昨年10月の衆院選の自民党公約
「生涯を通じた歯科健診の充実を進めます」と
謳われた「国民皆歯科健診」が実現するかも知れません。
つまり『1歳児・3歳児・学校に通う子供に現在義務付けられている
年に一度の歯科健診を全国民に拡大する』というものです。
その是非を問うつもりが毛頭ないのは先日ここで触れたように
私自身はすでに今年から2カ月に一度の健診を受けているからです。
政府の理由は歯周病予防が他の病気の予防になり結果的に
全体の医療費の抑制に繋がる可能性があるというもの。
これはまったくその通りではあるのですが、年寄りはともかく
壮年までの方々に将来の病気の可能性を考えろと
言ったところで所詮はムリは話でしょう。
それでなくても虫歯(う歯)も歯周病もある程度病状が
進行しなければ痛さを感じないので、平日仕事を休んでまで
病院に行く気にはならないのではないでしょうか。
いずれにしても多くなり過ぎた歯科医院の生き残り策を政府が担うという
穿った見方もありますが、私にとっては「他の病気の予防」以上に
「体力維持」のために歯の健康は重要です。
皆さんほとんど認識なさっていないのですが
乳歯20本が14歳(中2)頃までには全て28本の永久歯に生え変わり
その後の体力を支える食事が出来ることになります。
言い換えたら乳歯と同じ20本の歯を残してこそ
"小学生並みの生活の質"を維持できるということです