保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

通帳と届出印では家族でもお金が下ろせない不思議

2012年01月31日 | 葬祭と相続の記録&自らの終活

ICUで治療中の義母に代わり、それもキャッシュカードを仕舞い忘れたため
私が代理人として通帳と届出印を持ってM銀行の窓口に行っても
本人自筆の委任状がなければ現金を引き出すことはできないと言われました。

本人は鎮静剤で眠らされているので自筆の委任状など書けるわけがありません。

同居していることを2人の免許証などで証明し
病院にTELで病状を確認してもらっても良い、とまで言ってもダメだと言い張ります。

ヤフー知恵袋に質問を入れると、どの銀行でもこれが一般的な対応なので
こうした場合は事情など説明せず、本人に“なりすまし”て下ろせばよいのだと複数の回答をもらいました。

(窓口で本人確認をされると思うので、この回答には疑問もありますが)

当然、この“なりすまし”を銀行が進言することはないでしょうが
「キャッシュカードが見つかったらそれで下ろせます」とM銀行でもはっきりと明言しましたので
カードでの“なりすまし”は公然と見て見ぬフリをするということです。

そこでさらに、通帳と届出印、そしてキャッシュカードを持たず
暗証番号のみを告げて窓口でお金が下ろせるかと訊くと、これも「できない」と言うのですから
暗証番号を知っていることが、本人または本人の同意を得ているとは見なされないのでしょう。

つまり、窓口に出向いて正々堂々と正面切って事情を説明したら、委任状以外には下ろす方法はなく
ヤフー知恵袋の回答にしろ、M銀行のキャッシュカードの説明にしろ
“なりすまし”ではいとも簡単に下ろせてしまうことになるわけで
この理屈がどうしても私には理解できません。

カードと窓口の“なりすまし”で預金を下ろされても
銀行は「知らなかった」「気が付かなかった」で責任が回避できるけれど
顔を合わせて事情を知った上でお金を下ろして渡した場合は、責任が問われるのでしょうか。

そうであるならば、事情の裏付けをしっかりと取ればよいだけのことです。

少なくてもM銀行の説明では、顔を合わす必要のない、それもついでに作ることさえあるキャッシュカードの方が
銀行と預金者が面と向かってお金の出し入れをする通帳+届出印よりも重要視されている気がして
大袈裟に言えば、これが人の繋がりが希薄になった現代社会の象徴なのか、とさえ思えてきます。

いろいろな手数料も、カードの方が安く設定されていることからもそんな傾向が推測できますが
しかし、所詮キャッシュカードなどは預金口座に付帯するオマケのサービスであって
窓口の混雑を緩和したい銀行側の思惑も半分以上はあるのではありませんか。

こうした対応をする全国規模の大手M銀行ですが、窓口の女性では気の毒なので
ちょっと偉そうな奥の男性を引っ張り出して食い下がると、方法があると言います。

それは、義母と私の免許証を提示し
かつ“月々下ろしている十数万円程度の生活費に限り”応じるというものです。

だったらなぜ、最初から窓口の女性にそう言わせないのかと腹を立てつつ
また、何もこの通帳からではなく別の銀行の通帳から下ろせば済んでしまうとはいうものの
この指示に従い、かつ、次からはその男性を名指しするので
いちいち免許証の提示を求めなくて済むようこの顔を覚えておけ、と言い残してきたのは
せめてもの私の腹いせであって、カッカとしていた気持ちも少し治まったのでした。

それにしても、この対応、何かがオカシイと思えてなりません。

ちなみに、より規模の大きい(旧国営)Y銀行の窓口に女房が行った時の対応は下の通りで
これなら私も充分、納得ができますので
いずれはM銀行の定期を含めた預金の全てをこちらに移す予定です。

・“なりすまし”で数十万円の引出しを依頼する

・免許証の提示を求められたので代理人であることを告げる

・委任状の入手が不可能であることを説明する

・義母と女房2人の免許証のコピーを取られる
(その都度、必要とのこと)

・結果、1日50万円未満の引き出しが可能だった。

 

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生存できるのは、3人に1人…

2012年01月30日 | 肺炎の怖さ(義母死去の経緯)

一昨日の時点では、義母は肺炎の病状が悪化して
間質性肺炎のうち肺線維症を併発しているのだそうです。

今までは肺胞の中の炎症だったものが
肺胞を取り囲む毛細血管が通る間質の一部にまで炎症が起こり
柔らかい間質が硬い繊維質になることで本来の呼吸機能が損なわれる症状との説明でした。

すでに細菌は検出されていなく、まったく別の肺炎なのだそうで
免疫機能が誤作動を起こし、自らの身体を損傷させているのだとも聞きましたが
担当医からの説明にしろ、ネットで調べた情報にしろ
それぞれの因果関係というか、繋がりが難しくて今ひとつ理解できません。

その際、「免疫を抑えるより強いステロイド剤を投与します」と言われたと思いますが
担当医から続けて告げられた次の言葉のショックでよく覚えていないのです。

「生存できるのは3人に1人です。心臓マッサージが必要になった場合、延命を図りますか?」

つまり、3人に2人は亡くなるということではありませんか!

年初め、風邪でゴホゴホしていたのは知っていますが
その後の緊急入院でマスク型の酸素吸入をしている時に2、3度、呼吸困難で苦しそうな表情を見ただけで
あとはほとんど、気道挿管式の人工呼吸器で眠らされたまま亡くなってしまうというのでしょうか!?

“死ぬ”ことを「息を引き取る」と言うように、肺がこれほど直接的に命に関わるとは
いい年をして今さらながら思わずにはいられません。

日頃、私などには煩く感じるほど二人でよくしゃべっていた女房の進言により
心臓への延命処置はお断りしましたが…。 

 

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9'th Skiing 気分転換の飯綱高原…カービングの圧倒的なスピード感

2012年01月27日 | 冬はもっぱらスキー三昧

25日(水)

小雪時々晴れ
昼食:女房手作りのおにぎり2個

病院から、いつどんな呼び出しがあるか分からない義母の病状をご存じのAさんからは
お気遣いいただいているからでしょう、ここ10日ほどスキーのお誘いがありません。

実際、呼び出されたら1時間以内には駆け付けたいので
しばらくは遠出ができません。

毎日1度は面会に行っても、眠らされているためほとんど反応はないのですが
声をかけて励ますことが家族ができる唯一の手助けなのでしょう。

家に居ていくら心配していたところで、病気の回復には何の役にも立たないのですから
はがゆい思いはなんともやりようがありません。

そんなか、連日降り続いている雪の片付けとともに
スキーのDVD観賞は時間を費やすには持って来いになっていました。

かつては、上級者の滑りを学ぶにはスキー場で滑っている現場を見るしかありませんでしたが
昨今ではビデオ撮影されたDVDによって簡単、かつじっくりと
それも解説付きで何度も見ることができるのですから、これが実はすばらしいことなのです。

現在、手許にはAさんからの借り物2本と、中古ショップで購入した1本
合わせて3本のDVDがあって、繰り返しイメージトレーニングをしているのですが
病状がやや安定した一昨日、気分転換を兼ねて、つい我慢できずに飯綱高原に行ってしまいました。

30分あれば往復でき、娘からもらった1000円の補助券を使うと
一日券がシニアは700円になるこのスキー場に
たった一人でこれほどの回数通うとは思ってもいませんでした。

ところで、スポーツにおけるイメージトレーニングは重要で
ある日、それまでできなかった動きが、頭の中でイメージできた途端に
急にできるようになったりすることがあります。

事実、30年以上前の話ですが
2泊3日のスキー学校に入ってそれまでの滑りを修正された時など
1日目はグチャグチャになってしまったのですが
その夜、寝床の中ではっきりとその滑りがイメージできてからというもの
翌日からは飛躍的に上達した経験があります。

もっとも、初心者のうちは頭の中でイメージすることすらできませんから
ある程度の段階まで上達していないと無理な気がしますが。

もともとスキーの醍醐味は、そのスピード感だった“飛ばし屋”の私にとって
40歳頃にオートバイ(ヤマハSR400)を手放し、かつスキーを止めた原因は
ついつい出してしまう早い速度での転倒によるケガを心配してのことでした。

スキーとオートバイを同じ理由で止めたと言うのもおかしな話ではありますが
「冬はスキー、春から秋はオートバイ」という位置付けでこの2つの趣味を持っていましたので
個人経営である私が、ケガや病気で仕事が出来なくなると、即
収入の道が閉ざされてしまうことになるからです。

その頃主流だったスキッディング(横滑り+外足荷重)に比べ
現在流行っているカービング(横滑りなし+両足荷重)の滑りは
習得するにつれて、その圧倒的なスピード感にはとにかく驚かされます。

実際に早いのか、もしくは早く感じるだけなのか、それは分かりませんが
レースに出場するつもりなど全くありませんから、スピード感が楽しめればそれで充分なのです。

スキッディングは、基本的に外足1本に乗ったブレーキング中心の直線的滑り
カービングは内足にも荷重して2本足に乗った曲線の連続の滑りなので
1本足より2本足、安定度がまったく違うのも
コケルことによるケガを恐れる“年寄りの飛ばし屋”には嬉しい限りです。

DVDによって上級者の滑りのイメージが頭にしっかりと残っていて
自分までもが上手くなったと錯覚したせいもあったのでしょう
重心が前へ前へと積極的に移動できたため、この日は気分転換には充分過ぎるほど
この高速ターンを楽しむことができたのでした。

 

 

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ある医師のインフォームドコンセント(抜粋・一部加工)

2012年01月25日 | 肺炎の怖さ(義母死去の経緯)

(インフォームド・コンセント)

正しい情報を得た(伝えられた)上での合意を意味する概念。

医療行為(投薬・手術・検査など)においては
患者が治療の内容についてよく説明を受け十分理解した上で
自らの自由意思に基づいて、医師を含む医療サービスの提供者と方針において合意することです。

単なる「同意」だけでなく、説明を受けた上で治療を「拒否」することも含まれています。

説明の内容としては、対象となる行為の名称・内容・期待されている結果のみではなく
代替治療・副作用や成功率・費用・予後までも含んだ正確な情報が与えられることが望まれます。

また、患者側も納得するまで質問し説明を求めなければなりません。


(高齢者肺炎のインフォームドコンセントの注意点)

・肺炎と診断した根拠と、どういう治療をするのかを分かり易く説明する。
・原因菌の確定前に、治療を始めて効果を見ながら変更していくことを説明する。
・外来で治療するか、入院して治療するかの検討。
・理解判断能力の低下した高齢患者への配慮。
・終末期においては肺炎の積極的な治療をしないという選択肢もあり得る。

 

(治療効果が出ないときの説明)

原因菌の決定を基にして適切な抗生物質療法をやっても、治療効果がでない場合があります。

高齢患者では、患者自身の免疫力が落ちて治療効果が出ない場合や
誤嚥性肺炎を繰り返す場合、肺がんなどによる閉塞性の肺炎の場合などは
ある意味、終末期と見られ、どこまで積極的な治療を続けるかについては、難しい倫理的な問題を含んで来ます。

「人工呼吸器をつければ、呼吸は楽になるかもしれませんが
意識を低下させるような薬を使うことになり、色々話すことは難しくなるかもしれませんが、どうしましょうか」と
最期の時期にどのような治療を患者が望むのかという確認は必要です。

古い西洋の諺に「肺炎は老人の友」という言葉があり
静かで苦しみも感じない大往生の形で最期の時を迎える高齢患者も少なくないのです。

肺炎の終末期医療において
積極的な肺炎の治療をしないことは患者・家族を見放すことではありません。

「肺炎の治癒は難しいかもしれないが、苦痛を取ることは最大限行っていきますから」というように
患者家族を支える言葉も大事なのではないかと思われます。

 

(意思決定能力の確認と事前指定・代理決定)

前記のように高齢の肺炎患者では、痴呆などの疾患だけでなく
低酸素血症や高炭酸ガス血症により理解力や判断力が低下してくることがあります。

微妙な意思決定能力の評価は精神科医に依頼することになりますが、一般的には
(1)検査・治療方法が判る理解能力
(2)自分なりの根拠によって選択できる評価能力
(3)その選択を伝える伝達能力
があれば、意思決定能力があると判断してよいでしょう。

ある期間をおいて再確認できれば、決定の信頼性は高まります。

病状が悪化して意思決定能力が低下する場合に備えて
自分なりの治療についての意志表示をする「事前指示書」や
代理決定する人を決めておく「事前指定書」を作る病院も出てきています。

いずれにしろ、患者の意識がなくなる前に
どのような最期の日々を迎えたいかということを話しておくことは担当医の重要な仕事です。

また、そのようなものを残さず意識低下状態に陥った場合には
患者の関係者による「代理決定」がなされることになりますが
患者本人の意思を推察できる人による代行判断を仰ぐことになります。

これも難しい場合には
患者の関係者によって自分たちが患者の状況だったらどう望むだろうかという
最善の利益を考えて治療方針を決定していくことになります。

 

(代理決定を求めても、家族間で意見が別れたらどうするのか?)

家族などが代わりに意思決定をする場合、患者本人の意識があった時の言動をよく知っていて
その思いを代弁できる人による代行判断が優先されますが、どうしてもそれが難しい場合
自分がその立場だったらどうして欲しいかという最善利益の視点から関係者が協議することになります。

このような場合、医師からは
「患者さんの意識があったとしたら、どうされたいと思われるでしょうか?」などと尋ねながら
この患者さんがこれまでどのような人生を送って来られたかを訊くようにすると
決定の方向が何となく見えて来ますし、代理決定する人の精神的負担の軽減にも繋がることが多いのです。

医師から「この方法が良い」などと強く奨めることは控え
何よりも声が大きいなどのキーパーソンの考えだけで決定することは避けなければなりません。

とにかく、充分に家族の思いを聞くことには時間をかけるべきです。

特に、状況が悪化し呼吸不全で人工呼吸器を付ける場合など、医師としては
早急に結論が欲しくなりますが、ある程度の家族内のコンセンサスが出る前に治療を決定すると
後々まで家族内のしこりを残すことにもなりますので注意しなければなりません。 

 

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高齢者(65歳以上)の「肺炎」事情

2012年01月24日 | 肺炎の怖さ(義母死去の経緯)

日本の全年齢における“原因別”死亡統計によると、肺炎はここ10数年来
がん・心臓病・脳卒中に次いで第4位を占め続けています。

ただし、85歳以上では2位、90歳以上では第1位です。

近年、新しい抗菌剤が数多く開発され使用されているにも拘わらず
死亡原因としての肺炎は減少するというより徐々に増加傾向にさえあるのです。

さらに、肺炎で死亡した人の90%は65歳以上の高齢者なのですから
医療が発達した現在でも、高齢者とってはまだまだ非常に厳しく恐い病気と言えます。

 
多くの高齢者の命を脅かす肺炎の特徴として、以下の4点が挙げられます。

(1)老化による生理機能低下のため、咳・痰・発熱などの典型的な臨床症状を欠くことが多く
これが肺炎の発見の遅れにつながる可能性があるとされています。
 
(2)高齢者は様々な基礎疾患(成り立ちの大もとの病気)を持つことが多く
肺炎が重症化し易くなる傾向があります。
 
(3)老化による薬物代謝・排泄機能の低下のため、治療薬の副作用が生じ易くなります。
 
(4)誤嚥(ごえん。異物を誤って飲み込むこと)の関与が原因として大きい
つまり、口腔咽頭内に定着した菌を下気道に吸入することによって
肺炎を引き起こすので再発もしやすいのです。
 
 このように、高齢者ほど死亡率が高くなる肺炎ですが
インフルエンザが流行する冬場は特に要注意で
「元気がない、食欲がない」程度の症状でもいきなり重症化する例があります。

 

ところで、肺炎には次のような種類があります。

①一般の社会生活を送っている人がかかる市中肺炎
(細菌性が多いがウイルス・マイコプラズマ・クラミジア・レジオネラなどの“非定型”もある)

②病院や老人ホームなどでかかる施設内肺炎(グラム陽性菌・陰性菌)

③食物や唾液が気道に入って起きる誤嚥性肺炎(口腔内常在菌)

④肺が縮む間質性肺炎(非感染性)など

 

重症化する肺炎は大半が細菌感染です。

インフルエンザから肺炎を併発して死亡する患者さんも、ウイルスだけで肺炎になる人は少なく
ほとんどが肺炎球菌やブドウ球菌などの細菌が二次感染したもので
現代は“新型”に注意が向けられがちですが、お年寄りは
従来の季節性のほうが死亡率もはるかに高いとされています。

肺炎はとにかく進行が早いので、迅速な診断が必要です。

発熱、せき、たんなどの症状、X線検査で肺が白く見える浸潤影
血液検査で白血球値や炎症値(CRP)の上昇があれば肺炎の疑いが強いのですが
病原菌の確定には時間がかかるため、まず重症化しやすい細菌性を念頭に治療を始めます。

細菌性で最も多い病原菌は肺炎球菌ですが
ほかにインフルエンザ菌(ウイルスとは異なる)、黄色ブドウ球菌などがあります。

治療にはペニシリン系、セフェム系、ニューキノロン系の抗生物質を投与します。

重症度を判定して、軽度なら外来で内服、中等度で脱水などがあれば
入院して点滴を行うことになります。

非定型肺炎の疑いが強い場合はマクロライド系、ニューキノロン系の抗生物質を使用しますが
高齢者の誤嚥性肺炎はペニシリンなどの内服薬が効き難いので入院して点滴で投与します。

いずれにしろ、肺炎治療は抗生物質の種類と量、投与法をどう決めるかがカギです。

判定は治療開始から3日で行い
熱、白血球、CRP値などが下がって来なければ、薬の種類や量を見直します。

X線は遅れて反応するので、影が残っていても熱が下がればひと安心です。

お年寄りは熱が上がりにくく、体の反応も鈍くなるので、治療が遅れて重症化し易く
また嚥下力も落ちてくるので誤嚥性も多く、家族や介護者が
細かに観察してあげることが早期発見には重要です。

昨今、予防策として肺炎球菌ワクチン接種が注目されています。

単独で有効という疫学データはまだないのですが、米国ではインフルエンザワクチンと
合わせて接種すれば、重症化や死亡率を下げるという報告もあります。

一度の接種で5年間は抗体があり、費用は6000~8000円程度
肺炎球菌ワクチンを打てばすべての肺炎にかからないというものではないのですが
かなりの予防効果が期待されていますので、季節性インフルエンザと肺炎球菌ワクチンを
合わせて接種することが奨められています。 

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肺炎は一進一退、“死の選択肢”もある…

2012年01月21日 | 肺炎の怖さ(義母死去の経緯)

81歳になる義母の肺炎は、一般病棟にようやく移って
マスク型呼吸器で済むまでに回復したと思った途端
一晩でまたICUに戻されるという重篤な状態に陥ってしまいました。

肺炎球菌の姿は痰の中にもう見受けられないのに、それまで繁殖が抑えられていた
別の細菌が増殖し出して面倒なことになっているのだそうです。

肺の炎症を抑えるために投与されるステロイド剤によって
身体の免疫作用が下がっていることがその側面にあるらしいことが
医師の難しい話とネットの情報から、おぼろげながらも理解できました。

発症から3日でこの世を去った愛犬ぺぺは血液でしたが
また「免疫」なる単語が登場しているのですから、コトの重要性は想像に難くありません。

担当医から再度、呼び出しを受け気道挿入型を長く続けていると
肺の呼吸能力が下がってもし回復しても、気管切開型の人工呼吸器を
装着したままの生活になる確率が高まると説明されました。

またその際に「気道型をもう挿入しない選択もあり、その場合は
亡くなることになります」と家族としての意向を問われたのです。

風邪との診察からたった1週間後に、それでも直りが遅いから、と再び訪れた病院で
肺炎と診断されてその日に入院、その3日後にICUに運び込まれて
ほとんど薬で眠らされたまま死なせてしまうなど、できるはずがないのです。

普段から口にしていた「もう、いつ死んでも良い。ただ、楽に逝きたい」を真に受けて
このまま呼吸器を外すのであれば、それは確かに
本人の意向にほぼ沿っているとはいうものの…。 

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8'th Skiing 飯綱高原(里谷多英コース)

2012年01月19日 | 冬はもっぱらスキー三昧

18日(水)
(市営)飯綱高原スキー場
快晴のち晴

Aさんから頂いたR14の板ですが
ネットで調べながらビンディングの調整を自分で終わらせたら
なんとも早く試してみたくて、また飯綱に行ってしまいました。

今回は、コンビニでいろいろ400円程度買って行けば昼食には充分なので
大体どれも1000円するスキー場の昼食をケチってしまいました。

ここのレストランなどは、12月下旬から3月中旬までの短いシーズンの昼食だけで
1年分を稼ぎ出さなければならないのでしょうから
一人で長居すると申し訳なく感じてしまい、気持ち的にゆっくりできないせいもあります。

ところで、R14の効果でしょうか、内スキーのエッジングが強くなり
前の板よりも切れ上がるような感じがしますが、まだよく分かりません。

ただ、全長250m・平均斜度27度の里谷多英コースの未整地・コブ斜面を
コケルことなく3本下りれましたので、これももしかしたら板の効果なのかもしれません。


(一旦は閉鎖されたはずですが、今は滑れます。
ただし、ご覧のように人影なし)

このバーンは長野オリンピックの際にモーグル競技に使われ
里谷多英さんが金メダルを取った記念にこのように名付けられました。

そのスタート地点はリフトを降りてから中級斜面を300mほど滑り下りた所にあって
ちょうど息切れし出してこのバーン突入することになり
“上から一気”は、今の私にはまだとても無理です。

ここだけでも、途中で1回は呼吸を整えないと後半の深いコブで飛ばされてしまうのですから
重心位置を中心にまだまだ修行が足りません。

 

 

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6'th 飯綱高原  7'th 戸隠

2012年01月16日 | 冬はもっぱらスキー三昧

12日(木)

(市営)飯綱高原スキー場
小雪のち時々薄曇り

前回、不整地が多く、結構ハードだったコースに
再度、挑戦しに行ったのですが、今回は綺麗に整地されていました。

やはりこの方がはるかに滑り易いのですから
昔のようにちょっとキツイ斜面のコブを
そのままにしてあるスキー場やコースが敬遠されるのもやむを得ないことなのでしょう。

6日に来た時はそれなりに人がいたのですが
今回はあまりに来場者が少なくて、いま一つ、気持ちが乗らなかったせいもあって
敢えて選んで滑り下りた未整地コースでつまらないコケ方をして
軽い“鞭打ち”になってしまいました。

 

結構、美味いソースかつ重:1000円(豚汁付)

この日の漬物は左:みじん切りのザーサイ 右:ワラビの醤油漬け

 

15日(日)

戸隠スキー場
小雪のち時々晴

Aさんにも“一日券無料ご招待券”を差し上げ
リフトが運行し出す8時半から午後1時半まで5時間
今シーズンで一番長時間、たっぷりと楽しみました。

昨年、60代にして1級を取得したAさんのカービングの滑りに
ようやく何とか付いていけるようになってきましたし
上級コースのどの急斜面もノンストップで下りれたのですから
ますますハマってしまいそうです。

 右のR14のカービングスキーを昨日、Aさんからまた“お下がり”でいただきました。

今までの左がR28だったそうですので
劇的に滑りが変わる可能性もあるとのことで次回が楽しみです。

 

ここで改めて「カービングスキー」とは…

1980年代終わりに開発され、93年に市販、98年から主流になった
サイドカット半径が小さい(側面の湾曲が著しい)スキー板。
従来の板に比べ、前部、後部の幅が2センチ以上も広く長さは約30センチ短い。
サイドカット半径は従来の40mに対し14mと小さく一見、「しゃもじ」を連想する。
簡単に回れてブレーキがきいて暴走せず、上達が早い。

体を45度以上倒せるなど、以前とは別のスポーツの感覚である。
スキー史上最大の革命ともいえ、100年続いた旧来の板は98年に生産終了した。
製品の使用感は年々平易になり、ワイド化による深雪走破力と
軟化によるマイルドな操作性が当面の方向。

 

では、旧式スキーは…

スキー板は石器時代の壁画にも描かれているが、
近代スキーが確立されたのは19世紀終盤とされ、ノルウェーで
真っ直ぐな木製板の側面に湾曲をつけたスキー板が発明された。
しかし、サイドカットは極めてゆるかったので
スキーヤーはそれから100年以上も、“ターンする難しさ”に苦労する。
日本で最後に苦労したスキーヤーは人数が非常に多く
1986~95年に起きた平成バブルのスキーブームの新参客である。
上達しない失意と羨望スポーツへの幻滅が限度を超えると
スキーヤーはスキーをいっせいに捨てて引退組と転向組に分かれ
転向組が1996、97年以降の爆発的なスノーボードブームを起こした。

 

 

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ICUですでに5日

2012年01月14日 | 肺炎の怖さ(義母死去の経緯)

1日3回、朝昼夕の合計でも2時間半しかない面会時間に
義母のM担当医と話をすることができ、X線画像でも白いモヤモヤが減り
症状が改善していると聞いて少し安心できたのは昨夜のことでした。

気管にチューブを挿入する人口呼吸器を装着されていますので
当然話はできないのですが、鎮静剤によって眠らされたままにされるばかりでなく
これを取り外さないように手をベッドにくくり付けられるのですから
家族には何とも痛ましい姿に見えてしまいます。

肺炎の治療自体は投薬によりますので、たかが空気を吸って炭酸ガスを排出するという
人間の中では比較的簡単な呼吸機能を補うだけで
ICUに運び込まれてこんな器械を付けなければならないのです。

そこら辺に生えている植物や動物を食べるだけでエネルギーを生み出して
勝手に動き回るだけでなく“故障個所”の若干の治癒力まで備わった人間を含む生き物を
人工的、機械的に作り出すにはあと何十年もかかるんだろうなあ、などという
つまらないことを感じながら5度目となる面接を済ませてICUを後にしました。 

 

ICU(集中治療室)とは…

内科系、外科系を問わず、呼吸・循環・代謝そのほかの
重篤な急性機能不全の患者を収容して、その容態を24時間体制で管理し
強力かつ集中的に効果的な治療看護を行うことを目的とする。

ただし、元の疾病の治療というよりは
治療の過程において重篤な症状が発生した場合に利用される施設であるため
重篤な症状が収まった時点で各診療科の一般病棟に戻されることが通例である。

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義母の緊急入院で知った肺炎の恐さ

2012年01月11日 | 肺炎の怖さ(義母死去の経緯)

年末の28日に「風邪」と診断されて薬を処方されただけの義母が
症状が改善しないために再度、4日に病院を訪れたところ
「肺炎球菌によると思われる肺炎」と診断され、即日入院になってしまいました。

この病院のいわゆる“かかり付け医”には毎週通院しているのですが
28日は別の当番医による診察だったようです。

それにしても、たった1週間で「風邪」が「肺炎」になってしまうなど
すぐに納得しろと言っても無理な話ではありませんか。

よく巷では「風邪をこじらせると肺炎になる」と言われます。

実際は風邪のウィルスと肺炎の細菌またはウィルは別物なので一連の病ではなく
風邪で炎症を起こした上気道が原因菌を肺に素通ししてしまい
かつ、弱った身体がそれに負けて肺に炎症を起こすのだそうですが
「こじらせる」にしても「負けて被患する」にしても、たった1週間で
それも入院5日目にしてICUでの緊急治療になってしまうなんて…。


(ICU内部には何人もの医師と10人ほどの看護士がいます)

ところで、これまでガンや血管疾患、糖尿病ばかりに目がいっていたのですが
統計上、肺炎が死亡原因の4位に入っている病気であることを知りました。

主な原因である肺炎球菌などの細菌は、基本的には抗生物質で治療できていたのですが
1929年のペニシリンの発見以来、もう少しで200年が経とうとする現代
こうした抗生物質でも死なない細菌が増えてきたため
さらには、ウィルスなど、別の原因によるものまで登場して
治療が簡単ではなくなっているのだそうです。

(抗生物質…微生物の産生物に由来する化学療法剤) 

今のところ、義母にもさまざまな抗生物質を投与して効果のあるものを
探す治療が続いていますが、効果を確認するには2、3日を要し
昨日はその間に炎症が進行して呼吸困難になったため、それまでの酸素マスクでは足りず
人口呼吸器の管を挿入して酸素を補う状態に陥りました。

これさえ難しくなると、咽喉を切開する呼吸器を取付けざるを得ず
場合によっては一生、これが外せなくなるという説明もすでに医師から受けています。

孫達がいた3日までは三度の食事もちゃんと取れていたとは言え
これを、特に年寄りにとっては大切な病気の早期発見と思うしかしょうがないわけで
今となっては効果のある薬が一日も早く見つかることを祈るばかりです。 

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またしても姿が見えない「尿管結石」

2012年01月09日 | 病気一般の話題

かつて2度ほど「尿管結石」を患ったことがあるかも知れません。

「かも」と言うには理由があって、どちらもX線写真に“結石”が映っていなかったからです。

10年ほど前の最初の時は、夜中の3時に尿意を覚えてトイレで用を足しても残尿感が強く
そのうちに便意まで催してきたのでこれも済ませたのですが
こちらもその後の快感が全くないどころか、下腹部にひどい痛みまで感じてきたのです。

慌てて総合病院の“救急”に、あまりの痛さで吐気さえするのを我慢して自分の車で駆け込んだのに
持ち回りの当番医による痛み止めの服用、次いで点滴の処置をされてもいっこうに納まらず
2時間後にようやく登場した宿直医による注射でようやく痛みが退き
X線を撮っての診察に辿りついたのは、すでにすっかり夜も明けた頃のことでした。

「特に石は映っていませんが、症状からは尿管結石と思われます。正式な治療を受けてください」

この宿直医でさえ専門外のため、そのまま治療開始時間を待って
泌尿科での診察を受けたのですが、ここで再度、撮影されたX線写真を見ながら医師は
「何も映っていませんねえ」

「念のため」と処方された痛み止めの座薬は一個も使いことなく冷蔵庫に保管
いつの間にか、適当に女房達に使われてしまいました。

私はと言えば、何事もなかったかのようにその朝から普段の日常に戻っていました。

その後数年経った2度目は、昼間に同様の感覚があって、痛みがひどくなる前に
知人に紹介されたこの病気では評判の個人開業医に駆け込んだのですが、ここでも発見に至らず…。

でも、痛み止と石を溶かす薬を処方されました。

「King of  pain」を恐れるがあまりの“早とちり”だったのでしょうか。

そして今朝、と言うか夜中の1時、またあの尿意・便意・鈍痛の3重奏に見舞われ、すわ、病院へ。

今回は最初の時と違う近くの総合病院でした。

過去の経験を眠そうな看護士に話したら、尿検査をするからと紙コップを渡され
「してから30分なのに1cmも出るか!」と思いつつ必死で頑張りましたが
やはり一滴も出ず仕舞い・・・。

痛みはひどくならず、むしろ下腹部が便と尿で圧迫されている感じに変わっていたので
様子を見るから、とそのまま帰ってきてしまったのです。

しかし、その鈍痛のような圧迫感が気になってとても眠れず
多分、生涯2度目となる“浣腸”まで必死になって突っ込んだのに
液体のグリセリンンの他にはほんの塊がポチャンと落ちただけでした。

そんな奮闘の甲斐もあって、少しだけウトウトできて目が覚めた午前4時頃には
また何もかもが全部消え去っていたのです。

かくして今回も何が原因でこうなったのか全然わからないまま
長かった夜が明けた今は、普段通りの生活ができているのですから
私の身体、一体全体どうなっているのでしょうか…。

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4'th Skiing 飯綱高原  5'th Skiing 志賀高原

2012年01月08日 | 冬はもっぱらスキー三昧

6日(金)

(市営)飯綱高原スキー場…自宅から僅か15分
快晴のち小雪

二女の婿から回ってきた「勤労者共済会・1000円補助券」を使い
シニア・一日券がたった700円でした。

中・上級者コースは“未整備”のままですので
苦手なコブ&未整備の練習にはウッテツケでしたが、ずいぶんコケました。

昼飯の「ソースかつ重1000円」は嬉しい漬物2皿と豚汁付き、味も予想外に美味かったなあ。

 

7日(土)

志賀高原・西館山
西館:曇り 一ノ瀬:吹雪

全山のリフトが“カード読込式”で今風とは言え
やはり、シニア半日券3600円(+保証金500円)は高くてモロに懐に響きます。

これで昼飯の1000円がプラスされますので、ここではほぼ一日5千円かかりますが

今シーズン2回目となるAさんと2人で滑りまくるのであれば
ここのように数多くのゲレンデとさまざまな斜度のコースがないと飽きてしまいます。

前日の秘密練習が役に立ってか、結構、いい滑りができました。



カードを返却すると保証金500円が返ってくるのですが
忘れて持ち帰ってきてしまいました。次回でも良いと思いますが…。

 

 

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勢揃い

2012年01月04日 | 日々の暮らし

2人の娘と孫たちはすぐに集まるのですが
“婿殿”達までとなると、これがなかなか難しいのです。

この正月、何分間だけ全員が顔を揃えた際に
無理やり記念撮影と相成りました。

 

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あけましておめでとうございます。

2012年01月01日 | 日々の暮らし

昨年の正月は、閉店直後でゴチャゴチャしていましたし
隠居生活を始めたばかりでしたので
精神的に不安定なところがあった気がします。

ようやく一年経って、なんとなくペースが掴めてきた今年の元旦は
平穏な気持ちで迎えることができました。

ぺぺがいない寂しさも昨年との大きな違いですが
長女が3人の孫を引き連れて帰省していますので、数分毎に上がる高い声の喧騒に紛れて助かっています。

午後からは町内の新年会に出席しなければならず
事あるごとに出される苦手な日本酒をシコタマ飲まされることになるはずです。

 

今年もみなさまにとって、良い年でありますように。

 

 

 

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