保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

半日人間ドック・・・④「慢性胃炎」が「胃潰瘍S2」に変わった

2022年09月13日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

毎年受ける胃の内視鏡検査ですが、今年も
「ぜひ!」とお願いしてK医師に担当して頂きました。

もちろん技術的に"上手or下手"の差がかなりあるからで
ノド部の挿入に悪戦苦闘されたりカメラ先端の回転や角度を
変える度に痛くされたりと"下手"に巡り合うと
トンデモナイことになってしまいます

K医師には早期胃ガンの切除手術もして頂きました。

そしてすぐにその奥のコーナーで行われる検査後の説明は
「まったく問題ありませんね」

とは言いつつ、後日送られてきた健診結果表には
相変わらず「胃潰瘍S2:評価C」。

かつて「イヤな胃」とまで言われて胃ガン手術後もずっと
「慢性非活動性胃炎:評価C(要経過観察)」でしたが
昨年から病名表記がこう変わっています。

この「胃潰瘍S2」、S2はステージ2のことで瘢痕(はんこん)
つまり"胃潰瘍の傷あと"ということです。

「潰瘍の治癒期」ではあるのですが悪性病変との鑑別に今後も
充分注意する必要があるため『1年後の再検査』が
推奨されているものと理解しています。

ちなみに「前庭部小彎」側ですのでこの辺りに傷あとがあります。


手術をする時に医師は胃を下から眺めるので上にあっても"底"と呼ばれ
また出口になる幽門の前にあるので(幽門)前庭部と称する

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半日人間ドック・・・②早期胃ガンは完治

2016年08月25日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

受付開始の8時15分の50分も前に着いてしまい
さすがに病院内はまだ閑散としていましたが、ドックを受ける
この健診センターの受付順ナンバー札はすでに4番でした。


(健診センター入口)

ちょうど8月の今時分に8日間入院して
早期胃ガンを内視鏡的切除術によって取り除いたのは2年前のことでした。

ただし2度にわたる事前の組織検査では悪性と断定されていませんでしたので
"結果として早期胃ガンだった"というのが正確な表現でしょう。

当時の担当K先生曰く、「完全に取り除けました」

そしてその3か月後に再発予防のためピロリ菌除去も行なって
昨年8月の人間ドックでは胃に何ら異常はありませんでしたが
相変わらず「慢性胃炎」から「萎縮性胃炎」に変えられた病名は付いていました。

 

(慢性胃炎と萎縮性胃炎)

ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると炎症が起こり、これが長く続くと
感染部が拡大し最終的には胃粘膜全体に広がります。

この状態を慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)と呼びます。

慢性胃炎が長期間続くと、胃の粘膜の胃液や胃酸などを分泌する組織が減少し
胃の粘膜がうすくやせてしまう萎縮が進み「萎縮性胃炎」という状態になります。

そしてその一部はやがて胃ガンに進行していきます。

 

今年に入り、ごくごくたまに胸焼けっぽさがあり、その旨を
問診票にも記載しましたので、逆流性食道炎と言われるのでは、などと
一抹の不安を感じながら胃の内視鏡検査を受けました。

ピロリ菌除去の際、胃酸の分泌が盛んになるので
中にはそんなケースもあるという説明をK医師から聞かされていたためです。

モニター画面をずっと見ながら今日の担当女医の説明を聞いたところでは
「問題なく綺麗な状態です」とのことでまずは一安心。

もっとも、昨年もそう言われたのに1か月後に送付されてきた健診結果表に
「萎縮性胃炎」と記載されていたのですから、私の場合
慢性胃炎⇒早期胃ガン⇒萎縮性胃炎という順番を辿ってきたので
今後一生、この病名とお付き合いしていくことになるのかも知れません。

ところで、ずっと以前受けていた胃のバリウム検査では必ず
「精密検査を要する」と指摘されたことから、50歳前後以降
最初から内視鏡検査を受けるようになり、それがドックそのものの目的の半分以上を
占めていることは間違いなく、それによって胃ガンの早期発見ができたのですから
我ながら良い選択を継続したものと自画自賛しています。

それにしても、もう何年も胃カメラを飲んでいる慣れから
出し入れの時に喉を通過する一瞬だけ「うっ!」となるだけで
最初の頃のよだれ&鼻水ダラダラ、涙ボロボロがほとんどなくなっています。 

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人間ドックの結果…②委縮性胃炎に呼び名が変わった

2015年08月23日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

子供の頃は、今思えばストレス性だったのでしょうか
“神経が細やかな性格”が災いしていろいろな病を患いました。

小1、2では「急性気管支炎」で放課後の掃除は免除の上
激しい運動はダメで水泳等の授業は見学、小5か6の時には「急性胃カタル」
中・高時代は「顔面神経痛」と「アレルギー性鼻炎」と診断され
同時にずっと年に数度の風邪をひいてはその都度
扁桃腺に寄る38.6度の高熱と頭痛に悩まされる生活をしていました。



ところが大学入学とともに山国育ちの物珍しさからヨット部に入部
年間120日を太陽の光を目一杯浴びる海上で過ごすことが
転地療養の役目を果たし体質が一変、見違えるように変貌したのでした。

社会に出てからは営業職を長い期間経験した後
お金の心配をしっ放しの零細企業の経営者になったのですから
ストレスに弱い胃に良いわけがなく、50歳になって
「病気ではないがシワがよったり班点があったりしてイヤな胃です」と
医者に言われ、その数年後に「慢性胃炎」と病名が付き
結局「早期胃ガン」にまで進行し内視鏡で切除する羽目になりました。

さらにこの歳まで付き合ってきたピロリ菌ともお別れし
これで「慢性胃炎」も完治かと思いきや所見が「G・治療中」の「委縮性胃炎」に…。

要は4タイプある慢性胃炎の一つの委縮性胃炎に病名が変わっただけで
今がこうならきっと胃炎とは一生お付き合いして行くことになるのでしょう。

そして「指示・注意事項」欄には「定期健診を受診しましょう」ですと!

定期健診は50歳からずっと自ら進んで受けているのですから
敢えて“指示”していただかなくても結構で、ここは気持ち良く
「A・異常ありません」とまでは行かないまでも「B・僅かに異常を認めます」
またはせめて「C・日常生活に注意を要します」くらいの評価に
来年のドックまでの間はしていただいても良かったのではないでしょうか。

その方がストレスがなくなって「委縮性胃炎」の治療の一つになると思うのですが

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早期胃ガン治療、ピロリ菌の除菌で全て終了

2015年03月13日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

振り返れば1年3カ月に渡るコトの始まりは
一昨年暮れ間近に受診した年1度の半日人間ドックにおける胃カメラでした。

以前から慢性胃炎と診断されていたのですが
小さな腫瘍が新たに見つかり、その場で検査のための組織採取
後日「悪性とは断定できず」とのことで3カ月後の再検査を奨められ
翌年5月に再度、胃カメラ(内視鏡)検査を受けたのです。

ドックはともかく治療は受ける気がなかったK病院から
今のT病院に変えたのはこの再度の胃カメラ検査からのことで
この時にも組織を採取されたのですが、やはり「悪性とは断定できません」

その結果を受け8月に“念のため”と奨められた内視鏡的切除術&8日間の入院
その2カ月後に悪性だったと断定されるに至り
結果的に早期胃ガンの切除手術ということになったのでした。

その後、そもそもの胃ガンの原因となった慢性胃炎は
ピロリ菌感染によるものだったことが尿素呼気検査によって3カ月後の12月に判明し
すぐに再発予防のため服薬による除菌治療を受け今月の再検査で(-)
つまりピロリ菌が見事に除菌されたこととなり
つい数日前に担当のK医師から今回の治療の終了を告げられました


(強い酸性の胃酸の中でも生きられるピロリ菌)

ところで、治療を終えたこと以上に嬉しいオマケは
医療保険からの10万円を超えるお小遣いと
8日間の入院を機にスタートし今もちゃんと続けている禁煙です。

臨時収入はすでにスキーグッズに形を変えている一方
禁煙期間はすでに200日を突破し日常生活の中で一つの習慣を形作っていた
という行動の輪郭もかなりぼやけてきています。

とは言え、一般的には3年経っても
まだ「完璧にタバコを止めた」とは言えないようですので
まずは今年の8月に迎える1年目まで油断せずに頑張ることにしましょう 

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尿素呼気試験…やはりピロリ菌がいた!

2014年12月06日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

8月下旬に内視鏡的切除術にて腫瘍を切除
結果は悪性だったため、結局早期胃ガンだったことになります。

そして次に、キズ口が直るまで3カ月待った一昨日
「尿素呼気試験」によりピロリ菌の存在の有無を調べられました。

これまでの経過からすると、環境面が決して清潔ではなかった
幼少期にピロリ菌に感染し、これが長期に渡ることにより慢性胃炎に至り
さらに数年後にこれがガンに進行したわけです。

聞くところでは、慢性胃炎に限らず人の体は常時炎症が続いていると
活性酸素が多量に出来るため遺伝子が傷つき
細胞が変化し易い、つまりガンになり易くなるのだそうです。

一般的には日本人の2人に1人がピロリ菌に感染していて
慢性胃炎自体はごくありふれた病気なのですが
問題なのはこうして“胃ガン発生のもと”にその一部がなることです。

逆に、胃がんの大部分は慢性胃炎から発生すると言ってもよく
世界的に謎だった日本人に胃ガンが多い原因について現在では
①塩分の多い食事と
②ピロリ菌の国内集団感染
でほぼ説明可能と考えられているそうです。

私の場合もピロリ菌の除菌=慢性胃炎の治療をここで行なうことにより
胃ガンの再発予防を図るものと思われます。

【尿素呼気検査】

ピロリ菌は胃粘液の成分である尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解して
アルカリ性のアンモニアを体にまとい、酸性の胃の中を動き回ります。

(尿素 + 酵素 = アンモニア + 二酸化炭素)

このため、大量に残った二酸化炭素は血管を通じて肺に運ばれ
呼気として排出されることになります。

この呼気を試薬使用の前と後の2回収集して調べるだけですので
規模の大きな総合病院なら30分もかからず結果が出ますし
朝食抜きの空腹以外、何の苦痛もありません。

 

結果はものの見事に陽性
むしろ原因がはっきりしたのですからちょっと気が楽になり
これから1週間は処方された抗生物質の服薬を続けなければなりません。

その後、また胃酸の分泌を抑える胃潰瘍の治療薬を84日飲み続け
3カ月後の次回診察の際の同じ検査で
ピロリ菌除去の結果を知ること出来るがそうです。

昨年の12月の人間ドックの内視鏡検査で発見された腫瘍は
5月の再検査でも悪性とは断定できなかったのですが
K医師の勧めにより8月に8日間の入院を伴い内視鏡で切除
2週間後に悪性だったことが判明し、そしてさらに3カ月後
切除痕の回復を待ってから今回の検査を受け、結果ピロリ菌発見に至り
こうして服薬による除去治療を受けているのですから
すでに丸1年、胃に関わっていることになります。

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ピロリ菌と胃ガンの関係豆知識

2014年09月13日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

世界的に日本人に胃ガンが多い原因は謎でしたが、現在は
①塩分の多い食事  ②ピロリ菌の国内集団感染
でほぼ説明可能と考えられています。


(画像:ウィキペディアより)

ピロリ菌は人の胃から発見された細菌で
数本のべん毛を持っているのが特徴です。体の免疫機能が
しっかりできていない子どもの頃に感染すると言われています。
とても弱い菌ですが、感染していったん胃の粘膜に侵入するとアンモニアを産出し
その状態が長く続くと炎症を繰り返して「慢性胃炎」になります。
日本人の2人に1人が感染者で、特に50歳以上では80%
逆に10、20代では10%程度です。

人の体はなんらかの刺激を受けるとその状況に適応しようと組織が変化します。
ピロリ菌によって炎症が続くと胃の粘膜は腸の粘膜に置き換わり
ピロリ菌が棲めない環境にして身を守ろうとします。
ところが、その過程がスムーズにいかないことがあり
胃の粘膜の組織が壊れたまま元の状態に戻れなくなると
胃ガンの前段階の「萎縮性胃炎」になります。

ピロリ菌に(経口)感染→慢性胃炎→萎縮性胃炎→胃ガン

先進国では、ピロリ菌は主に口から口の経路で感染し、特に家族内感染
それも長期間、密接に接触する母子感染の可能性が高いとされます。
そして、子供がピロリ菌に感染するのは12歳位までであって
15歳以降に感染することはきわめて稀なため
12歳以下の子供を除菌しても家族、特に母親が感染したままでは
再感染する可能性があり、効率よく胃ガンを予防するため除菌する時期は
20歳の成人式の時が適切と専門家は言っています。
ちなみに、夫婦間感染は極めて稀だそうです。

早期の胃ガンを発症した人を内視鏡的切除術で完全に切除した後に
半数の人はピロリ菌除菌治療を受け、残りの半数の人は
除菌治療を受けずに経過観察した研究の結果
〇除菌しなかった人の胃ガン再発率:5%
〇除菌した人の胃ガン再発率:2%
つまり、除菌すると、しないでいるよりも胃ガンを再発する確率は
40%以下に抑えられるということです。
(このため、私も除菌治療を受けるものと思われます)

ピロリ菌感染者がすべて胃ガンを発症するわけではありませんが
感染がなければほとんど胃ガンは発症しないので、感染予防ができると
胃ガンは激減するといわれています。また、ピロリ菌を除菌すると
胃の粘膜がきれいになり胃ガンが発見しやすくなります。
予防効果は感染の初期(胃の粘膜が萎縮する前)は著明ですが
感染の後期(粘膜が萎縮した後)では小さいです。
また、70~80代の高齢になって除菌しても
胃ガンの発症率はあまり変わりません。
(65歳の私はギリギリ“効果あり”なのでしょうか?)

ピロリ菌を除菌しても胃ガンの発症要因は老化や塩分の摂り過ぎなど
多数あるため発症リスクが全てなくなるわけではありません。
また、慢性胃炎の除菌成功率は60~70%
つまり、30%の人は除菌ができないことになります。
この原因は治療に用いる抗生物質に対して
ピロリ菌が耐性を持ったためではないかと考えられています。
このため、除菌治療をしても半年~1年後には定期的に内視鏡検査を受け
経過を観察していくことが大事とされています。 


(入院7日目の全粥の夕食)
健康な人の1日に必要な塩分摂取量は
男性9g未満、女性7,5g未満と言われています。
皆さん“薄口”と必ずおっしゃる入院食の塩分は
添付されていたペーパーによるとさすがに
きちんと毎食3g未満でした。

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胃の腫瘍はやはり悪性、つまりガンだった!

2014年09月11日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

8月下旬に8日間入院して
内視鏡により切除した粘膜の組織検査の結果は
「やはり悪性だった」と今日の診察の際にK先生から聞きました。

つまり、正真正銘の「早期胃ガン」だったということです。

「悪性でも綺麗に切除出来ているので何の心配もない」ことは
入院している間にすでに言われています。

とは言え、結果が良性では切除の意味が単に“念のため”で
終わってしまったことになるのですが、悪性だったことにより、50歳頃から
ずっと続けていた人間ドックがようやく奏功したというものです

良性か悪性かの見極めさえ事前に付かなかったほどの
まさに早期発見だったのですから。

現在、まだ切り取られた創部は潰瘍(かいよう)痕となっているため
3カ月間は胃潰瘍の治療薬()を服用し
完全に治癒する12月にはピロリ菌の感染状態を検査する
「尿素呼気試験(ユービット試験)」を行なうそうです。

*…ラニチジン錠
胃酸の分泌を抑える作用がある。胃潰瘍、食道炎、胃炎の治療に用いる。
手術1週間前と今まで服用していたネキシウムカプセルと
同じ効用ですが、この方が効きが弱いとか。
日医工のジェネリック、1日2粒85日分で負担額760円は安

劣悪環境で育った我々世代はピロリ菌にほとんど感染しているはずで
すでに60年以上、身体はそれを前提にしたバランスで機能しているので
今さら除菌しても、逆流性食道炎や胃酸過多、食欲増強に伴う肥満など
他の病気のことを考えるとあまり勧めない、とK先生は
以前の診察の際に言っていたはずなのに、なんで今さら感染を調べるのか
そしてその後どうしようと言うのか、昨日は聞きそびれてしまいました。

多分、ガンだったと断定されたことで
この“他の病気”の発症率や危険度、そして余命とを比較したら
はるかに高いガンの再発の危険性の方を減少させるため
ピロリ菌を除菌することになるのではないかと推測はしています。

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これから病院へ出かけます

2014年08月20日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

内視鏡による手術そのものに不安や心配は特にないのですが
どうせ相部屋になるのでしょうから、周囲の物音が気になって
夜ちゃんと眠れないのではないか、が実は一番の気掛かりなのです。

重湯やお粥の食事の量も一見、少なそうですし
夕食の午後6時から朝食の朝8時まで
なんと14時間も間が空くサイクルっておかしいでしょう。

雑音で眠れずイライラしているところに
空腹とが拍車をかけることになったら、長い夜をどうやり過ごせばよいのか…。

なにはともあれ、残暑の最中に空調の効いた病院で過ごせるからと
私の希望でこの時期に予定してもらったわけで
ここ数日前から戻った猛暑で今日もこの思惑通りになりそうなクソ暑さの中
生まれて初めての入院生活を8日間体験しに
大きな荷物を3つ担いで、いざ、出かけることにいたします。

では、行って来ま~す!

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手術“Xデー“は8月下旬

2014年06月21日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

正式に手術を依頼し予定日が8月下旬の〇〇日に決まりました。

そして下は看護婦、否、女性の看護士から説明された
「入院診療計画書」の内容です。

病名:胃癌の疑い
症状:特になし
治療計画:内視鏡的粘膜切除術(EMR)を行う
検査内容及び日程:8月〇〇日午前に入院
午後2時に開始しほぼ30~120分の手術施行。
翌日に内視鏡検査を行い止血の有無を確認し
5日~7日後に再度内視鏡検査を行なう。
問題がなければ
午前中に退院。
推定入院期間:およそ8日

 病院に泊ったことなど生まれてこのかた
亡くなった義母の付き添いでこのT病院に数泊した以外
自らの病でのいわゆる入院など幸いにして経験がありませんでしたので
ちょっと楽しみなような気持ちも正直ありました。

ところが、同時に渡されたペーパーを見て

手術当日は仕方ないにしろ、2日目も何も食べられず点滴での“食事”
3日目にして初めて“おもゆ”ですと

おもゆ(重湯)…伝統的な流動食の一種で、多量の水分を加えて
よく煮た薄い粥の上澄み液のことをいう。
通常は白米にその10倍前後の水を加えて長時間煮た粥をガーゼなどの
薄布で漉(こ)して飯粒を除き、塩を加えて薄い塩味をつけて味を調える。
日本では古くから病人食や離乳食などに用いられてきた。
主成分は水分と糊状のデンプンであり、消化がとても良く
水分と糖分を効率良く補給できるという点で病人や
乳児の流動食として理に適った食品といえる。(ウィキペディアより)

以降、4日目3分粥・5日目5分粥・6日目7分粥・7日目全粥となり
最終日8日目の朝食は「朝9時に胃カメラがあるため食べられません」
ただし「胃カメラが終わってから簡単な食事は出るので食べられます」

つまり“不味い”と評判の病院食を試せるどころか
まともな食事を1週間も口に出来ないことになってしまうのです

そりゃそうか、胃の粘膜を直径1cm以上も切り取るんだから…。 

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やはり“手術”することにします

2014年06月16日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

2人いるうちの下の弟は優秀で
関西のK国立大学大学院の教授をしています。

ただし、医学ではなく薬学部なのですが、参考に
今回の私の腫瘍の手術についてメールで意見を聞いてみました。

内視鏡手術で済む程度ということは
胃の表層の腫瘍(悪性の癌とは限らない)ということですので
安心のためと、切除した腫瘍を組織検査してもらえるとい
メリットも考えると手術してはどうかと思います。


放置しても悪性化する危険性は少ないでしょうが、もし筋層にまで
腫瘍が内部進行してしまうと胃切除術という大手術になってしまいますし
最も恐れる転移の可能性が高くなります。

胃癌そのもので死ぬことはあまりなく、多くは他臓器への転移が危険なのです。

今は胃の内側(身体=血液から見ると外側)に限局していますので
転移の可能性は低いです。

手術して切除してもピロリ菌がいるので再発する危険性は残りますが
その程度の胃の腫瘍の悪性度は仮にあっても低く、細胞が残存していても
大きくなるまでに時間がかかりますので、余命との兼ね合いということになります。

また、確かに年齢を考えるとピロリ菌の除菌は副作用のほうが大きく
おそらく後遺症(手術の影響)は残らないはずなので
今の段階でまずは腫瘍を摘除するのが最善かと思います。


てなわけで、ロクな知識もないままいろいろ考えてもしょうがなく
彼の進言に従い、K医師の勧める“手術”の方向に変更することにします。

何度も飲んでいる内視鏡そのものには全く抵抗はなく
ましてや検査と違い全身麻酔だそうですので何の心配もないのですが
多分、夏から秋の初め頃になるであろう1週間の入院がどんなものなのか
想像すらできませんし、塩分が少なく不味いと評判の病院食が今からイヤです

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ついに「手術」という言葉を聞く羽目に…

2014年06月13日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

K病院で毎年受けている半日人間ドックですが
昨年12月の結果を要約すると次の通りでした。

①高脂血症(家族性高コレステロール血症の疑い)…
家族性の可能性があり食事などで個人が管理しても難しく
服薬が必要です。医療機関を受診して下さい。

②早期胃ガンの疑い…内視鏡検査の際
採取された組織量が少なく詳細な判定が困難との結果でした。
一部に異常所見も認められるため、念のため3カ月後に再検査を受けてください。

そこで訪れたのがK病院ではなく、この長野T病院だったのです。

K病院でドックを受けていた理由は
20年くらい前にドックを最初に受けようとした際に
都合の良い日にたまたまここの予約が取れたからであって
評判などが特に良かったわけでもなく、どうせ定型的な検査のこと
あまり“腕”は関係ないのでは、と思ったからですし
その後ずっとここで受け続けているのは、検査終了後に提供される
自然食を謳う昼食弁当がいたく気に入っていたからでした。

しかし、治療を受けるとなるとそうも行かず
やはり“巷の評判”の良い所ということでこのT病院にしたもので
亡くなった義母以来、女房がずっとお世話になっていますし
単発で私自身も内科と皮膚科で治療を受けたことがありました。

こうしてイザ診察となるのでしたら、もっと以前からここで
ドックを受けていれば良かったなぁと思わないこともないのですが
ちょっと前までドック用の健診センターが病院内の食堂のすぐ前にあったため
朝食抜きでここからの美味そうな匂いを嗅ぎながら
半日過ごさなければならない苦痛にとても耐える自信がなかったのです。

ちなみに今年
広くなった新たなセンターが食堂から離れた場所に開設されました。

ところで、先行して診察を受けた「高脂血症」に関しては
やはり今後一生ずっと飲み続けなければならない服薬治療に踏み切れず
十数年来のまま“様子見”にしてとりあえずお断りしてしまいました。

そして今回、それよりはるかに気になっていたのは「早期胃ガンの疑い」です。

先月中旬に受けたこの病院では初めての内視鏡検査の結果は
肝心なところは10日ほど前に一人で聞いてはいましたが、その際
「詳しい説明をしますので次回はウチの人と一緒に来てください」と
言われたので昨日は女房を連れて病院へ。

〔説明の概要〕

*直径1cmほどの腫瘍。明らかな悪性とは断定出来なかった。
健康な状態0・ガン5と評価すると「3の5寄り」
*海外ではこの程度は放置するが、早期発見という趣旨から
内視鏡による切除手術を勧める。入院は1週間程度。
*同様の患者600人ほどの95%以上に行なっている実績がある。
*腫瘍が再発し多い人で5、6回切除を繰り返したこともある。
*慢性胃炎はピロリ菌が原因。若い人には効果があるが
我々世代の8割は幼児期からすでに60年ほど感染しているはずで
身体がそれを前提にしたバランスになっているため今さら除菌しても
胃酸の分泌が増えることによる胸やけ、食欲が増すことに因る肥満
時に肥満逆流性食道炎を誘引するので勧めない。

かくして、ついに生まれて初めて
「手術」という言葉が登場する羽目になりました

歳を取るってこういうことなのでしょうが、悪性、つまりガンとは
断定できないのに切除しなければならない必要性が今ひとつ理解できません。

もっとも、そのままにしておいて良い理由も特にないような気も…。

なんだかんだが頭の中をぐるぐる駆け回り
結局、今年からはこの病院で人間ドックを受けるつもりで
11月下旬にすでに予約が取れていますので、とりあえずそこまで待つことにしました。

でも、まだ迷いが…。

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胃カメラの画像

2014年05月14日 | 萎縮性胃炎&早期胃ガン

こうしてじっくりと
自分の胃の画像を見たことはありませんでした。


(個人“機密”のためボカシ処理)

毎年のK病院での人間ドックの際は必ず胃カメラを飲んではいても
行なう技師(医師?)によってモニターを見せてくれたりくれなかったりでしたし
見せてもらったにしても、ベッドに横たわっった状態で
上目や横目使いなので上下左右さえよく分からないのです。

そもそも、最初の頃は
「見て!これがかつて潰瘍があった痕で…」などと説明されても
何作目かの「釣りバカ日誌」であの浜ちゃんが見せたような
“異物”を飲み込んでいる気持ち悪さで涙ボロボロ、よだれダラダラで
とてもそれどころではありませんでしたし…

ただ、せっかく余裕が持てるようになったここ数年は
もしかしたら胃カメラの担当者が以前と替わってしまったのでしょうか
あまりモニターの方に目を向けさせてもらえずにいました。

今回、「早期胃ガンの疑い」とのことで訪れたT病院のK先生が
「前の画像があれば参考になる」との所望でその元になった画像をようやく
私がK病院から取り寄せたもので、昨日、それを持参して診察を受けました。

結局、来週新たに内視鏡(胃カメラ)検査をすることになり
その予約を取っただけで終了。

早期発見が叫ばれ、「3月に再検査の必要あり」とされた“癌の疑い”なので
4月下旬には初診を受けているのに、まだ検査の予約の段階で
ずいぶんのんびりした対応に思えますが、こんなものなのでしょうか?

これで“すでに手遅れ”なんて言われた日には
なんとも取り返しがつかない事態に陥ってしまうではありませんか

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