保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

半日人間ドック・・・(a) 動脈硬化の検査、PWVとABI

2019年08月30日 | 脂質異常症と動脈硬化&血圧の話

 血液の中には中性脂肪、コレステロールなど4種類の「脂質」が存在し
これらは身体を健康に保つ上で重要な役割があり
一定量は体内に維持する必要があります。

しかし①中性脂肪が多過ぎる場合、②コレステロールのうち
LDL(悪玉)が多過ぎる場合、③HDL(善玉)が少な過ぎる場合は
「脂質異常症」と診断されします。

放置すると血管の壁にコレステロールが付着して動脈硬化が進行し
血栓ができ易くなって心筋梗塞、脳梗塞、下肢の動脈閉塞等の
命に関わる病気や日常生活に支障をきたす病気を起こし易くなるとされます。

 ただし一方、コレステロール値が極端に低いと
ガンや肺炎、脳卒中の要因になるとも言われます。

もう20年近くも年に1度受けている人間ドックの血液検査のたびに
②により(たまに①も同時に)指摘され続けている「脂質異常症」ですが
私なりに勉強した結果として服薬治療等は一切受けていません。

それ故に血圧を含めて動脈硬化の進行度には常に注意を図る必要があるため
両手首と両足首に血圧計を巻き四肢の血圧を同時に測るPWVとABI
さらに頸動脈エコー検査を5年振りにオプションとして受けて来ました。

 

PWV(脈波伝播速度):動脈壁の硬さを評価する指標
動脈硬化が進むと心臓の拍動が「手足に伝わる速度」が速くなり
1400㎝/s以上は動脈硬化が疑われる。

ABI(足関節上腕血圧比)動脈硬化による狭窄や閉塞を診断する指標
身体における「血液の流れの良し悪し」を判別する。
0.9以下は症状の有無にかかわらず閉塞性動脈硬化が疑われる。

頸動脈エコー検査頸動脈を超音波エコーで簡単に視覚化できる検査。
動脈硬化になり易く脳へ血液を送る重要な役割をしている
頸動脈に超音波を当て、三層からなる動脈壁の内膜と中膜を合わせた厚さが
1.1㎜を超えていると全身の動脈硬化が進行していると判断される。

とりあえずドック当日に渡されたPWVとABIの検査結果がこれ。

 

5年前の図にプロットするとこうなります。


(年齢とともに上昇するが、70歳では年代の平均値にほぼピッタリ)

 
(1~1.1は著しい閉塞または血流低下がないことを示す)

 

年齢からして、また20年来「脂質異常症(以前は高脂血症)」を
"放置"しているにしては、まあまあの結果ではないかと思うのですが・・・。

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