霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

デンボク

2008-01-30 18:38:40 | 野菜
昨夜の「中山間」の役員会に引き続き、今日の午前は営農相談会、そして午後は「放牧サミット」と会議や説明会が続いた。
営農相談会はいつもオバサンが参加していたが、右膝が曲がらず足を引きずっている「オジンサが参加すべし」とのオバサンの英断があった。
結果的に汗をかかない一日を過ごしてしまったが、膝の回復には大いに貢献したようだ。

最後の「放牧サミット」は、休耕田や耕作放棄地にデンボクを利用して放牧を促進すための説明会だった。
輸入飼料の高騰や休耕田の増加という社会環境の変化に対応でき反当り収入が米の四倍になるということで、県の普及センターでも重点取り組み分野として力を注いでおり、実績も右肩上がりとなっている。

しかし、この説明会に参加したのは放牧のためではなく、デンボクについての最新情報を得たいがためだった。
新しい借地を畑にして大豆やトウモロコシを栽培する予定なので、その際の獣害対策として大規模にデンボクを活用する予定にしていた。
説明会で期待どおりの情報が入手でき、満足できる半日となった。

酪農農家と現場で一緒に取り組んで来た普及センター職員の「役人らしからぬ」情熱溢れた説得力ある説明にも感心させられた。
今まで農業を知らない役人が日本の「ノー政」をつかさどって来たが、彼らのような現場に精通した役人がどんどん育って欲しいものと願っている。



家の前の畑でも以前からデンボクを利用しているが、先日のオートサイドと同様にどのような字を書くのかずっと疑問に思っていた。
それが「電気牧柵」の略であることを知ったのはつい最近のことである。
コメント (8)
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