まだ最高気温が25℃を上回る日があるというのに
すでに気持ちの一部は冬のスキーに・・・。
次女が友達のファミリー同士でスキーに行った際、孫娘のHちゃんが
上手い娘のように、自分が全然滑れずイライラしていた話を聞いたのは
昨シーズンの終わり頃のことでした。
これでは可哀そうと、早速、20分で行かれる市営スキー場に連れて行き
レンタルセットで2時間ほどの初心者講習を行ないました。
プルーク姿勢からトップを閉じたまま踵を押し出す、つまりテールを開いて
ブレーキを掛かることを"制動のためのプルークボーゲン"と仮に呼び
カニ歩き登行の後の2番目に教えます。
ここまでは下部の緩斜面でよいのですが、2、3本で
止まることが理解できるのですぐに初級バーンのリフトに乗せます。
リフト乗場と降場の形状や降りた直後の斜度の具合によっては
板を外して脇に抱えさせて乗せる場合もありますが
基本的に早い時点でリフトに乗せ長い距離を滑らせることが
上達への近道であることは経験的にほぼ間違いないことですし
そもそもスキーを履いて歩く、登るは決して楽しくはないのですから
早く切り上げた方が良いのです。
バックボーゲンでトップが開かないよう支持してあげれば
少しくらいキツイ斜度があってもマンツーマンなら何とでもなるものです。
プルーク姿勢が保たれテールを開くブレーキ動作ができるようになったら
次は前でバックボーゲンをしながらゆっくりとターンする私から
目を離さないように、特に下を見ないよう注意すると
ちゃんと後をついてターンして滑って来ます。
この時、本人はターンしていることに気付いていませんので
滑った跡を見せて分からせてあげると同時に、行きたい方向を見ることが
ターンの大切な一つの要素であることを説明します。
この段階で初心者初日の一番キツイ部分は終わったことになり
Hちゃんもそうでしたが、子供たちは不思議がりながらも止まれる上に
形だけでも曲がれるので、楽しさとともにこれからへの期待が沸いて来るのです。
ところが、これら近間のスキー場は積雪が極めて少なくて早々にクローズドとなり
結局この1回だけでシーズンは終了してしまったのでした。
ただ、ここまででHちゃんの表情は一変
自慢気にさえ見えるようになりましたので、今シーズンまずは
"積極的に曲がる動きをするボーゲン"からスタートし、都合2日ほどの講習で
パラレル手前までは持っていきたいと思います。
てなわけで、1日レンタルセットで2300円掛かるのなら
いっそあと2か月後に迫ったシーズンインを楽しみに待てるよう
ジュニアスキーセットをヤフオクで購入してあげちゃえ!と
ジジ馬鹿ぶりを発揮してしまった次第です。
ピンク系が良いのかと思ったら意外にもブルー系が好きなんだと
母である次女に聞き、このセットを1万円以上出して購入
私なりに手を加えて綺麗にしてから近いうちに手渡すつもりです。