保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

半日人間ドック・・・④相変わらず「脂質異常症」

2016年09月02日 | 脂質異常症と動脈硬化&血圧の話

動脈硬化の危険因子の一つとされ
自覚症状はないので血液検査をして初めて発覚するこの「脂質異常症」、
20年来の付き合いなのに現在では何も治療を受けていないのですから
ドックのたびにこの病名が付くのは当然のことです。

コレステロール値が正常より高く昔は「高脂血症」と呼ばれていましたが
10年近く前に現在のこの名前に変更になったようです。

私の場合は食事や運動療法で効果がなく、その後数年続けた服薬治療も
期待された効果が表れず「遺伝的な原因かも」として
薬の種類を変えるくらいしか方法がないらしく
徐々に真剣味が感じられなくなっていく医者の態度にも嫌気が指し
そもそも他の危険因子であるタバコを止める方が先なのでは、などと
自分に都合が良い理由をこじ付けて治療を止めてしまったのでした。

鰻やスルメ、魚卵がダメとか卵の黄身を捨て白身だけにしろとか
一覧表を見ながらの食生活にも強いストレスを感じていましたし・・・。

その後、血圧と並んで医療(国)と製薬会社の
結び付きが指摘されるなどして諸外国と比較して高すぎるコレステロールの基準値
そのものが見直される情勢の変化があったりしたため
自ら判断して様子見の状態がずっと続いていることになります。

そして今回のドック診断医からはこう勧められました。

「"家族性"の治療薬が開発されたので、そうした情報を聞き逃さないためにも
混んでいる当病院ではなく、お住いの近くにある
循環器系に詳しいK内科を掛かりつけにしたらどうですか?」

1カ月に1回など、服薬治療を始めると定期的に処方箋を出してもらわなければならず
そのたびに2時間待ちは当たり前のこの病院の混雑がネックになることを
この医師は知った上でこれまでにない具体的な進言をしたのでしょう。

これにはさすがに心を動かされました。

「車で5分ほどの町医者だし、そろそろ治療を再開する時期かも」

帰宅してすぐに、医療に関しては何かにつけて相談している
K大学薬学部教授の弟にメールし折り返し受け取った回答がこちら。

その薬、レパーサ(エボロクマブ)という抗体医薬(注射剤)です。

4週に1回の注射が必要で
1回あたり単価は2万円ほどですが、保険があるので3割になります。

遺伝子検査で本当に家族性かどうか(遺伝子に変異があるのが家族性です)を
確かめる必要がありますので検査も必要です。

どうしても下げないと動脈硬化が危ない、というレベルなら
試してみる価値はありますが、どういう副作用が出るか分かりませんし
最近はコレステロールが高めのほうが長生きというのが
定説になっていますので、少し様子を見た方が良いかもしれません。

かくして今回の結論も、服薬治療は受けずにこれまで通り
動脈硬化の進行を表す数字には充分気を付けることになった次第です。 

 

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