霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

異端

2009-06-30 21:58:25 | 生活
洋の東西を問わず世の中には常に「多数派」に身を置かないと安心できないタイプの人間が多いようだ。
特に田舎にその傾向が強いのは「互助の精神」で助け合いながら暮らして来たことが大きく影響しているように思える。

我が家のジイチャンはその典型例で「皆が良ければそれでヨシ」とするのを信条としている。
ところが多数意見には特に信念がある訳でもないし納得させるような理屈が通っている訳でも無い場合が多い。
そのためジイチャンの意見は一貫性が無く「その場限り」となることが多いのだが、本人はその矛盾を一向に気にする風でもなく「至極当然」という顔をして「明るい農村」をエンジョイしている。

我々夫婦のように信念を通すためには「孤立」することも厭わないタイプの人間は田舎では珍しい。
残念ながら、異なる意見を持っているだけで「異端視」されてしまい意見や主張をまともに聞いてもらえないことが多くなるのは覚悟しなければならない。



昨年までは産直に出荷していたアヤメだが、今年は手が回らず雑草の中に埋もれるようにして咲いている。

コメント (7)
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