保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

風呂の残り水を“サイフォンの原理”で汲み出す

2015年06月04日 | 自然農法による自給用野菜作り

先週の霧雨のような5分間ほどのたった1回は別にして
最近雨が降った記憶がなかったところへ
久しぶりに昨日は雨らしい雨が降ってくれました。

先月5日の夜、近くのスナックで毎月行なわれる無尽の飲み会に行った際
傘を忘れて来たのでその日の雨ははっきりと覚えているのですが
それ以降、傘を差す必要はありませんでした。

週に1回程度はあるはずの雨水だけで育てて
しっかりと根を張らせる自然農法とは言え、これではさすがに
水やりをしないわけに行かず風呂の残り水を汲み出して再利用しています。

【サイフォンの原理で残り水を汲み出す方法】


浴槽内水面よりホースの外の端を低くする。
上図の状態だと浴槽がカラになるまで流れ出る。

(ホースが長い時:我家の方法)

1.ホースの浴槽側の端に蛇口を突っ込みホースの外の端から
水が流れ出るまで蛇口を開いて水を出す。
2.蛇口を閉めホースを抜いて即座に浴槽に沈めると自然に外に流れ出す。
3.浴槽内のホースが水面から上になると止まるので
ホースの沈め加減で必要な水量が調整できる。

(ホースが短くてよい時)

1.ホース全体をゆっくりと浴槽に沈め中を水で満たす。
2.外に出す側のホースの端にコルク栓などを詰めて外に引き出す。
3.栓を外すと自然に流れ出る。水量調整は上と同様。

 

上のように漬物用器50ℓ、バケツ15ℓ×2、その他で
合計約100㍑が1回で汲み出せるとして100坪の畑の半分は通路ですから
野菜の植わっている面積は50坪、この全てに水を撒くとすると
1坪(1.8m×1.8m)当りは2ℓの計算になります。

例えば水好きなキュウリの場合、生育初期で1日1株当り最低で100mℓの
吸水をするとされますので1坪20本の株までは育てることができ
畝間30cm、株間30cmならおおよそ4列はOKということです。

ちなみに乾燥に強いトマトは半分の50mℓで済みます。

ただし、初期の今はこうした水やりで何とか育てることができるとしても
しっかりと根が張った生育最盛期になると各々の要求量は
10倍に跳ね上がりますので、ご近所さんのように個人で灌漑(かんがい)用井戸を
持っているわけでなく、もちろんリンゴ畑に撒くための溜池から水を引いた
灌水用スプリンクラーがあるわけでもない我家の畑では
雨という自然の力がどうしても必要です。


(Kさん家は井戸もあって羨ましいなぁ) 

 

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