保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

紛瘤の治療④…深さ5mmのクレーター状の“穴”になった

2012年09月30日 | 病気一般の話題

今回の記事にも“気持ちの悪い不快な画像”が含まれていますので
飛ばしてもらって構いません。

開業医のO医院から、〇野中央病院の皮膚科に病院を変えて
お婆ちゃん医師のS先生による2度目の診察を受けました。

「まだちょと化膿していますが順調に治っていますよ」としゃべりながら
今回はベットに横にならず椅子に座ったままの状態で患部をいじるものだから
治りかけによくある痒みが出ていたせいもあり、前回ほどの激痛ではないものの
また足をバタつかせて痛さに耐えること2、3度
「これが紛瘤の内容物ですよ」と、1cmくらいの黄色っぽい白色の塊を
ピンセットでつまんで目の前にかざされたのです

(S先生)「この袋が取り出せたので再発しないかもしれませんね」

再発して再び大きくなった場合も
今回のように化膿さえしなければ特に問題はないので放っておいて良いそうですが
気になったりで切除する時は、この病院では外科の方に回されるようで
この場合は局部麻酔をしてくれるとのこと。 

結局、化膿した時はなぜ麻酔なしなのかは未だにはっきりしていません。

(私)「先生にお聞きするのも何ですが、あのままO医院に通っていても
同じような経過を辿ったのでしょうか」

(S先生)「多分、そうだと思いますよ」

そんな会話をしながら、こちらもやはり年配のおばちゃん看護師に
生理食塩水で患部を洗ってもらい3日後の予約を取って治療終了
内科だったら半日掛かることを覚悟して行かなければならないこの病院も
1時間足らずで帰ってくることができたのでした。

O医院のように、子供を含めた若い患者さんの姿を今まで見かけていませんので
この皮膚科にお世話になるのはどうも年寄りだけのようで
もしかしたら“穴場”なのかもしれません

なにはともあれ、治療直後は痛んだもののの、しばらくするとそれも引き
むしろ痒みの方が強く感じられて来て、ツナギも着られるようになったのですから
もうすっかり治ってしまったかのような気分になっていました。

夜、消毒のため、当ててあるガーゼを取り除いて傷口を見た女房が
「キャー、何これ、衝撃的」と悲鳴を上げるまでは…。


(横3cm 縦2cm 深さ5mm)

なるほど、こうして画像で見てみると、コブの中心部がそっくり
見た目はなんとも痛々しいクレーター状”の穴になっているではありませんか

治療中にS先生が「こんな風に治って来ていますよ」と手鏡で見せてくれた時は
血混じりの赤いモノしか見えなかったのですが。

穴の深さは均等に5mmくらい(大袈裟?)はありますので
これが「皮膚の表皮の厚さ」ということなのでしょうか?

そして、これだけえぐれているのに、直接“穴の内部”に触らない限りは
化膿していた頃のような痛みは嘘のように消え去っているのですから
一体、皮膚とその痛さの仕組みはどうなっているのでしょうか?

数針縫う程度のケガはあるものの、それ以上の大ケガや手術の経験はない私にとっては
女房が言う通りのなんとも衝撃的な光景なのです…。

追加で塗り薬もいただいてはありますが、今はガーゼを止めるテープによる“かぶれ”もあり
痛さではなく痒みが増して、これはこれで難儀です

これが今後、どんな経過を辿って元の皮膚の状態に戻ってくれるのか…。

3、4日前、亡きペペと同じに思えた患部に当てたガーゼからTシャツに移る匂いは
もうすでに、全然、感じられなくなっています。

 

 

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大根、“間引き苗”が根付きました!

2012年09月29日 | 自然農法による自給用野菜作り

私より10日以上早く大根の種蒔きした隣りのAさんも
“蒔き直し”をしたそうですから、今年は何かが違っていたようです。

追加で蒔いた分を合わせても30%と、あまりに悪い発芽率だったため
間引き苗が勿体なくて、1週間前に2日続いた雨の後10本の移植を試みた結果ですが
2本は枯れたものの、残り8本はなんとか根付いてくれました。

これでしたら、今後も間引いたものを次々に植え変えて行けそうです

 

 

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やはり「原発0」が怪しくなって来た!?

2012年09月27日 | (雑学Ⅱ)脱原発とエネルギーの話

原発問題に触れるのは本当に久しぶりです。

エネルギーという極大かつ複雑な問題に対いて、ろくに知識もないまま
“今と将来”をごちゃ混ぜに語る時間軸のない原発の是非を問うことに疑問を感じ
「今はとりあえず出来得る限りの安全対策を施した上で経過を見ながら
止むを得ずそのまま使用しましょう」という“日和見主義”に立ち位置を置いて
この雑学のテーマを終了したのが11か月前のことでした。

今でも震災で16万人、原発事故で20万人の方が避難生活を余儀なくされていますが
死者・行方不明者は1万8千人で、これは全て震災によるものとされています。

日本の総人口は1億2千万人なのですから
震災による死者・行方不明の割合は0,015%、原発0
避難されている方の比率は震災により0,13%、原発により0,17%
合計でも僅か0,3%に過ぎないことになります。

この程度の犠牲により、残り99,7%の人々の暮らしを左右する
エネルギー政策を変える必要がなぜあるのか、と疑問を呈する専門家が現れています。

また、10年前は年間8千人を超えていた自動車事故の死者数は
ここ数年で4千人台に減少しているとはいえ、毎年確実にこれだけの死者を生みだす自動車は
死者が出なかった原発よりはるかに危険な存在なのになぜ存続論を交わさないのか、という
何とも不思議な論法を持ち出して「原発擁護」を叫ぶ人さえも目にしました。

こうした特異かもしれない個人的意見はともかく、代表選、総裁選で明らかになったように
経済界が経済の衰退を理由に原発の必要性を公然と口にし出したことも
また、米国が地球温暖化の面から「原発0」政策を危惧する話もニュースで取り上げられたりして
ようやく震災直後の怖いとか可哀そうという扇情的な「即時原発0」の騒動を脱し
将来の日本のエネルギーに対する国民の方向付けを決める
冷静かつ実現可能な論議が始まりつつあることは確かなようです。

 

 

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大根の“間引き苗”

2012年09月26日 | 自然農法による自給用野菜作り

大根のような「直根」の野菜は畑に直播きし、植え変えには不向きとされています。

秋植え「大根横町」は、30cmの間隔をおいて1ヶ所に3粒ずつ蒔いたのですから
僅か30%しか発芽しなかったとは言っても、均等ではなく
1粒も出ていない所もあれば3粒、2粒が固まっている所もあり、当然、間引きは必要になります。

今まで間引き作業は成長に合わせて2回、行っていて
間引いたものは半分は食し、残りは捨てていたのですが、今回は勿体なくて
何とか活かせないものかと植え変えに挑戦してみました。

1カ月ほど前にホームセンターで、昨年は見かけなかった青首大根の苗が売られていましたし
どれかの本にも書かれていた記憶があったのですから全くできないわけではなさそうです。

売られていた苗は普通よりかなり細長いポットを使用し本葉が3、4枚だった覚えがあり
ちょうど2日間、雨が続いてたっぷりと水を吸っているであろう23日、実行してみました。

ここの粘土質の土の地下深くまで伸びている直根をできるだけ切らないようにするには
かなりの雨が降った後でないととても出来ないことは以前、たまたま思い付きで試して分かっていて
この時は、翌朝には葉が完全に萎れて土に張り付いて2日後には枯れてしまったのです。

持っている資料の中では、こうした大根の移植についての具体的記述を見つけることが出来ず
間引いた8本を全て次のようにやってみました。

 
①どう注意深く引き抜いても直根の先端と脇のヒゲ根が少し切れてしまいます。
これが一番大きく成長していた苗です。


②直径3cmの塩ビパイプを差し込み深い穴を掘ります。


③出来るだけ根をまっすぐに垂らして土も少しずつ、押しつけながら入れました。


④しっかり土を鎮圧。この時は葉っぱはそのままにしておきましたが…。
毎日夕方、根元に水やりをしています。


⑤(4日目の今朝の様子)
葉っぱの負担が大きそうなので取り除きました。
まだ“生きている”ことは確かです。

どれもみな、似たか寄ったかの状態で
こんな方法で何とか生き延びて成長してくれるのかどうか…。

 

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紛瘤の治療③…「セツか癰(よう)かもしれないが…」

2012年09月25日 | 病気一般の話題

3カ月に1度のヒアルロンサン局部注射のための太い2本と
紛瘤治療で新たに訪れた総合病院で、それに比べたらはるかに細いにしろ
点滴注射1本の、都合3本の針を身体に突っ込まれたのでさえキツイのですが
その上、皮膚の患部をまたまた麻酔なしで排膿のため数回押された激痛
足をバタつかせながら耐えたので、昨日はクタクタの一日になりました。

さすが総合病院、月曜日は内科を中心に年寄りが大挙して訪れていて
「これだと2時間待ちか?」と覚悟したのに、2階の皮膚科は
診察が終わった帰りにこそ廊下の待合コーナーが10人ほどで混み合っていたものの
3、4人の順番待ちで診察が受けられたのですから運が良かったというものです。

担当表を見ると3人の医師のうち2人は女性でO医院も2人に1人なのですから
どうも皮膚科は女性医師向きな科目なのでしょう。

お婆ちゃん医師による診断の結果は「セツか癰(よう)の可能性もありますが多分
O医院でもそう診断しているのであれば細菌による炎症性紛瘤でしょう」とのこと。

すでに炎症が起きて切開されてしまっている私の場合、次の2つが考えられるそうです。

①炎症性粉瘤…皮膚と同じ成分の袋が元々あってそこに二次感染として
細菌が入って炎症を起こし赤く腫れた

②せつ、または癰(よう)…単にそこに細菌が入って炎症を起こし赤く腫れた

〇セツ、癰(よう)とは
セツは毛穴の毛包(もうよう)という所に細菌による炎症が起こり
周囲に拡がって赤く腫れて膿が溜まった状態で、これを本来オデキと言います。
粉瘤と違う点は袋が無い事です。
袋がないから粥状の内容物もありません。
体質的にでき易く体中に多発することがあり、これはセツ腫症といいます。
また癰は、皮下で連続したせつの集合体であり、せつより深い部分から始まって
複数の毛包が同時に侵されるので、皮膚がドーム状に盛り上がった赤み・痛みの強い塊となります。

〇粉瘤とセツの鑑別診断
粉瘤は炎症の起きてない状態で診断を受ければ鑑別は容易ですが
炎症が起こってからですと見ただけではセツとの区別はつきません。
ただ、治療のために切開排膿をしますので、その時点で膿と一緒に
粉瘤の内容物である粥状の内容物が出てくれば粉瘤ですし、膿だけならセツです。
 
〇治療法
・粉瘤:1cm以上の粉瘤は自然に消える可能性は低いので袋ごと切除をします。
粉瘤で炎症のある場合には膿と粥状内容物の排膿をします。
ただ1回の切開排膿ではまた翌日に少し膿が溜まりますので数日に亘って毎日排膿が必要です。
炎症が完全にとれて普通の状態に戻ったら袋を切除します。
・セツ:細菌感染による炎症と膿の貯留だけですので、切開排膿とその後数日の排膿だけで済みます。
(粉瘤もセツも排膿後は痛みが軽減され楽になります)

薬は内用の抗菌薬(抗生物質)と外用の消炎剤です。
癰:さらに抗菌剤の点滴注射が必要です。

医師によっては異論もあるようですが
「化膿した部分には麻酔が効かない」との記述を見ていますので
2つの病院で麻酔もせず切開して排濃させることは、どうも止むを得ない措置のようです。

現代医療は飛躍的に進歩しているというのに…

“咽喉元過ぎれば熱さを忘れる”の言葉通り、記憶に残っていないだけなのかもしれませんが
1週間に2回も麻酔なしで患部を切られたり押されたりする激痛を経験したのは
63年間の人生で初めてのような気がして、以前に変形性膝関節炎の際に訪れて懲りてしまった
“力づく治療”の整骨院と同じく2度とお世話になりたくない所になってしまったことは間違いありません。

激痛治療の後、そのお婆ちゃん医師からは
「O医院にはここに来たことは内緒にしてそのまま通ってもいいですよ。
あと1週間もすれば治ると思います」と言われましたが
「O医院では良い薬を処方されています。でも、私とちょっと違うかなぁ」の言葉が気になって
また、治療後に傷口を洗浄してくれたことと抗生物質の点滴をした立派な電動シート
さらに、病気や症状の説明が丁寧だったことが気に入って
「最後までこちらでお世話になります」と答え次回の予約をしたのでした。


(点滴用電動シート)

点滴液:ラセナゾリン注射用

今回処方された薬:ミノマイシンカプセル(内服抗生物質)
ポピヨドン液(消毒外用液)

そのままO医院で治療を受けても同じだったのかもしれませんが
今ではずいぶんコブも小さくなって痛さも緩和され、楽になっています。

また、湯船は雑菌がウヨウヨなので浸かるのはダメだが、シャワーはむしろしっかり浴びて
石鹸で患部を洗うことも奨められ、昨夜はその通りにして全身を洗えたせいか
一昨日までとは打って変わって今朝の気分は爽快です

ところで、治療後の夜からはガーゼの上のTシャツの匂いが
亡きぺぺの肉球や体臭と同じに感じられてきてビックリ。

前足だけでは滑って怖がるため、ほとんど風呂に入れなかったペペの匂いは
密集する体毛に閉じ込められた皮膚の老廃物が元になった匂いだったのかもしれません。

そう言えば、ぺぺの左前足にも、獣医のA先生に「良性腫瘍」と診断された
私のと同じくらいの大きさのコブがあったのですから
そんな所まで飼い主のお父さんに似た可愛いヤツだったのですねぇ。

もし化膿していたら、こんなヒドイ痛さを味わい
ぺぺが大嫌いなA先生の所に通うことになったかもしれないし
それよりも何よりも、前右足1本では1日も欠かさなかった散歩が
1週間はできなくなっていたはずで、こうならずに本当に良かったと思うことにしましょう。

まさかこんなことで、また鮮明に思い出すことになろうとは…

 

 

 

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「紛瘤」の治療②…膿と痛みが止まらずツナギが着られません

2012年09月23日 | 病気一般の話題

(今回の記事も“気持ち悪く不快”な画像を含みますので飛ばしてもらって構いません)

毎食後3回、ケフポリンカプセル(抗生物質)を服用したうえ、午前中と夜の2回
患部のガーゼを取り替える際にアクアチムクリーム(外用抗生物質)を塗っているのに
膿の量が減りませんし痛みも続いています。

そこへさらに、ここ数日でずいぶん気温が下がり
今までのTシャツの上にツナギを着出したら、その重さが折り畳んだ重ね合わせで
5mmくらいの厚さになっているガーゼを通じて余計患部を圧迫するのです。

普段、家にいるときは真冬と真夏を除いたら
ほとんどこの作業服を愛用していて全部で10着ほど持っているのですが
特に立っている時はその重さがそっくり肩に掛かり、とても痛くて着ていられず
これ以外のシャツとズボンにしなければならず、着る物に不自由する始末です。

なるほど、こんな重量が肩に掛かるのですから
慣れない人がツナギを着ると肩が凝るわけですね。

入浴はガーゼの上にビニールの切れ端を貼って
肩までどっぷり浸からないようにしていますので我慢できる範囲としても
また、一晩で30回程度とされる寝返りが打てず熟睡できないにしても
切開して3日経つのに膿の量が全く減らず、この厚さのガーゼの表面にまで浸み出て来ますし
ツナギの重さで我慢できない痛さが続くことは全く考えていなかったことです。

正直、最初にO医院に行った時は痛みさえ引けばそれで良く
あわよくばコブもなくなればそれに越したことはない程度の気持ちだったのですから。

グチュグチュ状態の患部を見た女房と二女は「医者を変えたら…」と言います。

  

確かに、袋の除去をせず切開だけで良いのか、という疑問は元々持っていますし
また、説明不足を感じていますので、明日にも総合病院に行き
セカンドオピニョンを求めて見ようかな、と思っています。

 

 

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キュウリ色のナメクジ

2012年09月22日 | 自然農法による自給用野菜作り

この時期、「一雨ごとに気温が下がる」の言葉通り
寝る際はタオルケットの上に毛布が必要になって来ました。

太陽が顔を出せばまだまだ暑いのに
曇りがちで数時間、雨が降る日が2日ほど続きました。

2段階に分けて植えたキュウリの最初の棚には
もうほとんど姿が見えませんが、後の棚と地ばい仕立てのものには
今でも数本ずつ子供が育ってくれています。

こうした天気のせいなのでしょう、またナメクジが目立つようになっていて
地ばいの1本に、なんと5匹が一度に顔を突っ込んで貪っているのを見つけました。

パンパンに太った上、身体の真ん中は緑色になっているのが分かります。

試しに潰してみると、やはり中身はほとんどがキュウリでした。

「南無阿弥陀仏…」

 

 

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今度は皮膚病「粉瘤」の治療

2012年09月21日 | 病気一般の話題

(今回の記事は“気持ち悪く不快”な内容ですので飛ばしてもらって構いません)

普段は見えない背中の右肩部に直径5、6cmのコブを見つけたのは
もう10年以上前のことでした。

風呂上りで上半身裸の時に女房が発見、何だろうと指で押したところ
ひどい悪臭を放つ茶色のゼリー状物質がピュピュっと飛び出して来て大騒ぎしたものです。

絞り出してしまうとコブはシワになってしぼんでしまい、特に痛みもないので
2年に1度くらいはこうして中身を絞り出す際のブチュブチュ感と
この生臭い不快な臭いを嗅ぐことが“楽しみ”にさえなっていました。

敢えて臭い靴下を嗅ぐのと一緒の感覚なのでしょう。

そしてこの夏、孫達が遊びに来ている8月上旬のことでしたが
また結構大きく脹らんで7、8cmになっていたコブを何となくつまみ
少し飛び出て指に付いたゼリーの臭いを嗅いでいるところを隣に座っていた孫娘のBちゃんに見られ
誤魔化そうと鼻くそをほじっている振りをしたら「ジージの鼻くそ、臭い!」と言われ
離れた席に逃げて行ったのですから、私が思っている以上に強い悪臭であることを知ったのです。

また、女の子のBちゃんに
“ジージは臭いもの”と思われたかもしれないことが気掛かりになってしまい
この変態的なクセを止めなければ、とも思うようになっていました。

そんな折、たまたま10日程前の野良仕事の最中に上半身裸をよいことに
ちょっと強くこのコブを押したところ例のモノがニュルニュルと出て来たのです。

久しぶりに全部絞り出そうとシツコク左手の親指と人差し指で肉をつまんでしごいていたのですが
思うように出て来ないどころか、その部分が痛くなってしまいました。

そして、半分も出ていない状態で止めたのに
その痛みが日にちが経つとともにキツイ疼痛がなってきたため
「ヘンな病気ならマズイ」、また、ちょうど良い機会なのでコブがなくなれば
それに越したことはないと思い、皮膚科の病院に行く気になったのが4日前のことです。

このO医院は40歳くらいのご夫婦二人がともに皮膚科治療に当たられる町医者で
過去に2、3度、二女と孫の送り迎えで訪れたことがあり
私がインプラントでもお世話になった歯科のK先生の友人であることは知っていました。

「皮膚科は歯科と違い数が少ないし、設備投資が少なくて済むので儲かるんだよ」とは
以前聞いたK先生のお話です。

受付時間の10分前に並んだおかげで5番目の順番が取れましたし
30分後に診察が始まっても二人で診察するのであっと言う間に名前を呼ばれて診察室へ。

担当は美人と評判の奥さんの方でした。

ちなみに、今回は見れなかった旦那さんは小柄でチンチクリンのため
椅子に座っても足が床に付かないとか…。

それでも収入が良い医者には綺麗な奥さんが来るんだなぁとは
これも巷でささやかれている話です。

診察が始まり、病名は「良性の腫瘍(しゅよう)です」とのこと。

この悪臭を例え医者とは言え、他人、特に女性に嗅がれることに抵抗がありましたし
まだ残暑が厳しい日もあり毎日の入浴を禁止されることが耐えられず
そして何よりも「切開」の他に「痛くない投薬治療もある」と言われたのでもちろんそれを選んだら
ニキビを治す「アクアチムクリーム」と抗生物質を処方され治療は終了…。


しかし、服薬・塗布後1日目、こんな風になり
さらに2日目、言われた通りに薬を塗ったり飲んだのに、コブの頭の皮が剥がれ
グチュグチュの薄黄色のゼリー(なぜか無臭)でTシャツが汚れる上
擦れる痛みが加わってしまいました。

「やっぱり切開した方が良かったなぁ」と後悔し
改めてネットで症状と病名を確認して下調べ、再びO医院を訪ねたのが昨日のことです。

今回も奥さんの診察室に通され主旨を伝えるとすぐに
うつ伏せでモーターで上下するベットに寝かされ
「高額な設備はこの程度なのか?」などとと考えている間に
「消毒します」と患部に触れられたものだから、それはもう痛いのなんの

続いて何らの断りもなかったので覚悟をする間もなく
「チクッ」が加わったのですから多分、この時にはもうメスで切られていたのでしょう。

普通は「ちょっと痛いですよ。頑張ってください!」くらいの言葉は
例え気休めにしろ掛けてくれるのに…。

患部を押して中身を押し出す激痛が続き
ベットの淵にしがみつきながらこれらの痛さに耐えること、なんと3、4回

いっそ気を失えば良かったなぁ。

「結構、詰まっていますねぇ。でも、このくらいにしておきますか?」

「いえ、先生が納得できるまでヤッテください!」

強がったものの、これで終わった時には全身の力が抜け
気が付くと目にはうっすらと涙  が浮かんでいるではありませんか…。

帰り際、「フンリュウという病名でいいんですよね?」と調べてあった病名を挙げると
「そうですよ」とのお返事でした。

でも、そうだとすれば、今回、特に説明はありませんでしたが
袋の除去をしなければ、いずれまた脹らんでしまうことはどこを見ても書かれていることなのに
切開して単に膿を出すだけでよかったのでしょうか?

それにしても医者って、人の身体によくぞ麻酔もせず
平気で“刃物”を立てることが出来るものだと感心すること仕切りです。

 

・・・・・・・・粉瘤(ふんりゅう)」について・・・・・・・


皮膚下にできる「粉瘤(ふんりゅう)」は表皮嚢腫(のうしゅ)、またはアテロームとも呼ばれ
特別めずらしいものではなく、誰でも一度くらいは発症すると言ってもいいほど一般的な
皮膚腫瘍(できもの・おでき)ですが、意外なほどその名は広く知られていません。

悪性の癌のようなものではなく良性で、世間では「脂肪の塊」と言われているようですが
実は脂肪の塊ではなく、外皮から剥がれ落ちた垢などの老廃物の塊が
皮膚の深い所にできた毛穴の一部の組織の袋状のものに溜まった皮膚病の一種です。

主な症状は、皮膚表面に直径数mm~数cmのコブのようなしこりができ
通常は痛みや痒みはありませんが、細菌感染を起こすと
大きくなって赤く腫れ上がり、痛みを伴います。

皮膚の表面に開口部を持つことが多く、絞り出すと
薄黄色の油のような溜まっていた粥状ものが放出され特有の嫌な臭いを放ちます。


小さなものは自然に消滅してしまうこともありますが、完全に治療するには
皮膚の下にできた袋自体を手術で切除する必要があり
袋を切除しないと再発するケースが多くなります。

多発する場合は先天的な体質に因ることが多く、成長するに従って
少しずつ目立つようになり、
長い間にはコブシくらいの大きさになることもあります。

このため、切除後の傷跡を大きくしないために
腫瘍(できもの)が小さいうちに治療を受けることをお奨めします。

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“尖閣”の話で感じること

2012年09月19日 | 世の中のあんなコト、こんな事

周りを多くの国々に囲まれ、それも異教徒・異民族と接していて
過去に何度も侵略された歴史を持つ中国が、どれほどの緊迫感を持って
領土問題を捉えるかを日本人が想像することはとてもできないことなのでしょう。

尖閣問題のデモに参加する一般民衆からは、「開戦」などという
平和ボケした私などには聞いてビックリするような言葉も飛び出すのですから。

 

確かに、動物の縄張り争いと同じだとすれば、とりあえず後世に期待して棚上げしたところで
領土問題の根本的解決は“勝ち負け”によるしかないことは
過去の何度もの戦争の歴史が雄弁に物語っているところです。

私の認識不足は否めないにしても
石原都知事から突然飛び出した感のする魚釣島買上げの話が
「一触即発」などの言葉がマスコミに登場する事態に発展するとは思ってもいませんでした。

かように世界は、常に微妙なバランスの上に成り立っているのですね。

また、自分のガキの頃と少しも変わっていない孫の男の子達の習性を見て思うことですが
左の6歳のR君は遊びに来て「ジージと戦う!」とよく掴みかかって来ますし
右のT君は2歳にしてすでに、ペットボトルを警官隊に投げ付けるデモ隊の中国人のように
玄関先に敷いてある小石を拾っては盛んに目標物を決めて飽きることなく投げ続けているのですから
オスは生まれつき、「戦い」を好む生き物なんですねぇ

    

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大根の発芽率が30%にも達していない

2012年09月18日 | 自然農法による自給用野菜作り

一番メインの畝がこの有様で
念のためとして植えた分を含めて2度で100粒は蒔いて
今のところ20本程度しか芽が出ていません。

ジャガイモを収穫した後の場所をかなり深く耕して、かつ雨が降ると水が溢れるので
高く土を盛って40cm程の高さの畝にしたのにガッカリです。

もともと枝や草・紙ごみを焼却して埋めていた痕跡があり
結構な量の黒い灰が混じっていますので、ジャガイモには問題なくても
大根には悪い影響を与えたのでしょうか?

これほど手を掛けずに蒔いた他の2ヶ所の畝は
2度目に蒔いたものを主にどちらも50%程度に発芽していますので
この土質に関係があると思って間違いないと思うのです。

    
(90粒のうち43本)          (50粒のうち23本)

こちらも、1回間引けば済むほどの数ですので
楽ができると考えることにします…。

8月中に隣のGさんの翌日に蒔いた最初の種の発芽率は極めて少なく
でもGさんの畑はちゃんと発芽しているのですから
種を蒔く前にその下の土をしっかり鎮圧しなかったことが失敗の原因なのでしょう。

種蒔き後、1回しか雨が降っていませんので
次の雨であと何本かは芽を出してくれるのでしょうか?

 

 

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敬老の日?老人の日?

2012年09月17日 | 日々の暮らし

娘から届いたプレゼントで
孫の手紙と手作りクッキー(本人曰く、キャラメルケーキ)も
同封されていました

 

ところで、「敬老の日」と「老人の日」の2つが存在しますが
それらの関係をちょっと調べてみました。 

9月15日…………老人福祉法で定める「老人の日」
9月15日~21日…老人福祉法で定める「老人週間」
9月第3月曜日 ……祝日法で定める「敬老の日」

2003年から「祝日法」の改正によって「敬老の日」が9月第3月曜日となるのに伴い
従前の「敬老の日」を「老人の日」という記念日として残すことになったようです。


ちなみに、「老人の日」と「老人週間」の意義は、
『国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し
自らの生活の向上に努める意欲を促すため、老人の日及び老人週間を設ける』とされています。

「敬老の日」の意義は、『多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う』のだそうです。

老人…年をとった人。年寄り。
老人福祉法では、老人の定義はないが
具体的な施策対象は65歳以上を原則としている。

「老人」は、文章やあらたまった話の中では最も一般的に使われる語。

特に「老人福祉」「老人ホーム」のように複合語を作る場合、「年寄り」は使わないのが普通。

「年寄り」は「老人」よりややくだけた親しみのある感じで使われる。
前後関係によって軽蔑の感じが強く出ることもある。
「お年寄りを大切にしよう」「年寄りの冷や水」など。

類似の語に「老体」がある。「老体」は「御老体を煩わせてすみません」というような形で
尊敬をこめて言う場合にも用いる。

年齢が高いことを示す「高齢者」が広く使われるようになっている。

「老人」が個人を指す場合は男であることが多い。
女性については「老婦人」「老女」「老婆」などを用いることが多い。
「年寄り」「老体」にはこのような使い分けはない。

大まかに言って、年金53兆円+医療費32兆円+福祉20兆円への給付を
現役世代保険料58兆円+国及び地方負担37兆円+その他 でかろうじて切り盛りし
しかし、この国及び地方負担とほぼ同額の38兆円は
赤字国債(つまり、赤字を補てんするための国の借金)で賄っているに過ぎないのです。

「朝起きて 寝るまでとくに 用もなし」

女房と大笑いした新聞掲載の川柳(埼玉県・73歳男性)です

「多年にわたり社会に尽くしてきた」ことは確かですが
今後いつまで「敬愛され」、「祝う」存在でいられるのかどうか…。

 

 

 

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もう、スキーウェアを買ってしまいました

2012年09月15日 | 冬はもっぱらスキー三昧

と言っても、リサイクルショップでの話です。

2週間前に立ち寄ったオ〇ハウスで見かけた
薄いイエローのスキーウェア(上下セット1575円)ですが
試着するのが何とも暑くて難儀でもう少し涼しくなってからと思っていました。

ところが、ベージュ系はよくあるにしても、カラシ色がかったレモンイエローはあまり見たことがなく
スポーツ系ではないファッションブランドの「NICOLE」製であることもとても気に入って
2、3日前に汗だくになって試着の上、購入してしまいました。

      

思えば、昨シーズンから25年ぶりに再開したスキーは
ほとんど全ての道具を“お下がりの頂き物”とリサイクルショップの中古品でのスタートでした。

スキー(ビンディング付き)2セット・ストック…Aさんからの頂き物
ウェア(上下セット、旧式新品未使用)・ブーツ(中古)…ヤフオク約8千円
グローブ・ゴーグル(それぞれ2個)…オ〇ハウス約3千円

その後、15回くらい行った頃、いくらなんでもウェア1着では飽きてしまい
バーゲンで半額になるのを見計らってジャケットとパンツを別々に買い足したのでした。

今回のウェアは「Lサイズ」の上下セットではありましたが、ジャケットは程良いダボダボ加減なのに
パンツは丈が短い上ウェストが小さくてファスナーが閉まらず
よく見るとパンツのタグには「ウェスト67cm」の記載があるのですから
間違いなくこれは“レディース”なのでしょう。

若かりし頃、実家のレディースアパレル小売店を数年手伝った経験から
パンツにおけるメンズとレディースの大きな違いは
ヒップとウェストのバランスにあることを知っています。

つまり、レディースのヒップはウェストに対してかなり大きいのです。

逆に言ったら、男性がレディースのパンツを履くと
ヒップはちょうど良くてもウェストが小さ過ぎると言うことです。

レジで「パンツはいらないから少し値引きして」の要求も通らず
まあ、極寒時の普段用に、要るなら女房にでもあげてしまうことにしましょう。

また、今時にはあまり流行っていない素材を使っていますが
一番最初に新品未使用で購入した黒色のウェアも同じ材質のようですから
これのパンツと組み合わせれば素材感は統一できるはずです。

さらに、チケットホルダーがないのも気に入りませんでしたので
せいぜいがボタン付けやワッペンの貼付けを手縫いでする程度の得意な針仕事の技を駆使して
使っていないパスケースを加工して自分で装着しました。

子供の頃はよく、店の“お直し部屋”で足踏みミシンで遊んでいましたので
なんとなく裁縫は得意で、小学校の通知表の家庭科は
ずっと5だったのですからいわゆる手先が器用というやつです。


(この程度は普段から手縫いしています)

これでずいぶんウェアのバリエーションが増えましたので
あと3カ月後の雪のシーズンがより楽しみになりました

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「第6回無農薬・ずくなし家庭菜園」受講

2012年09月13日 | 自然農法による自給用野菜作り

この講座の講師の著書が発売になりましたので早速購入しました。

竹内孝功(あつのり)著「これならできる!自然菜園」
発行元:社団法人 農山漁村文化協会 (本体1700円+税)

「ただ単に化成肥料を使用しないだけの無農薬栽培ではなく
その鉄則を知り、自然の流れに沿って野菜の個性を生かしながら栽培することで
美味しい野菜を作る」ため、かなり理論的な部分が多いので
必要な個所を拾い読みし、講座内容の確認に使用するつもりです。

(今回の講座のメモ)

9月の大事な野良仕事

・夏野菜の自家採種のポイント…トマト・ナス・カボチャ等の種取りのコツ
・秋冬野菜の育て方…大根・ホウレンソウ・冬菜のポイント
・越冬野菜の苗の育て方…イチゴ・ニンニクなど

1.9月のテーマ…自家採種

1)自家採種とは

・自分の家で種を取ること

・無農薬で育て易くなる

・経済的

・オリジナル野菜になる

2)向いているものとそうでないもの

・ほぼ自家受粉(トマト・ナス・マメ科全般)は向いている

・他家受粉(カボチャ・キュウリ・トウモロコシ等)は交雑し易い

3)固定主と一代交配種(F1)

・固定種の特長…成長がバラバラ、美味しい、自家採種できる

・F1の特長…形が揃う、一斉収穫、オリジナル品種が生まれる
(価格が高く出荷向き)

・選ぶ時の見極め方…ロングセラーの種
ホームセンターが安い理由は1年古いから

2.9月にやってはイケナイ無農薬栽培(失敗から学ぶ)

1)秋冬野菜の遅蒔き…9・18頃が限界(標高700m)

大根:種を蒔いたら水をやらない。むしろ発芽してから
10%の春菊を混ぜると虫が付かない

2)根菜類の直前の堆肥の施し

3)ナスの切り戻し…回復できずに霜が降りる

4)ニンニクに未熟堆肥
9・25頃、寒冷地用・大きなものを植える

5)大きなイチゴ苗を深く植える…埋まったことがない
立派な大きな苗は実が小さくなる。
お奨め:宝交早生、章姫(あきひめ)
親・長男の株は破棄、二男(できれば三男)以降を植える

3. 9月に自然に美味しく育てるポイント

1)カボチャとサツマイモの美味しい収穫と保存方法
収穫後、最低10日は経たないと甘いデンプンに変わらない
ホクホクで食べたければ冬至まで
ネットリで食べたければ冬至過ぎ

2)漬けもの野菜の栽培のコツ(野沢菜・赤カブ・大根・白菜)

・9月に入ってから種蒔き

・霜に当てて美味しくして収穫

・昼間に収穫

 

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「首吊りは自殺の王道」

2012年09月11日 | (雑学Ⅲ)高齢者の自殺を考える

昨日、73歳の現職大臣の自殺のニュースが流れました。

「高齢者の自殺」という括りで捉えることができるかどうかは別にして
また、不謹慎のそしりは甘んじて受けるとして
自殺を語る際の参考に、この首吊り=縊死(いし)について詳細に書かれている
鶴見済著のベストセラー「完全自殺マニュアル」から、以下を抜粋してご紹介します。

 

首吊り

確実、簡単、苦痛なしと三拍子そろって老若男女を問わず圧倒的な人気。
言わずもがな、の自殺の王道 

身も蓋もない結論を言ってしまうようだが、首吊り以上に「安楽」で「確実」で
そして「手軽」に自殺できる手段はなく他の方法なんか考える必要はない。
「なーんだ」と思うかもしれないが、いくら調べたところで
これ以上の手段は見つからないんだからしかたがない。

以下に詳しく書くが、それくらい首吊りは優れている。
人類が考え出した芸術品と言ってもいい。
だからこそ毎年、日本の自殺者の半数以上がこの手段を選び
古今東西を問わず広く用いられてきたのだ。

首吊りの最大の長所は未遂率が極端に低いことだ。
紐が切れたり、紐をかけた木の枝が折れたり
あるいは決行直後10数分以内に発見されたりしないかぎり
成功する確率は100%だといっていい。
服毒したうえ切腹したが死に切れず、線路で電車を待ったがこれもダメで
しかたなく崖から飛び降りたがそれでも死ねず
ついに崖を這い上がって松の木で首吊り自殺した人がいた。
首吊りの確実さを物語っているケースだ。
自殺するなら首吊り、志願者はこれをまず念頭に置いておくべきだろう。

〔準備〕  縄1本の手軽さ

用意するものは紐1本でよく電気コード・ベルト・縄など
首に巻きつけることのできるものであれば、なんでもかまわない。
ただ、なるべく柔らかく首にぴったりとフィットするものを選ぶこと。
デパートの包装用のビニール紐などでも、100kg程度の体重を支えるには十分だ。
これが針金などの切断力のあるものなら、首を切り落とすこともある。
板橋区の橋の欄干に車の牽引用ワイヤーの一端を結び、もう一端に首を括りつけて
川に飛び込んだ男の死体は首だけが切り落とされて川に流れ、変死事件と騒がれたし
同じく車の牽引用ワイヤーを木に結び一端を自分の首にかけて、そのまま車を発車し
首切り自殺した勇気ある会社員もいる。

(座ったままでもOK)

縄をかけるのは、折れやすい細い木の枝などでなければどこでもいい。
中1の少年が本棚に5寸釘を打ちつけて首吊りした例もある。
ただ、縄をかけるのに適したところが見つからない、ということは十分にありうる。
病院や留置場内などでは特にそうだろう。

しかし首吊りは、自分の身長より高い位置に紐をかけなければできないものではない。
足や尻が床についていても、十分に死ねる。
病院のベッドで首を吊る人も多いし、理論的にも可能だ。

その理論を説明する前に
首を“絞める”場合と、“吊る”場合の違いについて説明しておこう。
前者の場合、死因は気道がふさがれることによる窒息死が多いが
後者の場合は、脳に行く血液が遮断されて脳内が酸欠状態になるためである場合が圧倒的に多い。

脳に血液を送る動脈は2種類ある。
「頸動脈」と脊椎のわきを骨に保護されながら上っていく「脊椎動脈」だ。
首を絞める場合は、「頸動脈」はふさがれても骨に守られた「脊椎動脈」はふさがれない。
ところが首を吊る場合は、斜め上方から首がひっぱり上げられて角度がつくために
両方が同時にふさがれ、瞬時にして脳への血液供給が止まる。

その差は死体を見ればよく分かる。
首を“絞めた”死体の多くは、「椎骨動脈」による脳への血液供給が続けられるのに
逆に脳から血液を送り出す「頸静脈」がふさがれているので、顔が紫色になって鬱血しているが
首を“吊る”場合は、ほとんど鬱血が見られないのだ。

さて、ここまでわかったところで、首を吊る高さの問題に戻ろう。
首を吊る場合、血圧が170mmHgの人なら頸動脈は3.5kg、椎骨動脈は16.6kgの力でふさがれる。
足が床について膝が曲がっている程度なら、全体重の70~80%
膝が床についていても体重の20%くらいの重量は首にかかる。
たとえば、体重が60kgの人が膝をついて首を吊った場合
首にかかる力は12kgで、頸動脈はもちろん完全にふさがれる。
椎骨動脈については完全にふさぐまでは至っていないので、わずかながら脳に血液が流れるが
これも時間の問題で、単純に首を絞めたときに比べれば数段まし。
多少失神が遅れる程度で、未遂に終わるようなことはない。
つまり、首にかかる力が体重の20%程度でも、首にきちんと角度がついてさえいれば
完全に体をぶら下げなくても死ぬのは簡単ということだ。

実際、尻や背中が床についていた例もあるし、高さが30cmもあれば死ねると言う人もいる。
欧米ではむしろ足が床についている場合のほうが多いなんていう話まである。
自分の部屋で死にたいあなたも、高さがないからといって諦める必要はない。
ドアのノブでも十分だし、階段の斜面を使うやり方だってあるのだ。

その他、注意することとして人に見つからない場所を選ぶことは当然だが
これまたガスやクスリを使った自殺のように、何時間も、あるいは何日も発見されないような場所でなくてもいい。
ほんの10数分発見されなければ、まず助からないし、それが数十分に及べば完璧だ。

死体を友人や親に見られたくない場合は、自宅や通学・通勤路から少し離れた場所を選べばいい。
身元がわかって親が知るころには、あなたはすでに病院か警察のなかだ。

〔経過〕

1. 一瞬で意識喪失、苦痛はなし

首に縄をかけ踏み台から足を浮かせた後、あなたの意識はどうなるのか?
法医学者の研究によると、首を吊るとすぐに意識が遠のき手も足も動かそうにも動かせず
しかもこの過程でまったく苦痛はないことが明らかになっている。
これは医学界ではすでに常識だ。

東京で演出家が見物人の前で首吊りの演技をして見せたところ
「こんなふうに腰を下げると……」と言ったとたんに意識を失い
そのまま見物人たちの前で死んだという事件もあった。
ある法医学者は首吊りの苦痛を体験しようとして、いつでも踏み台に戻れるように準備し
さらに同僚を立ち合わせて踏み台から足を離したが、突然失神してしまいかろうじて同僚に助けられた。
こういう体験例はいくらでもある。

電気コードで首を吊って助けられたある未遂者は
「頭がポワーンとしてなにもわからんうちに意識がなくなったようだ。
息ができなくなって苦しいとか痛いとかいう感じもなかった」と語っている。
苦しいどころか、かなり気持ちいいという説もある。
たとえば、柔道で締め技をかけられて”落とされた”ときの快感が忘れられず
風呂場で首を手ぬぐいで締めて一人で失神ゴッコをしていた少年が
そのまま死んでしまったというケースもあった。
また、勢いをつけてぶら下がると、首関節が脱臼して一瞬にして心停止、呼吸停止を招くことになる。
首吊りというと喉が締まって苦しみながら窒息死すると考えている人も多いが
実際には息苦しさを感じる前に脳が酸欠を起こして意識を失うので、苦痛はない。
もし疑うなら、あなた自身が試しに紐に首からぶら下がってみるといい。
果たして本当に一瞬にして意識を失うのかどうか。
たぶん首に縄をかけて少し体重をかけた程度で予想以上に首がきつく締まることに驚いて
そこでやめてしまうのがオチだろうが。

2.10数分で心臓停止

さらにいくつかの段階に分けて詳細に研究した学者もいる。
この研究には異論もあるが、とりあえず紹介しておこう。

まず第1段階として、はじめに頭がカーッと熱くなり、耳鳴りがする。
そして眼にピカピカと光を感じる。そして次第に足が重くなり、徐々に気が遠くなっていく。
この間約1分だという。
頭が熱くなり、耳鳴りがし、眼に光を感じるのは首を吊った正に直後で
これと同時に意識は薄れていくようだ。

意識喪失後の第2段階に入ると全身に痙攣が起こる。
ほとんどの場合、手は水の中を抜き手で泳ぐような、足は歩くような運動をするという。
その後両手足の筋肉がひきつり、全身を伸ばしっきりにする“ひきつり”が起こる。
ただしこの痙攣については、全身が小刻みに震えるようなものだ、という感覚のほうが今では有力だ。
この間、約1分から1分半。
ここで男性の場合、なぜか性器が勃起して射精してしまうこともある。

第3段階ではすでに仮死状態となり、大小便や精液を漏らし、眼球が飛び出して、呼吸が止まるという。
この間約1分で、ここに至るまでの時間はわずか3分から3分半。
この段階ではまだ心臓は動いており、発見されれば一命は取り留められる場合もある。
この後約10分間、心臓は動いているが、心臓が停止すればまず助かる見込みはない。

あるアメリカの軽業師は、観客の前で首吊りのマネ事をして
意識がなくなりかけた時に合図して降ろしてもらうという芸を披露していたが
ある日突然に失神が来てしまったらしく合図ができずに、そのまま13分間首を吊った状態で放置され
急いで病院に運ばれたが、息を吹き返すことはなかった。
つまり、ほんの10数分の間、誰にも発見されなければあなたの自殺は完了する。
しかも苦痛もない。
こんなに都合のいい自殺方法は他にはない。

〔死体状況〕 首吊り死体は汚いか?

首吊りの欠点としてよく言われるのが、死体の見た目が良くないということ。
確かに失禁したり射精していたりすることがある。
喉を締め上げるため、舌が飛び出しよだれが流れ、また顔は鬱血して紫色になり
さらに目玉が飛び出すなどとも言われる。
ただし、ここまでひどいケースはそんなにはない。
死後何日もたっていないと目玉は飛び出さないし、舌も歯にひっかかれば突き出ない。
こうなることもある、という程度だ。
首吊り死体を写真で見ると、ほとんどが「ダラーン」「ブラーン」としているだけで
生きている状態と変わらない。
前述したように頭に行く血液はすぐに遮断されるので、顔も鬱血していない場合がほとんどだ。
見た目が良くないとはいっても、ビルからの飛び降りや
電車への飛び込みなどの死体に比べれば格段に綺麗な死体と言えるだろう。
失禁を防ぎたければ、事前にトイレに行っておくだけでいいし
射精をしたくなければ自慰でもしておけばいい。
昭和天皇の後を追って、崩御当日に自殺した87歳の老人は
口にガーゼをくわえ、さらにマスクをして、みかん畑のなかで首を吊った。
この程度の準備はしておいてもいいかもしれない。

(注意) 首締めは苦しい

前にも言ったように、首吊りが優れているのは
斜め上方から首がひっぱり上げられる姿勢になることにより椎骨動脈が締まるからである。
手などで首を絞める場合は当然、この動脈がふさがれず、脳に血液が運ばれるため
一瞬にして意識喪失というわけにはいかない。
首吊りでは先にあげた第1段階で意識を失うが
締める場合は第1、第2、第3段階を意識とともに体験し、ようやく失神する。
結局、気道がふさがれて窒息死することになり、痙攣も味わうためかなりの苦痛を伴うわけだ。

にもかかわらず、自分で首を締めたりして窒息死する人は多い。
30cmの高さを作る手間を惜しんだばっかりに、と同情を禁じえないのだが
42歳のある大学助教授は、ネクタイで首を徐々に締めて、口から血を流して自殺したし
東京オリンピックに水泳選手として出場し、その後平凡な主婦として生活を送っていた43歳の女性は
その人並み外れた肺活量を生かして、口と鼻、首に粘着テープを何重にも巻き、窒息死した。
息子を絞め殺して留置場に入れられ、鼻や口にギッシリとちり紙を詰めて自らも窒息死した
49歳の主婦もいれば、警察の保護房でトイレットペーパー約100g(約1本)を飲み込んで
気管支閉塞で自殺した46歳の土木作業員もいる。

もちろん、こんなふうに窒息によっても死ねないことはない。
ただし、相当の苦しみをともなうので到底、薦められない。
また首吊りに関しては、脳内が酸欠状態になり細胞が破壊されるため
未遂に終わった場合に深刻な脳の後遺症が残る。
脳細胞の特徴は、他の細胞と違って一度壊れたら二度と再生しないことだ。
発見されないための計画は十分に練っておく必要がある。

 

 

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季節の変わり目。野菜たちの様子

2012年09月10日 | 自然農法による自給用野菜作り

キュウリ

品種名を書いたプレートがなくなってしまいましたが
真ん中の6本くらいは最初に植えたものでほとんど収穫時期は終えています。
その後、両サイドに4、5本、種から育苗した「バテシラズ」を植え増ししていますので
こちらは変形したものも含めてまだまだ実を付けています。
多くの草マルチと発酵させた油かすの上澄み液の追肥1回だけで
ここまでモチましたし、娘や弟に何度もお裾分けできるほど
数多く収穫できていますので、まあ成功したと言って良いと思います。

ナス:早生大丸(接木苗)

こちらもキュウリと同じような育て方で、今を盛りに実を付けています。

ミニトマト:アイコ  中玉トマト:麗夏(両方とも苗)

中玉はやはりミニトマトのようなわけにはいきませんでしたが
それでも結構、たくさん楽しめました。
ここに来て赤く熟すのに、かなり日数を要するようになっています。

ミニトマト:ブラジルミニ  中玉トマト:南桜2号

種から育苗し定植しましたので、まだ緑の実をたくさん付けていますが
なかなか赤く熟してくれません。
青虫に結構、食い荒らされましたし、たまに降る雨で皮が裂けないよう
早めの収穫になってしまっています。
アイコや麗夏ほど甘味がなく、孫には評判が良くありませんでした。

ネギ:(頂き物のため品種不明)

それにしても、ネギって何の心配もなく育つのですね。

枝豆:(昨年収穫した大豆から)

春に植えた苗が失敗し、ロクに収穫できなかったため
急遽、昨年収穫した大豆を育てたモノが今ではここまで大きくなって
今日初めて、膨らみ切っていない枝豆を収穫してみました。
30本以上はありますので
これから今までの分を取り戻すつもりで楽しむつもりです。

サトイモ:石川早生&八頭

このように葉っぱは元気です。
イモがどうなっているのか全くわからず
様子を見ようとちょっと掘って見たのですが
白い根がはびこっていて、これを切っては可愛そうなので止めにしました。

大根:役者横町

念のため追加したものも含めて、未だに発芽したのは数本だけ…。
こんなに日数が掛かりましたっけ?

キャベツ3種類の苗の植え付けを終えています。
金春・(紫)ネオルビー・(芽)ファミリーセブン

スイカを収穫した後に、ブロッコリー(緑嶺)・カリフラワー(スノークラウン)の
苗の植え付けを終えています。

 

 

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