霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

理不尽な話し

2009-06-17 20:29:18 | 産直
オバサンの出席した「道の駅」の産直部会の総会で理不尽な意見が提案された。
我が家の「農薬を使わずに栽培しました」のPOPを掲出すると「他の生産者が農薬を使っているように受け取られるから止めるべき」という意見が出され、理事会付議事項になったという。
その話しを聞いてオジサンは呆れてしまった。
そんな屁理屈が通るようだとあらゆるPOPが掲出不可となってしまう。

出荷するだけで満足な販売努力もせずに「他の生産者のPOPが目障り」というのはいかにも低次元で後ろ向きの姿勢がミエミエ。
「私も農薬を使わずに育てている」というのであれば同じようにPOPを作ってアピールすれば消費者も安心して購入でき「道の駅」の売上増も期待できるというように考えられないのだろうか。

今はスーパーでも殆んどが「産直コーナー」を設けているので、「産直」という名前だけで売れる時代は過去のものになりつつあるし、中国野菜の農薬汚染問題以降消費者の農薬に対する関心は高まって来ている。
そんな状況を踏まえれば「農薬を使かわずに栽培した」ことは積極的にアピールすべき事項であって決して隠すべき事項ではないことは自明の理。

「農薬を使わずに育てる」ことは利害打算だけで出来るような簡単なことではない。
にもかかわらず、長年続けて来た取り組みを簡単に否定する意見が何の篩いもかけられずに取り上げられること自体に「寒気」を覚える。

理事会では「賢明な結論」が出されることを期待したいもの。



エグネでは赤と黄色の二種類の木苺が実を付けている。
オバサンがミズの収穫の際に黄色の木苺を摘んで来た。
早速食べてみたが、完熟し過ぎて独特の酸っぱ味が少なくなっていたのが惜しまれた。
コメント (8)
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