの治世、イスラエルは最も勢力範囲を広げたというのは、ここに登場する地名からも分かります。

 8章についての解説を読みますと、ソロモンの政治に厳しい声とそれほどでもない声とがあり、読んでいて戸惑いを覚えます。たとえば、7−9節には、ソロモンが自国の民を苦役に重用することがなかったとあります。そこに問題があると指摘するのか、国を安定的に治めるのにはこのようなことはありうるという、二つの見解が示されます。どちらなのでしょうか。長期的には、国のためにと行ったこのような施策が、ソロモンの心を少しずつ神のみこころからそれるようにしてしまったというのは、間違いありません。

 そのように考えますと、人がその時々に「これがよい」として行ったことの中にも、やがてその人や関わる組織を本来の道からそれさせてしまうようなことに通じることもあると、気づきます。


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