保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

工事費をかなり安く抑えられる方法・・・①"まとも"はキツイ

2020年12月10日 | 北隣りMさんちの擁壁問題(後編)

撤去費用を別にした新たな擁壁造成費については、境界線を確定し
排水溝を設置した上で庭を単なる傾斜地に戻す方法が
一番安く抑えられると聞いてはいてもその見積額は200万円。

これの最大の難点は、広さ70坪の庭が、画像に映る脇道と同じく
水平4に対して垂直に1下がる約15度の斜面になってしまうことです。

斜度15度は、スキー場なら初級~中級ゲレンデ程度
つまり満水のペットボトルはほぼ倒れるので、傾斜としたら
決して緩くはなく、畑は良しとしても庭となると。。。

越境を解消するには、最高H建設400万円~最低M建設280万円と
複数会社に見積られた既存擁壁の撤去がどうしても不可欠になり
これを行なうと例え一番安い工法の合計480万円では
傾斜がきつ過ぎてとても庭としての用を成さない、50年以上前の
単なる傾斜地にわざわざ"造成"して戻すようなもの。

この撤去費用が業者間でかなり差がある理由は不明ですが
50㎝程度地中に埋まっている基礎部分まで掘り出しかつその
取り壊し殻の処分費用が価格を押し上げていることは明らかです。

接続している道路幅は2mかつ直角に2回折れ曲がっていて
トラックでさえ2トン車が精一杯、もちろん大型機械は不可で
小型パワーショベル以外は基本、人手に頼ることも
あまり安く出来ない大きな要因になっているとも聞いています。

そして何よりも、子供さんのいないMさんにとっては、最低工事額の
480万円という高額出費をしても、現時点でさえ週1~2日
今後確実に滞在が減るであろう家に、新たに追加される
高額っぽく見える物は何も残らないのです。

ちなみにMさんちからは、崩落しそうな擁壁本体は一切見えず
庭の南端の一部が数十センチ陥没しているだけ、それも
放置されている雑草に隠されています。

奥さんは入院、自身」はホームに入居しての夫婦の生活費そのものは
現在80歳過ぎの高齢者の厚い年金支給額で賄えるでしょうが
他人の懐具合は皆目予想できないとは言え、今の貯えの中から
万札がゴッソリ消え去ることには耐え難い思いを抱くに違いありません。

事実、Mさん全額負担の原案は早い時点で固辞されています。

しかし、そうは言っても被害者はこちら
法的強制力に訴えてでもこの方向の決着を図るしかないのです。

そこで考え付いたのが次の(希望)案でした。

「私の負担で工事を実施し、将来土地と家を譲り受ける」

ここまで高額な費用を掛けて危険を回避すると同時に
物理的に越境を解消させなくても、その"事実をなくす"ことが
可能なら、その費用負担は相当に軽くなり、もちろん合計金額も
大幅に引き下げられるのみならず、現在の広さの6~7割程度の
平坦の庭も残すことが可能なはず。。。

Mさんには出来ず、私には出来る絶妙の方法を思い付いたのは
T弁護士を訪れる数日前のことでした。

(続く)

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