「勘定よりも銭余る」

「勘定合って銭足らず」という言葉があるが、これは損益計算と現実の金の流れの時間的なズレから生ずるものだが、我が家は逆で「勘定よりも銭余る」状態になっている。
これは支出の中で大きな割合を占める農業機械等の減価償却費が非現金支出となっていることによるもので、税務申告時の収支差額よりも手許に残る現金が多くなっている。

そんな事も知らずに預金通帳の残高が着実に増えて行くのに気を良くして「百姓も意外といい商売」などと早トチリし、調子に乗って散財したりするといずれ確実に訪れるトラクター等の大型機械の更改時に「ギャー!」と悲鳴をあげることになってしまう。

百姓はいつの時代も「質素倹約を旨とすべし」を肝に銘じている。



ビニールハウスの屋根は一年置きぐらいに外しており今年は二～四号を外した。
こうして晩秋まで雨に当て土を活性化させる。
真ん中の三号ハウスで外したビニールを片付けているオバサンの姿が見える。