イントラの際のウェアはそのスクール毎の
デザインとカラーの制服が貸与されますので何を着るか悩むことはなく
むしろその日の天候などに合わせたインナーに気を使います。
雪が降っていたり風が強い日はもちろん厚着またはフリース系にしますが
初心者の初日の半日は歩いたり登ったりするので汗ばむことが多く
逆に1枚減らしたり薄目のものにし、滑るレッスンに進むと普通に戻します。
帽子、ゴーグル、グローブは自前のものを使いますので
中でも帽子と全体の背格好・雰囲気によってイントラ仲間をほぼ見分けることができます。
ただ、今後普及するであろうヘルメットをすでに1校
着用を義務付けているスクールがあり、自前でまだ持っていない仲間は
そこで借りた同じ種類のものを装着するので
見分けはゴーグルと背格好・雰囲気に頼ることになります。
ところで、プライベートで滑る際のウェアは未だ新品を1枚も持っていません。
理由は簡単で
どんなウェアがよいのか、未だ明確な趣向が決まらず
それなのに、どんなに安くても上下セットで3万円は下らない投資が必要だからです。
まだウェアにこだわるほど上手くないという思いも少なからずあります。
3年前、20数年振りに再開した当初はスキー板自体が誘ってくれた
友人のお下がりのオガサカ、ブーツはリサイクルショップで手に入れたサロモン
ウェアなどはショップに行っても正に“浦島太郎”状態のため
後で後悔しないよう、とりあえずヤフオクで購入した数千円の
かなり古いツナギ型ウェアの新古品で始めた経緯の影響があるのかもしれません。
その1年後にはこのツナギ型はもう1枚ネットで購入したジャケットとともに
すでに格下げされ雪かきなどの作業着になっていて
同じ中古でもずっと今風なジャケット3着とパンツ4着に取って代わられています。
(このジャケットが一番今風かなぁ…)
買わなくても参考になるゼビオやデポをぶらつく限り
後で手に入れたこれらウェアはその後、デザイン的な変化はあまり見られないものの
アッパー&ボトム共に幾何学模様などの柄物の比率がかなり増えている感じです。
また、何枚もくっ付いているタグからは
材質がどんどん進歩・改良されているように見受けられます。
しかし、若者と同じ趣味にはイマイチ、踏み出すことが出来ず
貸与される制服である程度カッコ良い路線の欲求が見たされてしまうこともあり
個人的に着てみたいウェアはカッコ悪系または地味目であることは
なんとなく掴めて来てはいるのですが、イザ購入までは至らないのです。
だって、ジャケットだけでプロパー価格は3万円を超えるものばかり
パンツはまあ1万5千円程度で済ませるにしても合計で約5万円
その“一張羅”で1シーズンに行く20日ほどを過ごすことなどできるはずもなく
せめて2セット、10万円程度の出費は覚悟しなければならないのですから。
でも、ちょっと待てよ、肝心なスキー板は中古なのに…!?
かくしてこれまでのところずっと
板もストックもそしてウェアも、当然ゴーグル、グローブなどの小物も
ヤフオクとリサイクルショップの中古品で「多々益々便ず」「質より量」をモットーに
結果、現役で活躍している分だけで板4セット、ストック3セット、ジャケット3着、パンツ4着を
とっかえひっかえして僅かな金額で楽しむスキーライフから抜け出せずにいます。
ただし、帽子はなぜか2年前から新品を購入していますし
今季、ヘルメットは型落ち新品、ゴーグル、グローブは全くの新品を購入しました。
また、前季からプライベート用だけはブーツも1年型落ちの新品を使っていますので
趣向が明確になり価格が安いものから少しずつ新品にシフトしていることも事実です。
ウェアと言えば今シーズン初め、何となくヤフオクを物色していたところ
デザイン的には古いけれど面白そうな配色のジャケットを見つけて僅か800円で落札
同じく1千数百円のオレンジ+黄色パンツと組み合わせて
まだ人影疎らなスキー場で2回も初下ろし(と言えるのか?)しました。
本人はいたく気に入っているのですが、デザイン的にも素材的にも
上下とも15年前の2000年前後のものかも知れず
どこか肩身が狭く感じてしまうのは
まだ少しは世間体を気にしている証拠というもの…。
とはいえ、もうしばらくは多分このイデタチで
懸命に精進してとりあえず手に入れた今風の滑りのカービングで
大回りと小回りの高速ターンを駆使して急斜面をかっ飛ばすつもりですので
そんな爺を目にしましたらぜひお声をおかけください、私に間違いありません!
あっ、爺かどうかはメットとゴーグルで分からないかも !?
【参考】
35年前のスキーウェアはこんな感じ
これ、私。上下ともにタイトでした。