保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

プレオの“持病”は「たまに、キーを回してもエンジンがかからない」

2014年08月03日 | クルマに関するアレコレ

イグニッションスイッチがキーシリンダー奥にネジ1本だけで固定されているので
ガタが出易く、キーでは接点部まで回し切れなくなり
セルモーター(スターター)が回らないことが原因のようです。

一方、「不具合」という表現を自動車業界ではよく使いますが
“あからさまに「故障・欠陥」というのを嫌う”側面があるためとされています。

セルモーターがうんともすんとも言わずエンジンがかからないという
この重大な不具合、否、構造上の欠陥から来るをこの故障を
メーカーのスバル自体も認識していることは
保証期間を11年に延長して対応していることをみても分かります。

ところが、私の普段の足のプレオは
その期間を過ぎているH12年式なのですから、根本的に直すには
キーシリンダーのアッセンブリー交換(キー付)となり、部品代14000円+工賃
つまり2万円は下らない有償(自己負担)修理になると言われていました

元々の作りが悪いのですから年数を区切って欲しくはないのですが
「かからない」ことに危険性はなく、「単にご不便をおかけすることもありますよ」程度では
無償で強制力のあるリコールには該当しないということでしょう。

ただ、どちらにしろ、この修理をするとエンジンキーとドアキーが異なり
常時2本を持ち歩かなければならない煩わしいことになってしまうはずです。

2年ほど前から10度に一度くらいはこの症状が現れ出し
前回車検の際に、中古部品を使い約4千円ほどかけて“何か”を交換修理しても直らず
キーを戻してやり直すと必ず掛かっていたのでそのままにしていたものです。

(“何か”が何だったか忘れました)

そして最近では5度に1度、それも2、3度やり直しても
セルモーターが回ってくれなくなっていました。

セルが回転しないのですからオートマでは
“押しがけ”なんて奥の手も使えず、レッカー等のお世話になるしかありません。

すでにJAFも年間2000円の会費が惜しくて脱退していますので
もし出先で完全にエンジンがかからない事態に陥ると、多くの場合
とても2万円どころの負担では済まないことを過去の業歴からよ~く知っています。

そこでネットで調べてみると、やはりありました、安い対策法が

それは今時の新車に増えている「プッシュスイッチ」にする方法です。

かつて取引のあった電装工場のS君にケータイで問い合わせると
何台か依頼されてやったことがあるとのこと。

ただし、「今はエアコン修理がメチャメチャ混み合っていてとてもそんなことを
している時間はなく、アドバイスするから自分でどうぞ!」と言われてしまいました。

ならば節約にもなるし、と奮起して挑戦することに

イグニッションスイッチに入りこんでいる4本の配線を、キーを1段ずつ回しながら
昔作ってあった12Vシングル球に線をくっ付けただけの通電テスターで選別したところ

白(太線):常時電源B  青(細線):アクセサリーACC
黒+黄(細線):セルモーターST  黒+青(太線):イグニッションIGN

このうちの下2本、STとIGNの間に「リレーは無しで大丈夫」とS君は言うので
単にスイッチを接続するだけの作業ですが、久しぶりの車いじりのこと
アレコレ手間取り、丸1日を要してしまいました。

参考までに、IGNの太線からスイッチの細線を分岐する場合
太すぎて市販のコネクターが挟めないので、千枚通し等を
太線に貫通させて穴を開け、そこにビニールを剥いた細線を通して
ねじり止めればよいことをS君に教えてもらいました。

こうして、スイッチ735円・線2巻408円他のわずか約1200円の出費だけで
無事に取り付けられたプッシュ式エンジンスタータースイッチがこちら。


(単純にエンジンスタート回路に割り込ませただけなので
始動後もセルがガリガリと回ってしまうことには注意が必要です) 

ついでにキーシリンダーにネジ1本で固定されているイグニッションスイッチを
ガタつかないように接着剤で固定し、これでとりあえず今のところは順調に
キーを回してかかる状態にありますが、セルを回す回路は2つになっていますので
いつキーでかからなくなっても大丈夫になりました

 

 

コメント (11)    この記事についてブログを書く
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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
分岐配線 (vs747)
2015-04-03 14:15:10
初めまして。うちのプレオも始動が怪しくなって参りましたので、プッシュスイッチを付けようと挑んだのですが・・・太線からどうやって分岐を取ろうか?で頓挫しております。
「太線に貫通させて穴を開け、そこにビニールを剥いた細線を通してねじり止めればよい」を、もう少し詳しく判ればと思いコメントいたしました。よろしくお願いいたします。
返信する
分岐の仕方 (vs747様)
2015-04-04 07:35:20
1.中の金属線を切断させないため先の鋭い千枚通しなどで穴を貫通させます 2.接続する線の絶縁部を剥いでここに通します 3.ねじって固定します 4.穴をラジオペンチなどで挟み潰して2本の線の接続をしっかりします  5.ビニールテープを巻いて終了です
●これでお分かりになるでしょうか?頑張ってくださいね。
返信する
なるほど。 (vs747)
2015-04-08 12:48:49
どうも、ありがとうございます。
太線の被服の上から結んじゃう感じですね?

頑張ってみます(笑
返信する
プレオキーシリンダー不良 (宮西盛郷)
2015-06-22 09:46:30
プレオエンジンかからなくなりましたキーシリンダーセル部分接点不良のようです 押釦を増設しセルリレーの配線しキースイッチをONし増設した押釦を押してセルスタートし長年使っていました 注意することは押釦は押したときロックしないものがお勧めですロックするともう一度押さないと解除できるまでセルが回りっぱなしに注意を最後にこの方法も難があることが解りましたキーをONしたときセルの位置で止まった時アクセサリー電源が切り状態になる事となどお勧めは中古でもシリンダーを取り換えるのが良いでしょう これもドアロックやリモコン取り換え面倒です どちらにしますか 試案どころです
返信する
コメントありがとうございます (“宮西盛郷”様へ)
2015-06-23 07:53:48
押している間だけ通電する数百円の「スタータースイッチ」を選んで頂ければ何も問題はないはずです。中古シリンダーの使用は交換作業が面倒ですし、エンジンキーとドアキーが別になってしまうかそれが嫌なら全てのドアキーまでそっくり交換しなければならないのでその選択肢は全く考えませんでした。何よりも中古と言えども数千円の出費になるでしょうし…。
返信する
リレーについて (おあしあま)
2017-04-07 09:02:44
友人のプレオのエンジンがかからなくなり、みて欲しいと言われたので確認してみました。
イグニッションスイッチをキーシリンダーから外して回してみたところ問題なくエンジンが始動しましたので貴方のブログを参考にしてプッシュスイッチを取り付けようと考えております。
友人より最小限の費用でと頼まれており、スイッチのみをブリッジさせる方向で考えているのですがみんカラを見ているとリレーをつけている方が多数おり悩んでおります。
貴方はリレー無しで取り付けをされたようですが、その後問題はありませんでしたか?
教えていただけると幸いです。
当然ですが、取り付け及びその後トラブルがあっても全て自己責任で作業を行います。
長文失礼しました。
よろしくお願い致します。
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問題ありませんでした ("おあしあま"様へ)
2017-04-08 07:47:48
リレーの必要性については自動車関係の電装店に勤める、当時信頼していたS君が「不要です」と断言したので付けませんでした。教えてもらった理由は忘れてしまいました。その後、もちろんなんら不具合は発生しませんでしたが、確か2年を経ずしてプレオそのものを乗り換えてしまいましたので、短期間の結果だったことをお断りしておきます。
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ありがとうございます。 (おあしあま)
2017-04-08 09:39:03
早速のお返事ありがとうございます。
雨の中ですが会社の屋根下を使って今から作業したいと思います。
色々と興味のある記事も見つけましたので時々ブログ拝見させていただきますね。
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プッシュスイッチ付けました (junjun)
2018-11-03 18:05:55
プッシュスイッチ付けましたが
車検が通りませんでした
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初めて聞いた「車検が通らない」 ("junjun"様へ)
2018-11-04 06:48:59
コメントありがとうございます。プッシュスイッチを付けると車検が通らない話はこれまで聞いたことがありません。自分で持ち込んでのユーザー車検時も何ら問題ありませんでした。念のため、月曜日にこちらの軽自動車検査協会の検査員に確認してコメント入れます。
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