保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

歳を取って分かる歯の大切さ (その1)

2008年05月31日 | 歯の健康&インプラント

身元不明の遺体の捜索で、歯医者のカルテが有力情報と聞く。


35歳の頃から“歯磨き”に目覚めた動機は不純だ。

男の間には昔から「歯、目、マラの順に年老いる」との“言い伝え”がある。

若年の砌だったジージはそれをそのまま信じ「だったら歯の老いを遅らせれば目、

マラも玉突き的に遅れるはず」との結論を導き出した。



日常できる歯の管理と言えば歯磨きしかないわけで、後は定期的に歯医者に出向き

歯垢の除去を含めた定期健診をする以外にはやりようがない。


こうして目覚めた歯磨きはこの後10年掛かって完璧を極めた。


今でも夜は2本の種類の異なる歯ブラシを30分程くわえているし、毎食後必ず磨いてい

る。


今は嫁いでしまった2人の娘に、父親としてこれと言って処世訓めいたものは何一つとし

て教え込んだ記憶もないが、唯一受け継いでくれたものは「歯磨きの習慣」かもしれな

い。

姉は歯医者に「綺麗な歯だね」と写真を撮られたこともあると聞いた。



その孫達も歯磨きをイヤがらずにしているのを見ると嬉しくなる。



障害犬“ぺぺ”も子犬の頃からひっくり返して歯磨きをしているが、こちらは12年間も

やっているのにいっこうに慣れてはくれないので、全ての歯を一通り擦るのが精一杯だ。

あまり嫌がるので半年くらい止めたことがあるが、歯の根っこの方に茶色の硬い膜が付着

し出して爪で引っ掻くとぺロッとはがれる。

これはまずいと再開したらなくなった。



父親の甘い物好きが遺伝して幼少の頃から、このなく菓子パンや大福、だんごの餅菓子を

愛したものだから、歯医者は唯一のなじみの医者となっていた。

もともと「受け口」も遺伝で受け継ぎ、小学校低学年の頃には軽い矯正治療も受けたこと

があったのだ。


親の代から歯医者はU歯科と決まっていて50歳になるまで他に浮気することなくここに

通っていたのだが、年に1度、ちょうどゴールデンウィーク辺りに必ず奥歯の歯茎が炎症

を起こすようになったのは、45歳を過ぎた頃からだった。


U歯科でその奥歯を治療していた関係もあり、その都度お世話になっていたが、行く度に

治療する内容は、「これは効くよ」と薬を塗布し痛み止めの薬の処方箋をよこすだけだ。


さすがに、年に一度必ずはおかしいのでは、と思って別の歯医者に行ってみようと決断し

たのは50歳の頃だったのだ。

若先生は老先生に比べて腕が悪い、という評判を聞いていた影響もあった。



この決断がその後、ジージの歯に大きな影響を与えることとなる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さようなら、また会う日まで! 160サファリ納車

2008年05月30日 | クルマ販売と板金修理の実録
名義変更も終わり納車準備は全て整っていた。

整備は万全だが何の心配もしていないと言えばウソになる。


26年前の製造であることは事実で、T型フォードからまだ100年ほどしか経っ

ていない量産車の歴史の四分の一も前のクルマということになる。

人の歴史に例えてみれば西暦2000年の四分の一と言えば500年だ。

500年前の日本は江戸時代さえはるかに飛び越えて戦国時代にまで遡ってしま

う。



あくまで感覚的にはそのくらい古い機械であるわけで、そりゃ何もない方がおかし

いのだが旧車は構造が単純だからなんとかなる。

ミッション、リアサス、ステダンその他細かい部品いろいろが外されて、見るも無

残な姿にはなっているが部品取りの161サファリもしばらくはとって置くつもり

だ。



むしろそれよりも心配なことは3年後にどんな状態で手許に戻ってくるのか、だ。



クルマの年齢を「カーイェヤー」と言わないので分からないが、“ぺぺ”は15歳

になっているはずで「ドッグイェヤー」だと90歳にもなる。

その頃でも今のように毎朝元気で散歩をしているだろうか?


整形外科、歯医者、内科と3箇所も定期的に通院している私は、老齢基礎年金の報

酬比例部分の特別支給を受けているはずだ。



何はともあれ3年後の再開を楽しみに、緊張顔の新オーナーのHちゃんに操られて

走り出す“サファン”と名付けらた160サファリの後ろ姿を記念に撮っておこう 














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥のフンを放っておいてはいけない!

2008年05月28日 | クルマ販売と板金修理の実録
当店展示場にH3年以来の樫の木がある。

当初は3m高の脚立でテッペンまで届いていたのだが、なるべく高さを抑えていたにもか

かわらずいつの間にかゆうに6~7mになってしまい、植木屋さんに頼まなければ枝の手

入れもできなくなってしまった。


常緑樹が良いからという私の希望から植木屋さんが選んでくれたのだが、ちょうど今ごろ

は結構葉が落ちる。


この木に毎年、時を同じくして群がる鳥たちのフンに悩まされることになったのはいつの

頃からだったのか。


落葉と“落フン”でこの時期、この樫の木の下は一年で一番汚い。



“花鳥風月”に疎いのでなんと言う鳥なのかは判らないが、スズメ位の大きさの鳥が夕方

になるとどこからともなく集まって朝にはもういない。

多い時は30羽ほどが群がっている。



ちょうど真下に展示する車のリアゲート辺りに彼らのフンが落ちるのだが、これを

そのままにしておくと大変なことになる。


フンが酸性だと言うことは聞いたことがあるし、事実黒いクルマのルーフやボンネ

ットにフンを放置したため塗装が痛んだ、と修理依頼されたこともある。


されたらすぐ洗い流せば簡単に落ちるフンも、かなり強くなっている日差しでカチンカチ

ンになってしまうと手強い。


展示車の洗車は大体土日のどちらかに女房が半日掛かりでやっているが、週一なのでたま

に私が念入りに、こびりついたりワイパーや背面タイヤ裏側に入り込んでいる分を落す。


たまたま忙しさに紛れて間が開いてしまったのだが、先日まで飾ってあった白のテリオス

キッドはテールウィング上面の、フンが重点的に落ちる2個所が直径20cm位の範囲で

茶色に変色してしまっていた。


背が高いためウィングの上が見づらく洗い残しが堆積したのだろう。

商談が発生したため急いで落とそうと思ったが変色と言うよりはこびリ付いている

ようだった。


雑巾で拭き取るにも硬い膜になっていてとても取りきれない。

やむなく塗装に使用する“足付け用タワシ”で擦りあげてようやく取り除いたが、

こうすると塗装の艶をなくしてしまうので、コンパウンドで磨かなければならない。

なんとも面倒なことだ。


苦労して綺麗になったテリオスキッドは無事ご成約となり業販のため即日納車となってし

まい、急ぎその場所には次にムーヴを展示した。




樫の木の真下の展示車が、フン対策のベニヤ板をルーフ後方に載せて、“トリふん!”の

注意書きをぶら下げている姿は当店のこの季節の風物詩なのだが、この写真ではまるで

“トリふん売り”の屋台のように見える…。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

S62年ジムニー(SJ30V)ご成約ありがとうございます。

2008年05月27日 | クルマ販売と板金修理の実録

今までバイクに乗っていたというH様にSJ30V(2スト)をお買い上げいただいた。

この手のクルマを誰にでも売るわけには行かない。

“この手”とは今回の場合は「チョーク付」と「2スト」だ。



昨今ではオートチョークを含め、チョークを知らない世代が圧倒的に増えた。



YJラングラーを業者オークションにて落札し馴染みの陸送屋に頼んだ時のことだ。

当店前で積載車から下ろす際、エンジンが掛からないと言う。

これはオートチョークだ。


ジープJ59を出品するため会場への搬入を依頼した時もそうだ。

キーを渡して横で見ていたが掛けられない。

こちらは手動チョークだ。


YJの時とはドライバーは違うがいずれも20歳代に見えた。

どちらも私が掛けてやった。


これが原因とは思わないが、その頃以降、旧車の引き取りで手間取る場合は割増料

金にして欲しいと言い出した。

冗談じゃない!

何でドライバーの力量不足をこちらが面倒見た上、追加の金まで払わなければならない

のだ!


時を前後して他の陸送屋からも同様の通知が来ていたことを知っていたので、ちょ

っとばかりぐちゃぐちゃ文句を言った上でやむなく了承した。



チョークの役目はエンジンが冷えている時の始動時、燃料を濃くして掛かり易くす

ることだ。

このため“かぶる”危険と隣りあわせなわけで、セルの回し始めはチョークを効かせて濃

く、掛からずにかぶりそうなら戻して薄く、このタイミングが問題だ。

オートチョークはこれを“オート”でやるのではない。

アクセルペダルを踏むことによって利かせたり解除したりする必要があるのであっ

て、車がかってに“自動”でやってくれるのは電気制御のインジェクション以降

なのだ。


チョークを利かせたり解除したりは経験に基づく感覚に頼るからややこしい。

もちろん一旦掛かってしまえばエンストしないようにすればいいのだからなんとな

く判る。

それでも今風のようにすぐ走り出してエンストでもさせるとややこしいが。


問題は掛からないときだ。

ついついアクセルペダルをパタパタあおってしまう。

燃料ポンプ付きの場合はこれでプラグはびしょびしょで、外して掃除をしなければ

まず掛からない。

また、チョークが効いているまま掛からないからとセルを回し続けてもそうなる。



こう説明していてもとても説明しきれるものではないのでもうやめる。

これは言葉ではなく、身をもって経験しないととても理解できない世界なのだ…。



もう一つは2ストロークエンジンだ。

オートバイには馴染みのこのメカニズムも、車から外されてすでに20年にはな

る。

とにかくエンジン音が独特だ。

そして青味がかった白い排気ガスを出す。

スロー回転もなんとなく不安定なことが多い。

そこら辺を若い女性客なんかに「エンジンがヘンですね」なんと言われた時などは

無性に腹が立つ。

「2ストはこんなもんですよ」と言うと「なんですかそれ」ときたもんだ!





いつの頃からか、車はキーをひねればエンジンが掛かり、そのまますぐに走り出せ

る便利な機械になった。

作る側も女性客を重要なターゲットに据えた車造りをして台数を伸ばそうと躍起

だ。

それはそれでもちろん理解できるし、それで良いのだろう。

そんな車が一般的になったためか、形からストレートに車選びをする若い女性客

には「2スト」も「チョーク」も関係なく“数多くの車の中の一種類”に過ぎな

い。



先日もYJラングラーを見たい、と来店された女性がいた。

「これはやめた方がいいですよ」

「なぜですか」

「説明は難しいけどオートチョークだから面倒ですよ」

「そんな車は存在価値がないですね」

「・・・。」




“この手”の車は誰にでも売るわけにはいかないのだ。

クルマに乗り手を選ぶ権利はなく、商売でやる以上は売り手も買い手を選ぶ権利は

ない。よしんば権利はあっても、売れても売れなくてもどちらでもいい、という余裕が

ないと欲しいお客様を断ることなどできるはずがない。

大切な商品を“存在価値がない”とまで言われて心の中で泣いても、そのクルマの

存在価値を認めてくれるお客様に出会うことを祈りながら、今日も頑張ろうと思

う。



























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自動車の末路・・・これが普段見ることのできる最期の姿

2008年05月26日 | クルマ販売と板金修理の実録
解体業者に一台、処分を依頼した。

自走できない車の運搬はこのようにクレーンで積み込まれる。

この姿が普段我々が目にできる自動車としての最期だ。

リサイクル法なるものが施行されて以降、この後を追跡したことはない。

一度は見学したいとかねがね思っているがまだ実現していない。



どの道にもノウハウはあるようで、クレーン作業は傍で見ていても難しそうだ。

ワイヤーを掛けることを「玉がけ」と言うらしく、これはこれで資格もあるよう

だ。

「玉」とは命という意味で吊荷が落下して命を落とさないようクレーンのフ

ックに命をかける、と言う意味だという。

この説明自体は多分こじつけだと思う。

クレーン+ワイヤーで考えると現代的だが、木の柱+縄またはロープ+滑車で考えると

「玉がけ」の語源はかなり古いものであることが想像できる。


現代に住んでいる我々が古代の技術や文明に接した時、よく「こんな時代にすでにこんな

ものがあったの?」と感想をもらす。

これは“現代人のおごり”だ。

電気のように新しいエネルギーを100%利用するものはもちろんその発見以降でないと

この世の中に存在しなくても、かつての権力者には「人力」というとてつもないエネルギ

ーがあった。例えば自動車だってガソリンで回るエンジンはなくても100人程度の男性

に次々に交代させて引っ張らせればどこまででも行ける。もっとも最高速度は時速20k

mがせいぜいだが。



こうして吊り上げられてしまった車が,再度クルマとして復活することはほとんどあり得

ない。

2トンはあるこの車の新車の価格は約330万円だった。

新車メーカー、新車ディーラー、営業マン、車検工場、中古車販売店、ガソリンス

タンドなどなどのさまざまな人々の生活を支え、何よりもユーザーの日常生活の役

にたって13年間働き続けてきた車の末路は35000円の“資源ゴミ”なのだ。












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

守り神は「招き猫」ならぬ“ラッキーキャット”

2008年05月24日 | クルマ販売と板金修理の実録
当店創業時からの守り神は“ラッキーキャット”だ。

一般的には「招き猫」というが、ウチのはちょっと違うのだ。

事務所入り口を入ってすぐ左手のコーナーキャビネットに鎮座なさっているので、

ご来店の折にはぜひ“お賽銭”をあげていただきたい。

招き猫との違いは

1.目がブルー

2.左手が「おいでおいで」ではなく「カモン!」のため、手のひらが後ろ向き

3.よだれかけに“ラッキー”の文字

4.前に置いてある俵には「MIRRION $」

という具合だ。



H3年秋、開店を11月3日の文化の日に決めて準備を進めていた頃、さまざまな業種の

事務所に神棚があることに気付いていた私も、お客様をお迎えする事務所に棚を作り商売

繁盛の守り神を安置しようと考えていた。すぐに思い立ったのが「招き猫「と「福助」だ

った。


神棚とは言っても時代劇や仁侠映画に出てくる、建設会社の事務所によくある天井から吊

り下げられているタイプは趣味に合わない。

室内のテーブル、椅子(旧小学校用)、照明器具などはアーリーアメリカン風にまとめよ

うと決めていたし、市内の家具やで手配済みだった。

その中の一つのコーナーキャビネットは上段開き戸の部分を神棚にしようと選んだ物だ。

表面をわざと古めかしく加工してあり、価格は覚えていないが、かなり高額だったと記憶

している。


招き猫と言えば思い立つのは陶器屋さんだ。

料理などしたこともなく食器にもぜんぜん興味もないので、立ち寄ったのは新車の営業マ

ンだった時の顧客だったk食器店と、女房と行くデパートの食器売り場だけだった。

デパートの食器売り場で見かけたことはないが、K食器店にはウィンドに「飾り物」があ

ったようだが招き猫の記憶はなかった。



なんの拍子にこの“ラッキーキャット”を見つけたのか正直覚えていないが、善光寺にす

ぐ近い古めかしい陶器店店頭の小さなショーウィンドウに、ほこりをかぶって飾られてい

たのを見つけた時のうれしさははっきり覚えている。


何年も売れないで飾られているんだろうな、と思いながら「これください!」と店員のお

ばちゃんに差し出したら「新しいのが倉庫にあるからそっちを出してくるよ」ときたもん

だ。


なんだ売れないで残っていたんじゃないのか…。


「なにこれ?」と聞いた時に「ラッキーキャットって言うんだよ」と教えてくれたの

もこのおばちゃんだった。



時にご利益をもたらし、時には何のご利益もないが、17年間という長い年月、当店を見

守ってくれている“ラッキーキャット”サマだ。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 室内は「イザる」で分かる?

2008年05月24日 | 障害犬ぺぺとの楽しかった日々
朝の散歩を終えると“ぺぺ”は1日、車椅子を外している。

後足は立たないのだから撃ち殺された鹿のようにダラッと後方に伸びたままだ。

だから立った姿勢も普通のワンコの「待て」の姿勢になってしまう。

この画像も「待て」をさせているわけではなく、水を飲もうと立ち上がったところ

だ。



普段はこのまま前足だけで後ろ足を引きずって移動する。

理工系出身で語彙が乏しい私は、この状態を表現する言葉を知らないので“イザ

る”と言っている。




かつて「イザリ」と言われていた人達がいた、

正直どんな人を指していたのかはっきりと記憶をしていないのだが、両手を使って

擦り歩く下肢部分の不自由な身体障害者をそう呼んでいたのだと思う。

今の時代この「イザリ」という単語を日常聞くことはなくなっているので、「お

し」とか「つんぼ」とか「めくら」と同じ禁止用語になっているのかもしれない。


「普段はどうやって移動するんですか」とよく尋ねられ「イザっています」と答え

るとみなさん解ってくれる。


「イザる」が正確な単語なのかどうかは知らないし禁止用語なのかもしれない。

しかし他の表現も知らないから使っている。



話は逸れるが日本語は表現が豊かだ、と言われるが決してそんなことはない。

だいたいからして“味”を表わす語彙の不足は目を覆いたくなるばかりだ。

料理番組のレポートなどは聞いていられない。

豊かだ、と言われているから逆にない場合は不満が大きい。



禁止用語の表現は英語的になった。

「びっこ」は足が不自由な人。

「つんぼ」は耳が聞こえない人。

「めくら」は目の見えない人などなど、いちいち説明する表現方法だ。



そうすると“ぺぺ”の場合は、「後ろ足を引きずって前足だけで移動してます」と

そのままの状態を答えればいいのだろう。


それは面倒なので「イザる」で行こうと思う。


一番可愛がっていて、間違っても「卑下」する気持ちなど微塵もない私がそう使っ

ても他人にとやかく言われることはなかろう。

ただ、他人が「この犬“いざり”ですね」と私に向かって言ったら、その時は烈火

の如く怒るかもしれない…。


























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワゴンR お待たせしました。それにしてもグレードの多さには参ってしまう。

2008年05月22日 | クルマ販売と板金修理の実録
H12~H13年 ワゴンR 2WD 5MT 白

かねてよりZ様から依頼されていたワゴンRをようやく探すことができた。


それにしてもこの「軽ナンバー1」を謳うクルマのグレードの多さには閉口する。



オートマにもフロアとコラムの2種類ある。普通はあり得ない。

エンジンにも2種類ある。タイミングベルトと片やチェーン方式だ。これも普通は

あり得ない。

せいぜいがNAかターボくらいだ。

白色も年式によってパールとソリッドがある。これは良くある話で低年式ほどソリ

ッドだ。

ドア枚数は3枚か5枚。2枚と5枚はないと思うがこれも定かではない。




中古車業界に長くいても過去に売ったことがあるものとないものの商品知識には雲

泥の差がある。同じ車種でも知らないグレードはたくさんあるし何が標準装備だっ

たか、などはまず判らない。

こんな時はよくヤフーオークションを参考に見る。その車種に詳しい人は世の中に

はたくさんいるようで、何台も同じ車種の同じグレードの商品情報を見ていくと結

構詳しくなれる。今回のワゴンRもエンジンが2種類あることをヤフーで知った。



とにもかくのも、依頼を受けて約3週間でようやくご希望に沿う車を、下回る予算

で見つけることができたわけで、今度の土日にはご成約になると確信している。




別途、H10年ムーヴをD様、H8年ワゴンRをA様と、昨日と今日の2日間で軽では

あるが2台ご成約いただき本当に嬉しい限りだ。


板金修理ではオデッセイのT様、ご主人に内緒で一日で直す、と言う無理難題を

中古部品使用で何とか対応いたしました。見つからないよう祈りつつ、10万円を超

える修理売上をありがとうございました。

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人身事故車に何を思うか。

2008年05月22日 | クルマ販売と板金修理の実録
M様 アリオン板金修理依頼ありがとうございます。

T様 オデッセイ板金修理依頼ありがとうございます。


このところの板金修理入庫の込み様はここ数年で一番かもしれません。

代車のやりくりも工場長の北沢君の仕事量もいっぱいいっぱいで、

そのため、お預かり日が先になってしまっていることと修理期間が延びていますこ

とを心からお詫びいたします。



昨日ブローカーのN様より画像の人身事故車の入庫があった。

この手の修理は決して気持ちの良いものではない。

このようにフロントガラスは綺麗にくもの巣状に割れるのだが、ほとんどは被害者

の頭によるものなので、その方の髪の毛が付着することが多い。この車にも数本、

長さ5~6cmのやや茶色がかった髪の毛が割れ目に挟まっている。


N君はあえて事故の状況は聞かなかったと言う。

確かにそうだ。

どこに足が当たってどこに腕が当たってどこを怪我して被害者はどうなった、など

知らない方がいい。

何も考えずに直した方がいい。



車検が1年数ヶ月も残った状態で乗り換えられたようだ。

直す我々でさえ気持ちが良くはないのだからオーナーはなおさらだろう。




この車も修理完了の暁には中古車市場に出回っていく。

例え死亡人身事故であろうともその内容を告知する必要はないのだから法律的にも

何ら罪に問われることはない。いわゆる商売上の道義的にも問題あり、とは聞いて

いない。



あなたなら車と車の物損事故により業者オークションの評価点で「修復歴あり」と

なった車と、この車のように「人をはねたが多分修復歴ありとはならない車」のど

ちらなら乗ってもいいと思うのだろうか。

車や鉄製ポール、コンクリ製壁などの硬いものにぶつかって被った破損は、生身の

人間をはねた際の破損よりははるかに大きい。しかし、あえてどちらかを選べと言

われたら“物”の方を選ばないだろうか。


人をはねた車には、たとえ破損部分は全部交換してすっかり元の通りの綺麗な状態

になったとしても「不運」とか「恨み」とか「呪い」とかの得体の知れないものが

張り付いてしまったように感じてしまわないだろうか。

目に見えないものだからこれは取りようがない。


しかし目に見えないのだから黙ってさえいれば分からない。


通常、規定の部分まで破損が達していると「事故車扱い」になるが、達してさえい

なければそうはならない。事故車扱いになるとその車の評価額はかなり減額される

ので、当然小売価格もそれに伴ってかなり安い。ただし「修復歴あり」の表示は義

務付けられる。


多分「事故車扱い」にならないこの車は普通の価格で売られ、普通の価格で買った

お客様は何も知らないままでこの車のオーナーになるのだろう。

“知らぬが仏”とはまさにこのことで、気持ちの上でどうだのこうだのなんて所詮

そんなものなのかもしれないが…。












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫からのプレゼントは本物チョコと“お手製ケーキ”

2008年05月21日 | 日々の暮らし

ヤマトの宅急便で孫達からのバースデープレゼントが昨日届いた。

中に入っていた物は手紙と本物のチョコと“紙+毛糸”製ケーキだ。

ご丁寧にプラスチック製フォークまで付いている。





ケーキということが判ったのは、母である娘にTELしたからで、開封した時はそれ

をハート型キャンドルの燭台かと思っていた。

チョコは孫娘も大好きなのだから、多分自分の分はしっかりと食べた後でパッケー

ジしたのであろう。または「あとで食べようね」と我慢させられて急いで私の分

を包んだのか。


それにしても子供たちは甘いものが好きだ。これは防衛本能からきているものだ、

とものの本で読んだことがある。つまり、人間の体に毒になる物には苦いと酸っぱ

い味のものが多く甘いものは少ないので、よりその本能が活性化している子供の頃

は甘いものを好むのだそうだ。歳を取るとそれが衰えてくるので苦いものや酸っぱ

いものが平気になるという。



折り紙で作ったハートは、GW中遊びに来ていた時に盛んに折っていたもので、

幾度となく「ジージにも教えてあげるね」と言いながら“無理やり”折らされた。




振り返ると私自身も「若い父親」の頃、娘達からいくつもこのようなプレゼントを

もらった。

その頃は家庭を顧みず、がむしゃらに働いていた時期で、子供の成長を見守る余裕

はなく、せいぜいが時間を見つけては一緒に遊んでやることが精一杯だった。

だからと言い訳するつもりはないが、そうして娘達からもらった手紙や絵を取って

置くことをしていなかった。



せめて1年に1枚位は残しておいて彼女たちが嫁ぐ際にでも持たせてあげれば記念

になったのに、と思うが、すでに2人ともいなくなってしまった…。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジージの素顔紹介 59歳誕生日イヴは焼肉を食う。

2008年05月20日 | 日々の暮らし

本日20日、ジージは59歳となりました。

それを記念して素顔をちょっとだけお見せします。

久しぶりの専門店の焼肉なので炭火の焼き方を思い出している最中の真剣な表情です!

それにしても歳を取ったなあ、と画像を見て改めて思う・・・。



“昨年”の誕生日祝いに2人の娘からもらった誕生日プレゼントは市内の炭火焼肉

専門店 C館 の商品券だった。

55歳を過ぎた頃から仕事を終えた後、外出するには「覚悟」がいるようになっ

た。思うにぺぺが障害をかかえてからのことだ。

朝から晩まで脇にいる生活に慣れてしまい、そうしなければ極めて漠然とした不安

を抱いてしまうのだ。外出の間に死ぬとか生きるとか、そうした具体的な不安では

ないから一旦外出してしまえばどうと言うことはないのだが、とにかく心の準備が

必要になってしまった。

加えて、朝5~6時頃からぺぺの散歩に付き合うため夜の外出は極めて苦手になった。

夜8時を過ぎて帰宅しただけで翌日の体調は万全でなくなってしまうのだ。



だから昨年娘からもらった直後はその心の準備ができないうちに58歳の誕生日に

なってしまい、行きそびれた。

その後何度か行こう行こうと思いつつ、せっかくの誕生祝いを何の意味もない時に

使うのは2人の娘に申し訳なく、今年のGWにはちょっと早い前夜祭としてぜひ食べ

に行こう、と思っていたら娘達6人全員がウチに来てしまったので、また行きそび

れた。

これは今年の誕生日しかチャンスはない、と思っていたら女房の方から言い出して

くれたので話はすぐまとまった。


そして目出度く59歳の誕生日イヴに、念願の焼き肉と相成った!


思い返すに最後に焼肉を外で食べたのは、2番目の娘に誘われて今は彼女の旦那

になっている彼と、東口のなんとかと言う店に4人で出かけて以来のことだ。

あの時は2万なんぼの支払いを彼に全て払わせたのは、娘を連れて行かれる父親の

ささやかな抵抗だった(のかもしれない)。


と言うことは2年ぶり位の焼肉ということか?



かつてディーラー勤務の頃、メーカーのロードマンの接待にまだ小さな店だった頃

の本店にはよく食べに行ったもので、とにかく旨いが高くて、自腹を切って行くこ

とはなかったC館も、今では市内に3店を構える人気店となっているが、夕方5時

の店内には当然他のお客は誰もいない貸切状態だった。



多店舗化すると味は落ちる、と世間ではよく言うことで、もしかしたら確かにそう

だったのかもしれないが久しぶりに食べる焼肉の味は、特に最初のカルビの2~3

枚はそれはそれはうまかった!

昼飯はおにぎり1つで済ませて腹の準備も万全だったのも奏功したわけで、

まさに空腹は最高の調味料だった。


かくして1年越しの焼肉イベントは無事終了したのだが、もらった商品券の額は

確認もせずに「1万円」とばかり信じ込んでいたのだが、支払いを済ませた女房が

「1万4千円分あったから2千円分余ったよ」と言うではないか!



そして今日、顔といい手のひらといい、つるつるというかぬるぬるというか、肉の脂によ

る全身パック状態で誕生日当日の雨の朝を迎えている。



娘よ、ありがとう!

来年の還暦祝いの誕生日も、このC館の余った2千円で焼肉が食えるぞ!!













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新品部品使用と「リサイクル部品+たたき出し板金」の価格を比べると・・・。

2008年05月19日 | クルマ販売と板金修理の実録
ディーラーで見積ったというお客様がご来店になり、当店での見積もり依頼を受けた。

全て新品部品を使用して総額約15万円だという。


たぶん内訳は

リアゲート部品代  4万円  交換工賃  2万円
リアバンパー部品代 3万円    塗装代 4万円  ガラス交換 2万円

合計15万円 てな感じかと思う。


新車ディーラーは基本的に新品部品を使用しての交換作業を前提に数字を出す。

私も14年間のディーラー勤務の間に整備部門のフロント受付を約5年経験した

が、それに基づく全くの独断と偏見で推測するにその理由は2つ考えられる。


1つは、今でこそディーラーも僅かではあるが自社工場を持つようになったが、か

つてはほとんどが板金塗装を丸抱えで外注に出していたため、どの位の破損ならば

修理で対応できるのかの判断が付かない等、フロントマンの根本的な知識が不足

していることだ。

この知識不足は我々その道のプロから見ると、一般の消費者のレベルとほとんど

変わらないと言ってもあながち過言ではないほどはなはだしい。それはそうで

彼の職歴は“元整備”で、だいたいは自社工場の整備士の中からちょっと気の

利く者が任命される。国家資格の整備士は当然「整備」を学んで資格を取得して

いるが「板金塗装」は私の知る限りその科目にない。

もともと車のメカ整備、修理と車体の板金塗装は全く別物なのだ。その良い例が

油分の扱いを見ても判る。整備や修理にオイル、グリス、潤滑油等の油は必ず

必要で頻繁に使用するが、板金塗装に油は不要だ。そりゃたまに板金作業で緩ま

ないネジを外す時などは使うこともあるがその程度で、それどころか塗装作業に

なると油どころか“油分”でさえ塗装の大敵となる。塗料を全てはじいてしまう

のだ。だからもし1つ屋根の下で両方の作業をする工場などではかなり気を使わ

ないと支障をきたすことになる。

この知識不足は、たたき出し板金で作業した仕上がり具合を想像できないから

お客様からのクレームを恐れ安全な新品交換作業を勧める結果をもたらす。



2つ目は部門に与えられる売り上げ目標達成のためだ。自ずと金額は高くなるのだ

からその方がいいに決まっている。ディーラーのフロントマンが頭の中でお客様の

懐具合を考える余裕はまずない。

だいたいからほとんどのサービスフロントと称する整備受付は、現場の整備士と

納まったばかりの新車の異音だの不具合だの、1000キロ点検だの3年後の

初回車検だののお客様の間に立って忙しく、自分で凹ましたお客様の価格交渉に

応じているヒマなどない。

丸抱えで中間マージンで30~50㌫儲け、部品は自分の所から供給してお客様に

は定価で売るのだから10~20㌫儲かり、新品を使うことでクレームの率を下げ

られ、万が一クレームがあっても外注先を呼びつけて再修理させればよく、その上

売り上げ金額がノスのであれば、そこに中古部品を使ったりたたき出しの修理で安

くして差し上げることを考える必要はない。

もともとお客様が「凹ましたので直して!」と電話をする先のほとんどは担当の営

業マンなのだからフロントマンは営業マンと話せばそれで済む。価格は営業マン経

由でお客さんに伝わり、直すか直さないかの返事もそこから来るだけの話だ。

この営業マンとの結び付き度合いは新車が納まって日が浅いほど強く、年数が経つ

につれ希薄になるのが一般的だ。だから長期間乗り続けたり中古車で手に入れた車

を凹ませてディーラーに持ち込んでも、普段の習慣から出てくる概算の数字は全て

新品部品使用の金額だ。



とにかく新車ディーラーのサービスフロントは多忙だ。

私の経験上、2度とやりたくないポジションの1つに挙げられる職種なのだ。



それでは実際に新品部品を使わない修理だといくらになるのか。

画像の破損はよくあるパターンで「バックの際にポールを見落としてガツン」だ。

このバックドアの凹みならば充分に修理は可能で、交換は全く必要ない。

これを「交換」と見積もるのはさすがにディーラーだ。



バックドア修理  5万円

リアバンパー修理 3.5万円

合計  税込み8万9250円

完成は24日(土) 

即刻ご納得いただき車を置いていかれることとなった。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リサイクル(中古)部品での板金修理はどのくらい安くなるか?

2008年05月17日 | クルマ販売と板金修理の実録
部品代は大体半分で抑えられる。

工賃は同程度かむしろ安くなることが多い。

特にガラスの交換をしなくて済む場合などはかなり安くなる。



昨日入庫車の大まかな見積もりを参考にしてみよう。


サイドビームが入った以降のドアはツルッとしたデザインが多い。ちょっと前の車

だとドアの真ん中や下側に段差のあるプレスラインを通している。これはドアパネ

ルの強度を保つために付けているものだ。その段差を利用してサイドモールが貼ら

れていたりする。旧エスティマのようにサイドガーニッシュが下半分がを覆ってい

る場合などはそれを外すと複雑なプレスが現れる。最近のドアからはそのプレスが

なくなってしまった。


ピンと張っている鉄板を手のひらで押してもなかなか凹まない。しかし凹んでいる

鉄板を反対側から押すとペコペコする。今も売られているのか分からないがブリキ

製の金魚やカエルの形をした玩具でお腹を押すとペコペコ音がするあれと同じ理屈

だ。表面積が増えてしまっているので元のピンと張った状態に戻らず反対側に出て

しまう時にペコッと音がするのだ。

プレスラインがあるとこの部分が変形を止めてくれる。


サイドビームは接着剤で鉄板にくっ付いているだけなので変形する際にこの接着が

すぐに剥がれてしまう。このため例えばドアならドア1枚がこのブリキの玩具にな

ってしまうのだ。

また、この変形は直そうとするとあちこち“逃げ回る”ので、年式の新しい車はち

ょっとした凹みでもその部位そっくりをたたき出す羽目になる。そして元のピンと

した状態にできるだけ近づけるのだが、それを測定する器械はなく職人の手のひら

の感覚頼みだ。

何と言っても工賃は時間を基に計算されるのだから時間を掛ければ当然高くなる。


結果、交換した方が安くて綺麗、ということになる訳だ。



前置きが長くなったが画像の破損を一目見た見積もりはこんな感じだ。

新品使用の場合  ドアパネル2枚(フロント、リア)8万円
          交換工賃            3万円
          塗装              5万円
         
          合計              16万円

中古使用の場合  ドアパネル2枚         5万円
          交換工賃           2万円
          塗装            4万円
         
          合計            11万円

新品使用はあくまでも推測なのでこれ以上はかかるとの条件付だ。一方中古使用は

確定数字だ。


中古使用の最大の難点はあるとは限らない、という点で、ちょうど良く2枚とも在

庫を見つけられたので中古使用でご依頼いただく運びとなった。

それも「良かった!安くしていただいてありがとうございます」とお礼までいただ

いて…。



“他人の不幸を待つ仕事”も世の中には必ず必要で、こう言っていただける時が一

番嬉しい瞬間だ。後は「すっかり綺麗になって!どこを直したのか判らない!」と

いう言葉を聞けるよう全力を尽くすだけだ。

 






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多くの“事故”ありがとうございます・・・。

2008年05月15日 | クルマ販売と板金修理の実録
連休明け直後は例年通り、中古車販売、板金修理ともにご来客が少なくヒマであっ

たがここに来て板金修理が立て込んで来た。


この修理部門は「他人の不幸を待つ仕事」なのでいろいろな表現に気を使うのは私

一人だろうか。



そもそも“お客様”という表現も、修理後のお引渡しの際はあまり気にならないの

だが、お見積もりやお預かりの時は“いいカモが来た”風に受け取られないよう気

を使う。だから「いらっしゃいませ」は使わず「こんにちは」と言っている。

完成時の「ありがとうございました」は平気で言えるのだが「またどうぞ」とは

口が裂けても言えない。お客さまの方から「また頼むね」と言って頂けると、それ

でも冗談ぽく「お待ちしています!」と言える。



若い頃に販売の5大用語(いらっしゃいませ、ありがとうございました、少々お待

ちください、お待たせしました、恐れ入りますが)なるものを学んですっかり身に

ついている私にとって、お客様と顔を合わせた瞬間に「いらっしゃいませ」と条件

反射的に口に出てしまうのを、唇をパクパクしながらもグッと飲み込んでいること

が分かる。




たぶんお客様はそんな苦労は知る由もないのだろうが…。





ジージは歳を取ったため作業の現場には立っていない。

目は老眼のため色の調合に支障があるし、一日何回曲げるか分からない膝は「加齢

による半月版損傷」で使いすぎると痛くなるので、女房を始め女性に聞いたらみん

な知っていたヒアルロン酸注射を2ヶ月に1度、整形外科でうってもらう。



しかし最近のこの手の薬のコマーシャルが多くなったのには恐れ入った。整形

外科の込みようも尋常ではない。新規患者が予約を取るに2ヶ月待ちとは「それは

ないだろう!」と言いたくなる。もっとも自分で行くようになって実態が解った。

その患者の多くが老人だ。ジージは若い方でもっともっと高齢者だ。そしていわゆ

る“お百姓さん”なのだ。そりゃ年齢的にも普段する仕事の姿勢からして直るはず

もない患者さんばかりで「直す」というより「よくて現状維持」なのはジージと全

く変わらない。だから本人が自分で病院に行けなくなるか、直すことを諦めるか、

死んでいなくなるか、でしか患者数は減らないのだ。




そう言えば医者も「ありがとうございました」を使わず「お大事に」と言う。

高脂血症の投薬治療のため月に1度、処方箋をもらうためだけで金を取られ帰り際

に、痛くも痒くもないのに「お大事に」と病人扱いされることにちょっとムッとす

ることを思い出した。危険因子を減らすだけじゃないか!





やはり“他人の不幸を待つ仕事”は気を使わなければならないのだ!!












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

160サファリご成約ありがとうゴザイマス・・・お支払いはローン?リース?

2008年05月14日 | クルマ販売と板金修理の実録
いよいよ本決まりとなってしまった。
いまさらグチャグチャ言うつもりはない。
Hちゃんに可愛がられて大切に扱われることを心から願うばかりだ。

昨年秋には二女を送り出したジージにとっては「3年後には離婚して帰ってくるからね」と言われたようなものか。

なんだそりゃ!余計解らないぞ。


それはともかく、お支払いは最終的には銀行のオートローンローンと決まったのだが、今までのようにリースを組むかローンにするかの相談を受けた。

実際のところ私自身もよく判らない。
個人の方のご相談内容は“どちらが安いのか”に限られるのではないだろうか。
私自身が車をリースで乗ったことがないし、過去に中古車をリース販売したのはHちゃんの1台だけだったように記憶している。

Hちゃんは車検代や自動車税を含めたメンテナンスリースなので、車両代だけのファイナンスリースのように単純に月払い金額での比較ができないからだ。
また、リースの場合の金利に相当する「リース料率」も「ローン金利料率」ほど一般的な話題ではないのでなおさらだ。
さらにリース期間終了時にその車を返却、または買取り(再リースを含め)することをどう捉えるか。

彼女は高いと言っている。
確かにローンでも最近流行の「残価設定ローン」は金利が高い。また、残価相当額を一番最後の一括払いで組むのだから、そのまとまった金額に長期間のローン金利料率を掛けられると金利総額も大きくなってしまうはずだ。

だいたいから世間で騒がれているサブプライムローンのように、最初は安く、後から高くなる仕組み自体は“優良顧客向け”ではないようだ。
企業が月々返済する約束の借り入れ金を、業績不振を理由に月の払いを減らすよう契約変更してもらう場合も、月々減額した金額の総額を一番最後の月の一括返済に回される。だから借り入れ金額は一緒でも金利総額は高くなるのだ。
そして当然のように借り入れ金利も高く変更される。

こうして見ると、基本的には高い可能性が大きいがはっきりしたことは言えない。


今回は銀行ローンで当店には一括現金払いになってしまうので、残存価格を設定して販売価格との差額をお支払いいただく独自契約としてもらった。
言うなれば「返却条件付販売契約」と言うところか。
そのためHちゃんの支払い金額は少なくて済むし、サファリは必ず3年後には私の手許に戻ることとなる。
法的にどうなのかははっきりしないがお互いが了解して文章にしておけば良いのではないかと思う。

似たような契約形態が不動産にあったが名前は忘れてしまった。


こうして無事、契約は成立し、後は名義変更をして納車を待つばかりとなった。

一応、納車はなるべく遅らせ、その間は自由に私が乗り回す了解を取ったことは言

うまでもない。









コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする