保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

⑨民事上の"身の危険"を回避する方法は !?

2020年10月30日 | 北隣りMさんちの擁壁問題(前編)

いわゆる民事トラブルとは、「お金を貸したのに返してもらえない」
「交通事故の賠償額で揉めている」「隣家の大声がウルサイ」等など
個人間にまつわる身近な争いを指します。

通常これで"身の危険"を直接感じることなどあり得ないのに
今、巻き込まれているこの越境擁壁においては、運悪く
倒壊に巻き込まれることでケガや最悪、死亡もあり得ることが
これまで知っている民事とは、やや趣が異なるような。。。

この場合は「業務上過失致死(または傷害)」、さらに家が壊れたら
「器物損壊」等、Mさんの刑事責任つまり罪を問うには
別途、警察へ届け出る(被害届や告訴)必要があります。

理由は当然、耳タコで何度も聞いている
警察の「民事不介入の原則」。

とは言っても、ストーカー防止やあおり運転など
被害のない段階で適用できる刑事上の法律も制定される昨今
もしかしたら知らない所で「瓢箪から駒」があるかもと思い
中央警察署・生活安全課なる部署を尋ねてみました。

「安全」とは"危険が及ぶ前の段階"とのへ理屈が根拠でしたが
結果は相も変らず「実害なし」は門前払い

家出人や行方不明者の相談はこの部署なので、まだ事故や事件に
巻き込まれているとは限らない"安全なうちに"
相談に訪れなさいよ、という使われ方のようです。

ただ担当してくれたKさん(40~50代と思しき女性)は
結構しっかりと話を聞いて相談記録を残してくれたのは
万が一Mさんが加害者になった場合、「危険を知らなかった」との
言い逃れを防いで罪を重くするための一つの方策とのこと。

特に必要とも思えませんが、一応その気遣いに感謝して帰宅すると
直後にKさんからTELがあり、課内で同僚に相談したところ
市役所の「危機管理防災課」を訪れてみたらとの進言がありました。

ハザードマップ等の制作に携わるこの部署も、個vs個問題には
期待できそうもないとは思いながらも一応訪れた結果は
案の定、来て損をしたと思えるほどの無策回答

さらにこの1週間後、唯一まだ尋ねていない県に
元県警本部勤務のAさんを通じて県建設事務所の知人Tさんに
連絡を取ってもらったところ、翌日3人が現地調査に
早速お見えになりちょっとビックリ。

市もそうでしたが、やはり"元職"を通じての相談には
対応が速いようです。

そしてこの夏の長雨による激甚災害該当を探ってくださった結果は
周辺に何の異変も見当たらないピンポイントでの損壊のため
「残念ですが。。。」で、県としても打つ手なし。

2カ月掛けて思いつく全ての行政の支援を問い合わせた結果は
市の河川課の補助金(50%・100万円限度)だけが
Mさんに差し伸ばされる唯一の"救いの手"であることが
これをもって確定しました。

もちろん身に危険を感じながら暮らす私のために、Mさんに対して
早期改修などを指導してくれる部署も制度もないとのこと。

とどのつまり、我が身に降りかかりそうな危険は"自力で"避けながら
一方で民事として訴えることで裁判所の力を借りて
Mさんの負担でかつ早急に擁壁を建て直してもらう方法しか
ないという当然の結論に辿り着いてしまったのでした

(続く)

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高齢者に日常が戻りつつある?

2020年10月27日 | 私と新型コロナ

町内会の行事の全て中止が続いているなか
年2回の市議主催マレットゴルフ大会が1年振りに開催されました。

参加のほとんどは高齢者、故に"おまじない"のマスク装着の下
災禍からの無事な再会を喜び合っていました。

このメディアによる人災はここだけの話
そんな大袈裟なことではないのに、と内心思いつつ
横目で眺めていましたが。

年に2回、声が掛かった時に必ずお付き合いするこのマレットゴルフは
選挙のたびに必ず引っ張り出される選挙カーの運転と同じく
実は投票にすら行っていないことの罪滅ぼしなのです

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"不作"の渋柿の収穫

2020年10月25日 | 自然農法による自給用野菜作り

Kさんのお話では、今年は干し柿用渋柿が不作とのこと。

確かに、我家近くの1本の甘柿の木には1つも実が見当たらず
昨年200㌔近くの収穫を手伝ってあげた渋柿4本うち
3本にほとんど実が成っていません。


(3町歩のリンゴ畑を横切った北端の4本)

ただ嬉しいことに、我家がいただくすぐ近くの木は
タワワで、例年通りの収穫が見込めそうです。

枝ごと切り落すまでは簡単にしても、その後
吊るすことが出来るようにT字型に切るのが面倒です。

私はただ手伝わされるだけで口にしないのに。。。

こう切る必要がない吊りクリップも売ってはいますが
高いので使ってはいません。

1個140g、この買い物かご1杯で100個・13㌔
全部で4杯なので400個・50㌔以上が採れました。

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⑧内容証明送付を決断

2020年10月23日 | 北隣りMさんちの擁壁問題(前編)

「越境している擁壁の早期改修をお願いする」旨の書面を
渡してから今週末で早2カ月近くになります。

正式な協議を持つまで1カ月以上の間が空き
その話し合いとその後の2週間で見えて来た争点は。。。

 

1.長期間に渡って徐々に事態が進行したことで漫然と
捉えられてい
るためか、越境の重大性及び
倒壊の危険回避の緊急性を認識して

  頂けない。謝罪の言葉すら未だ聞かれない。

2.協議(話し合い)の場では最終的に「相見積りのうえ直す」と
言いながら、
2週間待つも具体的進捗及び連絡すら
一切ないことから
実行性に疑義を抱く。

3.「高齢年金生活者に直せるはずがない」とも口にされていた。

4.土砂災害指定地域に建築を許した行政が復旧すべきで、代行工事
  の上で代物弁済を要求されても構わない等、当初から行政や損害
  保険に過度の期待を抱いている。下記の内容は話し合い時に説明済。
  ①(JA建物共済につて)擁壁は原則担保されない。また事故では
   ない経年劣化も担保されることはない。
  ②(行政の補助金について)市の急傾斜地等整備事業補助金制度
   (50%・限度額100万円)以外の制度はない。

5.高額負担を憂慮し行政への代物弁済を口になさったこともあり
  工事費と不動産価値が等価と判断し提案した「私にそのまま無償
  譲渡」案は、奥様存命中は決められないと拒否された。

6.「双方の認識の違い」を強調されていることから
第3者による早期の仲介の必要性を感じる。


この早い段階をもって、具体的な工期及び内容記載の見積書控を
期限までに送っていただくことを要求した書面を
「配達証明付き内容証明郵便」にて発送する決断をしました

 

内容証明郵便:「いつ」「誰が」「誰に」「どういう内容」の
郵便を送ったかを証明する郵便。

〔主に利用される4つのケース〕
①契約の解除通知
②紛争中の相手の主張への反論
③未払い代金の支払い督促
④損害賠償請求

法的な効力はないが、後日の裁判への備えや
相手に対する決然たる態度を示し
心理的な圧迫を与えるために利用できるとされる

早期に決断した理由は下の2つです。

一つ目は、「(双方の)認識の違い」を口にされてしまうと
当事者間では所詮、水掛け論になってしまうので
地元の名士等が担う調停委員という第3者仲介の話し合いによる
民事調停に早目に持ち込むことが得策と思うからです。

ちなみに、内容証明を送付すること自体は
まだ話し合いでの解決を目指していることを意味し
これが不調の場合は法的措置に移行することになります。

二つ目は、Mさんは現役時代、勤務先の民放において組合活動に
携わっていたという情報を町内Bさんから入手したからで
となれば、きちんとしたステップを踏んだ上での解決方法には
慣れているはずで、私としてはこれまでどこかで感じていた
"年寄りイジメ的自己嫌悪"がそれなりに吹っ切れるかも知れません。

 

〔P.S.〕

ここまで季節が進んでいるのに
まだ見積りさえ終わっていないわけで、この地方では
積雪期は工事が出来ず、多分雪解けを待つことになるので
60×70×90㎝のフレコンに我家周辺に数多く散らばっている
様々な大きさの石やコンクリート片を目一杯詰め込んで
一番大きく越境している擁壁下部に設置しました。


フレコン:フレキシブルコンテナバック(産廃袋)

石の比重は水の2.2倍とされますから計算上の重さは830㌔。

4WD軽1台分で倒壊の危険性が気持ち減るかも。。。

(続く)

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玉ネギの定植

2020年10月21日 | 自然農法による自給用野菜作り

昨年秋に播種した「ネオアース」のうち
この6月頃に一旦掘り出して保存しておいた子球約40個を
9月初めに植え直したいわゆる子球栽培の玉ネギは
高い価格の市販の「ホーム玉ネギ」2袋、約30個と
ともに順調に育っています。

もうしばらくしたら青々した葉っぱが美味しいので
例え球が普通の4分の1程度でも、少しでも大きいものから
どんどん食してしまいます。

積雪や凍結期までに消費しなかった分はそのまま越冬させ
来春~夏の早い時期により大きく育ってから
食卓に上がることになります。

数年前は子球栽培に向いているとされる品種「シャルム」を
わざわざ取り寄せていたのですが、ごく一般的品種との
生育の違いがはっきりと分からなかったので止めました。

この秋も「ネオアース」1袋を蒔き、高さ8~10㎝に
なりましたので、まずは育ちの悪いものを間引いて、でも
捨てずに来年の子球栽培用に植えました。

ちゃんと大きく生育しているものは、もうしばらく待って
近くの別の場所に定植し普通に育てます。

これが私流の玉ネギ作りです

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志賀高原、初雪の便りにワクワク

2020年10月19日 | 日々の暮らし

先週の土曜日に横手山山頂(2307m)に
初冠雪があったとニュースで流れていました。

時期はほぼ例年通りの気がします。


横手山山頂HPから借用・当日の第3リフト)

今年2月16日の”おてんま"後、全ての
スキー関係のお仕事がなくなって8カ月。。。

*おてんま:大会運営のお手伝い

コロナ禍のため海外・北海道・沖縄への修学旅行を
ここ志賀高原でのスキーレッスンに変更したいという学校からの
問い合わせが殺到しているとつい数日前に聞きました

もちろん事態がどう変わるか分からないことが前提とは言え
どうやらイントラのお仕事が例年通りあるような感じで
ホッと胸をなで下ろしています。

そんな嬉しい情報がもたらされたこともあり
あと1カ月後に迫った「一部滑走可」が
例年以上に待ち遠しいですぅ

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⑧一部補助金あり、でも損害保険は✖

2020年10月17日 | 北隣りMさんちの擁壁問題(前編)

「『土砂災害指定地域』なので行政が直すべき」と
Mさんは口にしていました。

当然、県はもとより市が直すことなどあろうはずもなく
代わりに補助金を支給する制度があるだけでも
儲けものと言わなければなりません。

ちなみに「代わりに直す」代物弁済は保険の世界でもあり得ず
「金員を支払う」が現代社会のトラブルにおける基本的な解決方法です。

我家の擁壁建て直しの際も120万円の1/2(限度額100万円)
として60万円(急傾斜地等整備事業補助金)が支給されました。

Mさんもこれが適用されるでしょうが、それにしても
見積りが600万円なら自己負担額は500万円!


(横浜市の擁壁工事専門業者HPから借用)

気の毒と言う他はないのですが、私が以前に口頭で危険性を
訴えた段階で「大事には至らないはず」などと逃げることなく
何か手を打っていれば「越境」までの進行は止められたかも知れず
ある意味、Mさんの"自業自得"の部分もあることで
ほんの少しではあっても私の精神的な重荷が軽くなります。

他方、JA共済の火災+地震保険にも加入していたことから
これで直せないか、つまり担保されないかとの期待についても
残念ながら適用されることはない(はず)でしょう。

なぜなら、かつて損保代理店資格を持っていた頃の知識では
一部お城のように基礎と擁壁が一体の特殊な建築を除き
「擁壁」は対象にならないからです。

さらに加入当時の審査で万一対象に含まれていたとしても
"経年劣化"による損傷に保険金が支払われることはありません。

ただし「あの時の地震(や豪雨)で亀裂が生じた」と嘘を言い
時効の3年前以降の自然災害によるものと請求した場合
その主張が通る可能性が全くゼロではありませんが
私も年々亀裂が拡大している事実を隠す、つまり
調査が入っても話を合わせて"共犯者"になる必要があり
そんなつもりは毛頭ないのでご了承ください。

行政と保険に関するこれらのお話は
一応先日の1回目の話し合いの際に伝えました。

そして今の時点では、残念ながら
Mさんから今後どう対応するのかの連絡は一切ありません。

いたずらに時が過ぎても、倒壊の逼迫した危険が
なくなることはなく、もちろん越境が解消することも
ありませんので、然るべき次の準備をしなければなりません。

(続く)

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⑦土木工事はかくも高額

2020年10月15日 | 北隣りMさんちの擁壁問題(前編)

倒壊の危険性を声高に叫んだH建設会社からは
一体どのくらいの見積り金額が出されたのか気になって
依頼したOさんに尋ねてちょっとビックリ。

見積りの際の立ち話では
1000万円近くになるかも知れないと言っていたのに
「端数は覚えていないが『税込500万円』と書かれていた」と
Oさんから聞いたからで、あまりに"安くて驚いた"のです。

数年前に我家の擁壁工事を経験している私にとっては
「東西3m×南北3m×高さ2m」の当時の工事代が120万円でしたので
今回の「東西13m×南北3m×高さ3.5m」ともなると単純に
容積が7.6倍なので912万円、つまり1000万円は想定内としても
半分の500万円はどうしても腑に落ちません。

一方、猛暑を理由に1カ月先延ばしを要求された
「現状確認のための立ち会い」でしたが、その後Mさんからは
予め依頼してあった都合の良い日時の連絡が来ることはなく
「結構いい加減かも」との思いは抱きつつ、こちらから
電話して今月初旬にようやく実現しました。

ただ双方立ち会っての現状確認はなく
すぐに話し合いの場になりましたので、後日触れることになる
様々な話の後、すでにMさんに渡っているとOさんから聞いていた
腑に落ちない見積書の現物を見せていただくことに。

OさんもMさんも、最後の一行のこれが工事の総額と思い
「にしても、ずいぶん高いもんだねぇ!」とさえ
宣っていたのですが、私にはある違和感が。。。

それが下線の緊急処理

似た言葉のケガ等の「応急処置」、これは止血等の
さしあたっての手当のことで、病院での医師の
きちんとした治療とは違います。

今回、なぜこんな工事名を付けたのでしょう?

その疑問はその場で見積書を精査して判明しました。

なんとお二人揃って早合点していただけのことで
要は危険回避のための「撤去費用のみ」の金額だったのです

この件は翌日、H建設会社へ電話して私が確認を取りましたし
実際には400万円程度にまで値下げ可能なこと、さらに
「いくら簡単な"土留め"であっても、土地家屋調査士による
境界線確定作業や必ず必要な排水および土砂流出防止などで
最低200万円を下ることはない」ことも聞き出して
一応書面でMさんにお知らせしました。

隣人とは言っても町の行事に積極的に参加なさることはなく
また私がここに住み始めて12年、これまで草刈りや除雪のことばかりで
今回が初めての折入っての話ということになります。

そこで最初に感じてしまった「いい加減さ」は
とりあえず脇に置くとして、子供のいない80代半ばのご夫婦です。

手元に何も残らない合計600万円の出費が、いくら若い頃は
お二人揃って給料が高いと評判だった民放に勤めていたとは言え
奥様は数年間入院しっ放し、本人も老人ホーム入居という生活が
今後何年も続くとなると相当にキツイことは想像に難くありません。

かと言って我家も、逼迫した危険性の回避のみならず
国家間なら戦争に発展することすら多々ある"境界線問題"を未解決にし
次世代すなわち私の身内とMさんの相続人との間に引き継がれる
ヤヤコシイ状態を放置することなど出来るはずはありません。

故にMさんご夫婦が若い頃の貯えを上手いこと資産運用していて
生活に僅かな影響が出る程度の負担であることを祈りつつ
粛々とコトを進めて行かざるを得ないのです

(続く)

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10回目の草刈り

2020年10月13日 | 自然農法による自給用野菜作り

〔例年の平均日〕
1回目:        4月15日
 2回目:(4週間後)  5月13日 
    3回目:(3週間後)  6月  4日 
       4回目:(3週間後)  6月25日    
 5回目:(2週間後)  7月  9日
 6回目:(2週間後)  7月23日
 7回目:(3週間後)  8月  4日
 8回目:(3週間後)  8月25日
 9回目:(3週間後)  9月18日
10回目:(4週間後)10月15日 

 

〔今年の実行日〕
1回目:        4月  5日
 2回目:(3週間後)  4月23日 
3回目:(3週間後)  5月12日
4回目:(3週間後)  6月  2日
5回目:(3週間後)  6月23日
6回目:(2週間後)  7月  8日
7回目:(3週間後)  7月30日
8回目:(4週間後)  8月26日
 9回目:(3週間後)  9月19日
10回目:(3週間後)10月11日 

 

クルミの実がすでに20個ほど落ち始めたタイミングで
一応最後と思われる草刈りが終了しました。

リンゴは「秋映え」の収穫が盛んで
はね出しを15個いただきました。

今年は真っ赤な「彼岸花」が
例年になく畑のあちこちにたくさん咲いています。

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飲み屋ビル「ダイヤモンドタウン」が閉鎖する話

2020年10月11日 | 世の中のあんなコト、こんな事

長野の飲み屋街と言えば権堂町、その中心部に位置する
「ダイヤモンドタウン」の来年1月の閉鎖が決まったそうです。

地下1階、地上一部4階のテナントビルで
ピーク時には60店が入居していたものの現在は15店のみと言います。


(信毎WEB版より引用)

40年前の30代前半の頃は新車営業マンやサービスフロントに携わり
付き合いもあってここを中心によく界隈をうろついていました。

クルマ業界の前の職場の同僚だった愛称「山ちゃん」が転職して
クラブの雇われマスターになっていた1階の「潤」には
週1~2回は立寄っていたかも知れません。

今でいうところの「接待を伴う飲食業」です。

30代後半ともなると少し回数が減りましたが、その理由は
男性客の下心を適当にかわすプロのホステスではなく
もしかしたら、という期待をつい抱かせてしまう"素人さん"が
もてはやされるようになったからです。

昼間は会社勤め、夜は内緒でバイトという素人さんが多くなるにつれ
どこかに悲哀を秘めた5~6人はいたプロのホステスさん達が
年々減少していったのです。

山ちゃんを通じて買ってもらった中古車は安いものばかりで
外見を華やかに見せるために使う出費も多く、彼女たちの多くの
実際の生活は、意外に質素だったことを知っています。

"いい加減な男"と付き合っていることが
不思議と多かったことも一因だったのかも知れません

まだポケベルもない時代にそんな彼女たちと電話連絡を取るには
2度の呼び出し音の後1度切って、再度掛け直すという方法など
それぞれのやり方がありましたが、一番手っ取り早く確実なのは
開店前の夕方6時過ぎに出勤して来る彼女たちを店で待つ方法でした。

夕方なのに「おはようございます」という挨拶も
繰り返していると、何の違和感も感じなくなっていましたし
"事情"があって遅刻するための言い訳を請け負わされ、夕食
奢ったうえで夜8半時までの「同伴出勤」を頼まれたりもして
この業界にはそれなりに詳しくなってしまいました。

そんな関係もあり、私自身は何の会話術もない素人娘の
ご機嫌を取りつつ、こちらがお金を払ってまで飲ませる気には
毛頭なれずにどんどん足が遠のき、自営業を営み出した41歳を過ぎてからは
経費節約を理由にほとんど行かなくなったことを覚えています。


(35歳。社員旅行のハワイにて)

夜中の12時前後にはタクシーも代行も拾えず、30分待ちは
当たり前のカラオケ全盛時、ホステスさんが付いて1~2曲歌うと
ボトルが入っている"友人価格"であっても6000円を下回ることはなく
連れ立って2軒ハシゴして代行で帰宅すると、1万円札
2枚の姿が消えているのが当たり前でした。

ただし山ちゃんのクラブはもちろんツケでしたが。。。

ちなみに、私が「カラオケ」という単語を初めて目にしたのは
25~29歳の頃にレコード店に並んでいた、確か「KARAOKE」という
当時は意味不明だった表題のLPレコードでした。

収録されていたのはいわゆるメロディーラインは全くない歌謡曲で
つまりはプロの歌手がバンドなしでイベントやクラブなどで歌う際の伴奏が
主な使用目的だったらしく、これで歌うのは滅茶苦茶難しかったこと
そして僅か1~2年後に8トラのテープにメロディーラインが付いた
カラオケが飲み屋に一気に置かれ出した覚えがあります

喫茶店のテーブル型ゲーム機も物凄い勢いで普及し出していたのも
この頃のはずですが、記憶が定かではありません。

ところで昭和45年、私21歳の時にこのビルが建てられたそうですから
まさに青年~壮年への移行時のたくさんの出来事が思い出され
それの老朽化による閉鎖となるとそれはまさに、我々団塊世代の
時代の終焉を象徴しているような印象さえ抱いてしまいます。

跡地利用は周辺と同じく、最近特に増加が目立つ有料駐車場、または
なぜ増えるのか理由がよく分からない高層マンションが
造成されることは間違いないでしょう。

なにはともあれ、最後に一言お礼を言わせていただきます。

一つの時代にそっと脇に寄り添ってくれていて
本当にありがとう

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朝日新聞GLOBEに載りました

2020年10月09日 | 日々の暮らし

2カ月近く前にこのブログ投稿記事のコメント欄を通じて
朝日新聞から取材の申し込みがあり、その記事が
朝日新聞GLOBE(グローブ)にWeb配信されました。

「民主主義」をテーマに特集を組むための取材に当たり
高齢の一有権者として生の声を聞かせて欲しいとの要望でした。

(以下、一部加工の上抜粋)

*********************************************************************

毎年9月の第3月曜日は、「敬老の日」。長野県在住の
(私)さん(71)はこの日が近づくと、やるせない気分になる。

5年ほど前、町内で催される「敬老会」に世話役の一人として参加した。
70歳以上の約130人が招待され、その半数が出席して公民館で
食事をしながら盛大に祝った。希望者には送迎タクシーを手配し、
まんじゅうの記念品も出る。(私)さんは驚いた。
この行事だけで毎年の運営費が20万円を超えるという。
これは年間の町内会費の約1割。同じ町内の育成会に加入する
小学生は6人。こちらの予算は年5万円と微々たるものだ。

これが「シルバー民主主義」というものか。(私)さんは得心した。
商売人の家に生まれ、車の営業マンを長く続けた。
先輩から「客商売でスポーツと政治の話は厳禁」とたたき込まれた。
正直、必ずしも民主主義が良いとは思っていない。
専制政治だって、独裁だって指導者さえ悪くなければ、
商売はやっていける。
そう信じて生きてきた。

やがて年金をもらうようになり、孫は5人に増えた。
65歳以上の国民1人に対して、支え手となる現役世代(15~64歳)は、
30年前に6人だったのが、今は2人。孫の世代が急に心配になってきた。
「近い将来いなくなる自分たちの世代を重視する政策を掲げれば、
政治家が票を集める。これが民主主義か?」


(当日の画像)

自分なりに策を考えた。運転免許証と同じように、
平均余命を過ぎたら投票権を返納できるようにしたらどうか? 
政治を真剣に考える若い人が希望すれば、投票権を分け与えるのもいい。
3歳年下の妻に持論を話すと、「それは良い考えね」と珍しく賛成してくれた。

だけど、同世代の友人たちに打ち明ける気はない。
「何を言ってやがんだ」と非難を浴びるに違いないからだ。
匿名で続けているブログには、その思いをつづった。
が、今のところ、誰からも反応はない。
「年寄りを批判するなら、年寄りがしなくちゃ。
でも、既得権益を手放すとは思えない。それも民主主義ですから。

****************************************************************

 

わざわざ東京からお見えになった玉川さんとは
駅前のホテル「メトロポリタン」のロビーラウンジでお会いし
生まれて初めて動画撮影をされながらの楽しい取材となり
ありがとうございました。

アイスコーヒーも美味かったです。


(玉川透記者)
1971年生まれ。仙台市出身。富山支局、ウィーン支局長

ベルリン支局などを経て、2017年4月から朝日新聞GLOBE記者。
難しいテーマは苦手なため「バカバカしいけど、オモロイ記事」を

真面目に追求していると語っている。
過去のGLOBE民主主義特集に加筆した著書

『強権に「いいね!」を押す若者たち』(青灯社)がある。
〔ウィキペディアより引用〕

 

そして1時間近くこちらに話をさせる「聞き上手」
そのうえで漫然としゃべった内容をまとめる「書き上手」は
やはりご商売柄でしょうか、お見事という他ありません。

貴兄の益々のご活躍を遠い信州の空の下からお祈りしています

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この道路のカラー塗装は誰がして、その意味は?(その2)

2020年10月07日 | 世の中のあんなコト、こんな事

まずは結論から。

(中央警察署交通課窓口の男性警察官の回答)

1.市道上のレンガ色部は横断歩道を表しているものではない。
2.(誰が)市道なので市が地元住民の要望を元に原則実施した(はず)
3.(意味)この場所を横断する人が多いので運転者は充分注意すること
4.(白線)下図のように横断歩道に付随する停止線

 

にしても、今一つもやもやするのは
「横断歩道ではないレンガ色の部分を横断する歩行者が多いので
ドライバーはここを注意して走行するように」という注意(義務?)を
クルマ側だけに一方的に負わせている点です。

歩道と同色に塗装した上、この部分は植込みを作っていないので
横断歩道と誤解することはごく当然というものです。

確かなかったとは思いますが、せめて
「ここは横断歩道ではありませんので、通行車両に
充分注意してください」などの目立つ看板設置くらいは
店側が配慮して欲しいものです。

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この道路のカラー塗装は誰がして、その意味は?(その1)

2020年10月05日 | 世の中のあんなコト、こんな事

よく利用する市道にレンガ色に塗装された場所があります。

右側には食品スーパー、左側にはその店の
大きな駐車場がある立地です。

と言うことは、買い物客はこの色分けされた部分を
渡って駐車場と店を行き来することになるのは当然でしょう。

市道に付随する歩道も似た色なのでなおさらです。

でも、1枚目の画像を良~く見て分かるように、6~7m先には
横断歩道があり、その標識さえ左に見えています。

その上、色分け部と横断歩道の間には
一時停止の標識はないものの、白い停止線まであるのです。

つまりここを直進しようとする車は、時として
3度も停止羽目になり、何とも煩わしいのはもちろんのこと
同じ敷地内を歩くが如き無防備な状態で市道を横切る歩行者は
危険極まりないと言わざるを得ません。

このレンガ色塗装の施工主とその意味を管轄のY交番に
立ち寄って尋ねましたが、単なる地域担当の警察官なので、と
知らないことの言い訳をしているだけの回答。。。

(でも、交通違反の取締りは普通に出来るんですね !?)

結局、道路管理者の市の名前も挙がりましたが、最終的には
中央警察署交通課に問い合わせて欲しいとのことなので
近いうちに立ち寄って明らかにしたいと思います。

(続く)

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南方の里山、「尼巌山」と「奇妙山」

2020年10月02日 | 新生活様式としてのトレッキング

「尼巌山(あまかざりやま)」(780m)と「奇妙山(きみょうざん)」1099m。

我家のほぼ真南に位置し毎日その姿を見ている2つの山を繋ぐ
トレッキングコースを今回選んだのは、市役所の支所を訪れた際に
置かれていたリーフレットを持ち帰っていたからです。

善光寺平をぐるっと取り囲んでいる数多くの里山の一つ、否二つに過ぎず
我家から直線で12.5㎞の距離にあるのですから、南向きの窓から
毎日目にする以外の日常生活との接点はありませんでした。

ただ冬季通行止めの菅平に上がる近道の県道と
高速道路が通る前は渋滞するR18を避けて上田市方面に抜ける
近道の地蔵峠越え県道のちょうど2本の間にあり、麓には
JA農業大学校もある"ちょっと気になる山"だったことは確かです。

ちなみに今回の2つの山、片や「やま」と呼び
片や「さん(またはざん)」という呼び方は、真偽のほどは
不明ですが、地元の呼び方に準じていると聞いたことがあります。

 

松代・岩沢集落の最上部に2台止められる駐車場があり
標高520mのここを歩き出したのが午前9:10。

道沿いには金網フェンス、登山道入口にはゲートが
設置されていて、自分で開けてまたきちんと閉めておくのは
耕作地への熊やイノシシの侵入を防ぐためです。

スギ林の中に名前の由来になったであろう大きな岩が
あちこちにあります。

巌(いわお・ガン):高く大きな岩

そして急な斜面の所々には
登山者用のロープが設置されています。

尼巌山山頂(標高780m)までは距離にして約800m
標高差260m、実は途中の沢で登山道を一時見失ってしまい
ちょうど1時間かかって10:10着。


(ほぼ真北の方角の山麓に我家)

その後、高さで70m下って奇妙山へはずっと尾根伝いの道。

11時過ぎに空腹に耐えられず倒木に腰を下ろして
休憩を兼ねていつものコンビニ昼食を取りました。

11:30 歩行距離2.3㎞ 標高890m 「高見岩」着。

振り返ると後にした尼巌山が望めました。

このルートにも大きな岩が絶壁になっている所も。

ちょうど3時間 12:10奇妙山山頂(1099m)

ここまで歩行距離3.1㎞、標高差580mを上ったり下ったりして
ようやく辿り着いた山頂なのに木立で眺望が効かず。。。

悲しいかな、先のことは分からないので、つい山頂を
目指してしまいましたが、私が楽しんでいるのは登山ではなく
トレッキングなので、分かっていれば途中は我慢して高見岩に
辿り着いてから昼食を取りそこで引き返せば良かったなぁ。

ところで、ケータイ万歩計での歩行距離は登りが2.2㌔
"1㌔近く短い"はずの下りが3.9㌔と"1.7㌔も長い"という
何とも不思議な数値が出て最初は故障か?とさえ疑ったほどです。

でも、後で分かりました

歩幅70㎝に設定した歩数から歩行距離を計算するので
下りの行程では脚に掛かる負担を減らすため及び
岩石だらけの道を慎重に小さな歩幅だった結果と思われます。

とは言え、同じ道を上り下りのする往復の行程では
歩行距離に大きな差が出ることを今後注意しなければなりません。

【追記】

帰路途中に「おぎのや」前を通るので、大好きな
「峠の釜めし」を購入し1年振りくらいに晩飯に堪能しました。

容器が紙製になったこと(テイクアウトだけかも)と
この繁盛ドライブインに私以外のお客がいない
状態を見たのは初めてでした。

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