エレミヤ書 50章1−20節
礼拝を終えて外に出たら、ブルブルッと震えるような寒さ。家に戻り、一休みして外を見たら雪。当地はきのうが初雪でした。雪はしばらくして止みましたが、傾斜のある天幕にはまだ雪が積もっています。そしてその向こうには月が…(写真)。今週からクリスマスマーケットが各地で始まります。
ユダの近隣諸国への神のさばきの宣告は、いよいよバビロンに向けられます。バビロンへの宣告は本章と次の章とでかなりの分量になっています。
神はバビロンを用いてユダを攻め、エルサレムを破壊し、ユダの主だった人々を捕囚しました。今度は、そのバビロンが北から攻め上ってくる一つの国によって、荒れ果ててしまうというのです。「驕(おご)れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し」と平家物語冒頭にありますが、バビロンも例外ではありません。怒濤の勢いで周辺諸国に攻め入り、勝利を手にしますが、栄華は一瞬にしてペルシヤ帝国によって消し飛んでしまいます。
心に留めたのは、「来たれ。忘れられることのないとこしえの契約によって、主に連なろう」とのことば。アッシリヤによって滅ぼされた北王国イスラエルの民と、バビロンによって滅ぼされた南王国ユダの民とが言っているのです。国が滅ぼされるという、重い罪の懲らしめを受けたという意義は彼らのこのことばに表されていると思うのです。「主に連なろう」とは、だれもが言うべきいのちにつながることばです。
生きておられる主がこの世界をしっかりと見ておられるのを、様々な出来事の中におぼえます。