血圧検査において「高血圧」「正常高値」「正常」の下に
「至適(してき)」という分類があります。
ちなみに至適とは、条件として極めて適していること。「最適な」の意味。
・正常:収縮期血圧130mmHg未満かつ拡張期血圧 85mmHg未満
・至適:収縮期血圧120mmHg未満かつ拡張期血圧 80mmHg未満
私の場合、昨年は上(収縮期)101、下(拡張期)75なので
この至適に該当し、今年も数字は忘れましたが、ここに入ります。
心筋梗塞や狭心症の発症と血圧との関係を調べたところ
正常であっても低ければ低いほど発症率が低いのだそうです。
つまり正常と言っても収縮期が130の人よりは110の人の方が
そして、さらにもっと低い人の場合はさらに発症率が低いというのですから
動脈硬化の面からは血圧は低ければ低いほど良いと言われます。
そこで動脈硬化が起きにくいベストの血圧を
「至適」として推奨し「正常」以下に基準を作ったそうです。
なお、いわゆる低血圧は上が100未満、下が60未満らしいのですが
高血圧と違って重篤な病気へ発展することが少ないので特に問題視されることはなく
立ちくらみなどの辛い症状がなければ治療することはないそうです。
こうしたことから、動脈硬化による心臓や脳の障害を持たず長生きするためには
「至適」を目標にしてくださいということになっています。
ただし、ドックなどで私のこの素晴らしい血圧値を褒められたことは1度もなく
別の注意個所や悪い個所をひたすら指摘されるばかりです。
当然でしょうが・・・
(高齢者の血圧基準値)
60代 正常値平均141/83 その割合:女性26% 男性22% 降圧目標値140/90
70代 正常値平均145/80 その割合:女性19% 男性18% 降圧目標値150/90
*日本高血圧学会
(高齢者の血圧の特徴)
・上が高く下が正常値が多い
・上下差が開く
・数値が安定しない
・早朝の高血圧が多い
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます