保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

気ぜわしい秋の植付

2011年08月31日 | 自然農法による自給用野菜作り

早生の枝豆、ナス、ミニトマトそしてシロウリ」の収穫は終わってしまいそうですが
キュウリ、ナス、オクラは追肥をした途端に
今までと変わらぬペースで実を付け出しています。

そこへもってきて、今時分に植え付けなければならない
大根の種2種類が届いたものだから気だけが焦っています

上の娘が2日ほど入院して、3人の孫の面倒を見に
女房共々6日間も出かけてしまったためで
厄介者の雑草がシッカリと伸びてしまい、まずはこれをなんとかしてから
シロウリを片付けて植付の場所を作らなければなりません。

すでに植え付けたブロッコリーの苗は
なんとなく元気がありませんが大丈夫でしょうか。 

 

 

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大切な化石燃料は“一瞬の出来事”?

2011年08月30日 | (雑学Ⅱ)脱原発とエネルギーの話

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(西暦0~3000年で予測されている石炭と石油の消費動向)

 

化石燃料大量消費の歴史

1769年(江戸中期) ワット蒸気機関の発明とその後の産業革命により
石炭の大量消費開始
1855年(江戸末期) 咸臨丸(石炭による蒸気機関船)を江戸幕府がオランダに発注
1878年(明治初期) 世界初の水力発電…電気エネルギーを基盤にした社会のスタート
1883年(明治初期) 日本初の電力会社設立…1961年頃までは水力発電
富国強兵に必要だったとされている
1887年(明治初期) 日本初の火力発電所…その後、水力に代わり1962年を境に
石炭による火力発電が主役になるが、さらに
60年代後半には石油が石炭をしのぐ消費量になる

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本来、限りある貴重な有機資源である化石燃料を燃やして
電力や熱などの膨大かつ低レベルの用途に使うのは勿体ないことで
医薬品やプラスチックなどの化学原料として末長く利用すべきものであるとする意見に
個人的には大いに賛同できます。

少なくても、灯りや暖を取るために燃すのであれば
北京原人以来の使い方となんら変わらないのですから。

しかし、他の代替すべきエネルギーが未熟であれば背に腹は代えられず
今後も想定されている通り、熱利用・電力利用は抑制されるどころか増大を続けていくことでしょう。

そして今、自動車などの燃料として大量に使われている石油が
まず供給のピークを迎える、つまり、価格が暴騰して他のエネルギー資源に道を譲る日がくるのです。

現実的には、ある日、先物原油価格がストップ高になり
それもマネーファンドの投機や中東の急な政治情勢変化などでアップダウンを繰り返すのではなく
ずっと高値で張り付いたままになるということでしょうか。

上図に示すように、地球が樹木やプランクトンなどを素材とし、数億年の年月をかけ
圧力や温度を調整しながら丹精込めて作り上げた石油や石炭等の化石燃料の消費は
人類の歴史はもちろん、文明の発祥4~5000年の時間スケールで考えても
ほんの一瞬の出来事なのです。

そして、利便性の高い石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料の恩恵を享受できるのは
我々を含めたせいぜい500年間の世代のみです。

この人類の“一瞬の夢”のあとには、どのようなエネルギー社会が待ち受けているのでしょうか。

人類の習性からすれば、化石燃料の大半は使い果たして
申し訳程度を子孫に残すということになりかねませんが
その前に、替わるべき新しいエネルギーの供給体系の構築は可能なのでしょうか。

 

今からおよそ40年前、石炭産業における大卒の初任給が
例えば自動車メーカーなどの2倍以上だった理由が
すでに“枯渇”間近なことによる斜陽化のためと当時は思っていました。

ところが、実態は石炭の枯渇ではなく、液体で運搬性の良い、また熱効率の高い石油に
その立場を奪われたことが原因だったことを、今から数年前に中国の火力発電の話題で知りました。

 

 

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石油の寿命を探る(2)“仮定”によって大きく変わる数字

2011年08月26日 | (雑学Ⅱ)脱原発とエネルギーの話

〇偏っている石油消費量〇

世界のエネルギー消費量を
一人当たりの石油消費量(96年)で見てみますと次のようになります。

アメリカ 8044
日本   3661
インド    297
世界平均    1464(kg)

*2010年のデータですが
中国は1人当たり700kgくらいです。

インドよりさらに低い国々がまだまだあることは言うまでもなく
インドとアメリカを比べただけでもそこに27倍の格差があることが分かります。

言い方を変えると、1人のアメリカ人は
27人のインド人と同じだけのエネルギーを使っているということです。

そして、世界人口の4分の1、つまり先進国だけで
世界のエネルギーの8割
を使っていることも分かっています。

 

〇米国の立場〇

国によって1人当たりのエネルギーー消費量は最高と最低で3桁も違う
つまり、1人のアメリカ人が最貧国の人たちより3桁も多いエネルギーを使っているのですが
可採年数を求める時には世界平均で計算してしまいます。

こうした平均数字を使って計算すると、日本の33年などという数字が算出されますが
もしもインドの数字を使えばどうなるのでしょうか。

インドは世界平均の約5分の1だから
これを使うと年数は5倍に伸びて160年となり
可採年数が何年という場合はこういう前提についてよく考えてみる必要があります。

逆に、世界全体がアメリカのペースでエネルギーを使えばどうなるのでしょう。

アメリカは世界平均の約5倍のエネルギーを使っているわけですから
年数は5分の1の7年、つまり、あと7年で石油は採れなくなるのです。

インドのペースででしたら160年は大丈夫なのに。

ちなみに、日本のペースでしたら世界平均の2.5倍ですから
年数は5分の2、つまりあと13年となります。

このような前提とされる条件が隠されていることが問題にならない
またはどこかで問題になっているのかもしれないが一般の人々にまで伝わらないのはなぜでしょうか。

それはアメリカがデータの出所になっているからと言われています。

つまり、自国のペースなら石油は7年で終わるなどと公言するわけに行かないのです。

それどころか、政府はエネルギー消費が今後かなり増えるという予測をすでに発表しており
石油に大きく依存する体質を根本から変えようという姿勢は見えません。

 

〇結論〇

このように、「石油があと何年つかえるか」という問いに対しては
新たな油田の発見をどの程度に見積もるか、石油の消費量をどう予測するか
油田探索・採掘技術の進歩をどう想定するかなど、いくつもの予想や仮定が入り込んでくるため
将来予測は極めて困難なことが事実のようです。

なかでも石油の消費量をいくらと仮定するかで年数が非常に大きく開くことには驚かされます。

また、石油の危機は常に「人類」の危機として語られていますが
それはたかだか人類の4分の1が石油を使いすぎているからに過ぎないことで
4分の3の人々にとっては迷惑な話だということも分かりました。

「そんなことを言っても現実にこれだけ使っているのだから仕方がない」は
湯水のごとくに石油を使っている消費大国の言い訳に過ぎません。

ただし、重要なことは、30年だろうが50年はたまた100年だろうが
使い切り燃料”である以上は無くなることが確実だということです。

つまり、例え500億バーレル(約70億トン)の油田が発見されたところで
現在の使用量からすれば一年間、化石燃料の枯渇を引き延ばすだけに過ぎず
これほど多量の石油を使い続けること自体が問題の原点ではあると言わざるを得ないのです。

 

化石燃料のとりあえずの可採年数
 石炭     133年
 原油(石油)  41年
 天然ガス    60年

 

 



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遺言書を書く…①安全性抜群!公正証書(4)当日に必要なもの

2011年08月25日 | (雑学Ⅰ)イラストで見る磯野家の遺産相続

 当日に必要なものは次の通りです。

遺言者の実印・印鑑証明書(3カ月以内のもの)

公証人の手数料*1

証人2人以上の同行および印鑑(認印可)

証人の依頼代(*2)

 

*1)…公正証書遺言作成の基本手数料

目的財産の価額手数料の額
100万円まで 5,000円
100万円を超え200万円まで 7,000円
200万円を超え500万円まで 11,000円
500万円を超え1,000万円まで 17,000円
1,000万円を超え3,000万円まで 23,000円
3,000万円を超え5,000万円まで 29,000円
5,000万円を超え1億円まで 43,000円
1億円を超え3億円まで 43,000円に5,000万円超過ごとに
13,000円を加算
3億円を超え10億円まで 95,000円に5,000万円超過ごとに
11,000円を加算
10億円超 249,000円に5,000万円超過ごとに
8,000円を加算

 *公証人が公証証書遺言を作成した場合の手数料は
「公証人手数料令」という法令によって決まっています。

*原則として証書の正本等を交付する時に現金で支払いますが
例外的に予納の場合もあります。

 

(*2) …証人を専門家に依頼する場合、1人10,000~15,000円程度の費用が必要です。 

 

 

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石油の寿命を探る(1)垣間見える米国の影

2011年08月24日 | (雑学Ⅱ)脱原発とエネルギーの話

さて、いちばん詳しい石油の情報はどこにあるのかというと
どうもアメリカ、とりわけ確実なデータがありそうなのは国務省の「地質調査局」のようです。

その理由は何といってもエネルギー資源をいちばん欲しがっている国ですし
世界の石油の4分の1にあたる26%がアメリカ一国で消費されているからに他なりません。

(最新データでは中国等の伸びが著しいため、米国の比率は下がっているかも)

 

【様々な説の要点】
 

米国地質調査局の報告書(2000年)

(1) これまでアメリカ国外で生産された石油は5390億バレル、国内で生産された石油は
およそこの3分の1だから合計すると約7000億バレルほどを世界が採掘して来たことになり
すでにアメリカ国内の残りはわずかになった

(2) 確認埋蔵量と未発見埋蔵量を合わせると2兆1200億バレルと見積もることができ
仮に世界の年間消費量を現状の270億バレルとすると枯渇年数は78年となる。

(3) 天然ガスの埋蔵量も、石油換算でほぼ同じ程度と見積もることができる。

(4) 石油の埋蔵量は、アフリカ大陸・アメリカ大陸の大西洋岸
それから中東で見積もり量が増えている。
しかしメキシコや中国については減っている。

*1バレルは約159リットル(ドラム缶に八分目まで石油を入れた程度)

 

上記勤務の地質学者M氏

(1) 石油の需要が生産量を上回ってしまう〈大反転〉
やがて起きるのは不可避であり
その時期は2003年から2020年までの間と思われる。

(2) 〈大反転〉の後は、売り手市場となって価格が上昇する。

(3) 新規に発見される石油の量は時とともに次第に少なくなっている。
技術の改良や油田の発見で増える量は限られている。

*いつ石油が枯渇するかについて述べていない。
*〈大反転〉という考え方がネットのあちこちに大量に引用され有名になった。 

 

米国研究者G氏

(1) 石油は生物の遺骸が変成したものではない
石油の中にふくまれる生物の生存を示す物質は後から混入したものである。

(2) 太古から地中深くに古細菌に属する生物が生息してきた。
この生物は地中の炭化水素をエネルギー源としていた。

(3) 地上の生物より多くの生物が地中深くに生きている可能性が高い。

(4) 石油は太古から地中深く存在していた炭化水素が岩石の隙間を通って上がってきたものである。

(5) 数々の証拠から考えて、地下深くにはまだまだ大量の炭化水素が眠っている

*「石油は化石燃料ではない」とする説。地下深くに見られる炭化水素が生物起源ではなく
太古からマントルや地殻に存在しているとすれば、量が非常に大きなものとなり
これまで書いてきた可採年数の話がばかばかしくなるほどの莫大な量の可能性もある。
もしもこの説が正しく、しかも地下数キロという深いところの採掘が可能であれば
石油などの炭化水素資源は、理論の上で今後まだまだ利用できることになる。


日本の試算(米国の数字を基にしている)

02年11月26日に石油鉱業連盟が可採年数と枯渇年数を発表しました。

(1)確認埋蔵量に基づく可採年数は33年、そのほかに今後の推移で17年分は確保できるので
その分を入れると可採年数は約50年となる。また、究極の枯渇年数は79年

*東大のA氏は「この予測は結構悲観的なものに属する。
それは、石油がいくらでもあるという話しを書くと
石油の価格が下がるからだと言われている」と述べています。

 

【採掘できるかどうか、は仮定に過ぎない】
 
石油の可採年数(採掘可能年数)を求める時には
埋蔵量の全体が採掘可能なのかどうかを見きわめなければならず
単純に確認埋蔵量を現在の生産量で割ればいいことにはなりません。

G氏の言うように、もしも石油(含む:天然ガス・メタンハイドレートなど炭化水素)が
海底や地中深くにきわめて豊富に存在しているとしても、問題はその採掘方法ということになります

これまで石油は生物起源だという考えから、ほとんど採掘は堆積層で行われてきたものが
この説では火成岩層にまで及ぶからです。

 

【石油が燃えると二酸化炭素が出る】

これまでの化学工業の歴史を見ればわかるように
石油を原料とすれば無数の人工合成物質を作ることができます。

ただ、それが人体や生態系にどのような影響を与えるかが
すべて分かっているわけではない、否、それどころかわからない物質のほうが遥かに多く
大きな影響を及ぼす物質が次々に増える可能性が大きいし、現にそうなりつつあります。

 また、燃やすことによって様々な分解生成物が大気中にまき散らされてきました。

石油消費量の半分以上は交通機関によるもののため
自動車の排ガスが都市の大気汚染の大きな原因となっていますし
二酸化炭素の排出量が莫大であることから
地球温暖化の最大の原因とされていることはご存じの通りです。

また、空気中の二酸化炭素濃度が高くなると、人間は危険な状態に置かれます。

濃度が 3~4% を超えると頭痛・めまい・吐き気などをもよおし
7% を超えると数分で意識を失います。

この状態が継続すると、麻酔作用による呼吸中枢の抑制のため
呼吸が停止し死に至ります(二酸化炭素中毒)。

一方、植物にとってはなくてはならないもので
光合成によって酸素と有機化合物が生まれ、その有機物が動物の起源となりました。

 

 

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エネルギーを語ると電力になる理由

2011年08月23日 | (雑学Ⅱ)脱原発とエネルギーの話

電気の形で伝えられる力(あるいはエネルギー)を電力と言いますが
エネルギーを語る時、なぜ電力の話になってしまうのでしょうか。

それは、他のエネルギー源に比べて並外れた多才さがあり
ほとんど無制限の用途が生まれたからで、また多様な特性からは
電気通信、コンピューターなどが開発、普及しており、電力は現代産業の根幹であり
今後も当分の間はその地位に留まるものとみられているからです。

このため、他のエネルギーをわざわざ電気という形に変換して利用しているのです。

他方、排出ガスが出ないメリットも挙げられていましたが、これについては以前から
発電の際には排出されるのだから結局は同じだ、との意見もあることはありました。

この社会基盤としての電力を得るために
大きな比率を占めているのが他ならぬ原子力発電です。

それが大震災以降、「脱原発」「反原発」「卒原発」だのと様々な言葉によって
クリーンさと安さが売りの原子力発電ばかりが悪者にされ、ちょっと前まで騒がれていた
化石燃料の排出ガスに因る地球温暖化などの話はどこかに放り付けられてしまっていて
原発の不足分を再度、火力に頼ることで賄っているのが現在の姿でしょう。

ちなみに、改めて説明の機会があるかもしれませんが
ものが燃える際に必ず発生する二酸化炭素の量がある数値を超えると
温暖化どころか、人間が窒息死により命を落とすことは知っておく必要があります。

ところで、“とりあえず我慢”というニュアンスがある「節電」 もそうなのですが
「脱原発」を火力発電でカバーしたり、自然エネルギーに置き換えたりする議論も
所詮は、使い易い電気と言う形に変換した上で、エネルギーを
大量に消費するライフパターンを前提としていることに変わりはありません。

「将来の子供たちに安全で安心して暮らせる社会を残したい」ことが“大義”であるならば
停電の心配や熱中症などの別の危険と隣り合わせの「節電生活」を
いつまでも強制はできませんし、我慢である以上、長続きできるはずがないどころか
現代生活の基盤となっている経済活動までもが不安にさらされています。

また、継続することが近い将来、ほぼ不可能になると予想される
化石燃料をベースにした社会を残したところで
開発途上国が先進国の様々な規制に対して抱く不満と同じ論拠で
「あなた方は化石燃料を使い放題に使ったじゃないか」と恨まれるのがオチですし
何よりも、間違いなく枯渇する近未来が見えているのですから
大義に沿っているとは到底、思えません。

そこでクローズアップされている自然エネルギー(=再生可能エネルギー)の利用ですが
太陽光、風力、地熱などは本当に安心、安全なのでしょうか?

そもそも、石炭・石油・ガス等の化石燃料にしても、原発の燃料にするウラン等にしても
太陽光・風力・地熱などに対して、枯渇する心配があるかないかの違いはあるにしても
昔から自然界に存在したモノをそのまま、または加工の上で
利用している点では何も変わらないと思うのです。

とすれば、それらを利用し始めた途端に
人間が“支配できない”自然を相手にするのですから
完全に制御できないまま利用を始めた核分裂による原子力ほどではないにしても
また新たな“想定外”の問題が生じてくることは本当にないのでしょうか?

幸いにも、自然エネルギーの王者と言われ、唯一、約130年前から実用化されている水力は
ダムの建設に伴う自然破壊以外、現在、特に表面的に騒がれている問題はないようですが
水力のうち揚力発電は、水を揚げるため火力や原子力の電気の助けを借りていることも事実です。

このように、もし何の問題もなく安心・安全だと仮定しても
他方では、現在の大量エネルギー消費社会をカバーするために
24時間、安定供給できる原発や火力発電の代わりが務まるとはとても思えないのです。

たとえば、原発の1基100万kWというのは常に出せる出力ですが
太陽電池の出力はピーク値で発表されていて、これは雨の日にはゼロになりますので
安定した電力供給設備としては当てにできません。

たとえば、電力消費が最大となる真夏の1日の電力需要の推移を見ても
ピーク時に合わせて発電設備の規模が決まるのだとすれば
自然エネルギーの“最大”発電能力が5000万kWだとしても
必要な設備はその“最小”の能力をもって決めざるを得ないのですから
自然エネルギーがゼロになる雨や無風のときは
火力+原発でピーク時の発電能力を確保しなければならず
現時点で100万kWの原発を減らすには
100万kWの火力を増設または復帰させるしかないのではないでしょうか。

もちろん、自然エネルギーの分だけ化石燃料の消費は減りますが
原発を減らして火力に置き換えた分は確実に増えるのですから
枯渇の時期を大幅に早めることは間違いありません。

 

 

発電方法のおおまかな特徴

原子力発電

長所:少ない燃料でたくさんの電力が作れる。発電の値段がもっとも安いとされる。
リサイクルにより燃料をくりかえし使うことが出来る。
短所:今回の災害でかなりの危険性が認識され、安全神話が壊れた。
核燃料最後の廃棄物を処分する場所が決まっていない。

火力発電

長所:石油や天然ガスは取り扱いやすい。 建設費が安い。
短所:二酸化炭素が地球温暖化などの原因とされている。
限りがある化石エネルギーを利用。燃料はほとんど輸入にたよっている。

水力発電

長所:水資源はなくなる事のない国産エネルギー。有害な排出物を出さない。
短所:雨や雪の量によって発電量が決まっている。建設場所によっては、下流が環境変化することがある。
建設費が高い。日本ではすでに開発され尽くしている。

風力発電

長所:夜も発電でき、クリーンなエネルギーである。発電した電気を100%利用できる。
短所:自然条件に大きく左右される。建設場所が限られ景観が損なわれる。騒音が発生する。

太陽光発電

長所:自然の力を利用した無くなる事のないエネルギー。有害な排出物を出さない。
短所: 天候に左右される。大量のエネルギーをつくるには、きわめて広大な土地が必要。
現時点では発電コストが高い。

地熱発電

長所:燃料を必要としない。二酸化炭素を出さない。
短所:火山地帯にしか設置できない。大量の電気をつくることができない。

 

 

 

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遺言書を書く…①安全性抜群!公正証書(3)事前に必要な書類等

2011年08月22日 | (雑学Ⅰ)イラストで見る磯野家の遺産相続

公証役場によっては必要ない書類もありますので
事前に必ず公証人に確認してください

その際、資産の内容を説明し、求められた書類を予めFAX等で送り
公証人の概算手数料を算出してもらうとよいでしょう。
(手数料は法令で決まっています)

 

  遺言書の原案

遺言者の印鑑証明書(3カ月以内のもの)
公正証書は強制執行も認められる公文書ですから
本人確認は慎重に行われます。

相続人の戸籍謄本
「財産を受け取る人が相続人の場合」は
遺言者との続柄が分かるものが必要です。

「その他」の人の住民票の写し
相続人以外の「その他」の人に遺贈する場合に必要です(*1)

登記簿謄本および固定資産評価証明書等
不動産がある場合は必要です。

預貯金の内容に関するメモ
預貯金先、口座番号、種類、概算金額など

証人2人(*2)に関するメモ
住所、氏名、生年月日、職業など

遺言執行者の住民票の写し
遺言執行者を指定する場合には必要です。

 

(*1) 遺言により財産を与えることを「遺贈」、その人を「遺贈者」
財産を受け取る人を「受遺者(じゅいしゃ)」と呼びます。

*2 当日、2人以上の証人の立ち会いが必ず必要とされていますので
予めお願いしておかなければなりません。

ただし、次の人は証人になれません。

●未成年者
●推定相続人・受遺者
●推定相続人・受遺者の配偶者、直系血族
●公証人の配偶者・4親等内の親族・書記・従業員

また、知人や親戚に依頼すると遺言の内容が相続人に漏れる危険性がありますので
無用なトラブルを避ける意味でも、弁護士等の法律専門家に依頼した方が安全です。

彼らには守秘義務がありますので事実上、遺言の内容が秘匿できます。

 

 

 

 

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遺言書を書く…①安全性抜群!公正証書(2)公証人に依頼する

2011年08月21日 | (雑学Ⅰ)イラストで見る磯野家の遺産相続

全国各地にある公証役場に電話をすると
公証人が電話口に出て、親切丁寧に対応してくれるはずです。

もちろん、直接出向いても問題はありません。

公証人は、遺言者が直接、口頭で伝える(口授と言います)遺言の内容をじっくり聞いて
その趣旨を了知し、そのうえで遺言書を作成してくれます。

このため、遺言の内容が不明確だったり、ましてや、何も決めていない状態で
相談に行くのは問題ですので、最低でも
作成する遺言の概略は決めておく必要があります。

詳細な点は相談しながら決めても構いませんが
主要な点は必ず事前に決めておくようにしましょう。

遺言は、被相続人の意思の表現なのですから。

また、公証人は遺言書の作成には関わりますが
実際に内容を実現させることは仕事の範囲外になります。

こうしたことから、また、口頭での伝え間違いを防ぐ意味からも
できることなら概略にとどまらず、自筆証書遺言の下書き程度の原案
作成しておくことが望ましいと言えます。

原案はワープロでも構いませんが、ここでも次の3つが要点になります。

●「誰に」…相続人リスト
●「何を」…財産目録
●「どれだけ」…法定相続分、遺留分等を含め
 相続に関する知識

原案が完成し、公証人に遺言作成を依頼をする際に
事前に必要な書類および当日必要な書類を聞いておきます。

同時に、訪問またはFAXなどで事前に原案を確認してもらい
当日までに最終原案を固めておくと何度も足を運ぶ手間が省けます。

 

 

言葉の不自由な人は?

口授(くじゅ)とは、遺言者が公証人に直接口頭で遺言の内容を伝えることで
これは、遺言の意思の真正さを担保するためです。

ところで、口が聞けない人に対しては、通訳人の通訳または
自署によって口授に代えることができます。

また、耳が聞こえない人も可能ですので公証役場にご相談ください。

なお、病気などで遺言者が署名できないときや
もともと全く字が書けない人でも、遺言者が自筆する必要がありませんし
公証人がその旨を付記して署名に代えることができますので
公正証書遺言を作成することができます。

 

 

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黒&青豆も“枝豆”なんだ!?

2011年08月20日 | 自然農法による自給用野菜作り

ご近所のOさんかたいただいた“黒豆と青豆の種”でしたが
お恥ずかしい話、これも大豆つまり「枝豆」ということを知りませんでした。

枝豆が“大豆の未成熟なもの”であることは、もちろん知っていましたが
黒豆・青豆と呼ばれる豆は「大豆」とは別物と思っていたのです。

“豆”には実に様々な種類がありますが
小豆はアズキ、インゲンはインゲン、そら豆はソラマメと日常、呼ぶのですから
黒豆、青豆でなく、ちゃんと黒ダイズ、青ダイズと言っていただければ分かったのに…。

黒豆と青豆ならどうやって食べるのかなぁ、と思っていましたので
好物の枝豆と知って俄然、収穫が楽しみになったのですが
枝豆として購入した苗と種は、すでにほとんど収穫が終わって
胃袋に納まってしまっているのに、こちらは今のところ、葉がかなり茂っているばかりで
サヤの姿はまだ全然見えず、このところの強風で一部が倒れてしまいました 

参考書の枝豆=大豆のページには、「支柱が必要」とは書かれていませんが
倒れているのはマズイのではと思い、茂った葉が邪魔で
支柱を立てられないため、代わりに杭を打ってロープを張ってみました。

これで良いのかなぁ?

本当に収穫できるのかなぁ?

 

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遺言書を書く…①安全性抜群!公正証書(1)長所と短所

2011年08月19日 | (雑学Ⅰ)イラストで見る磯野家の遺産相続

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「遺言」と聞いてまず思い浮かべるのは
大抵が映画やドラマ等によく登場する「自筆証書遺言書」です。

この遺言書は、遺言者が必ず自署する必要がありますが
費用はかかりませんし、いつでも書き直すことができ
他人に知られることもありません。

ただし、素人が書きものですので
法律的に不備があったり無効になる場合もありますし
紛失、偽造などの危険性がないとも言えません。

また、この遺言書は、本人が死亡後、相続人全員が立ち会って
家庭裁判所で遺言を開封する「検認」手続きを取らなければなりませんでした。

今回からは、時間とコストはかかりますが安全性が抜群な
もうひとつの代表的な方式である「公正証書遺言書」を取り上げます。

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 公正証書遺言

 公証人役場に出向き、内容を直接、口頭で話します
法律の専門家である公証人がそれを文章にまとめ
民法などの法律に従った公文書として遺言書を残しますので
もっとも安心、確実な方式です。

作成時の要件不備によって無効となったり
第三者による変造・偽造の危険性がほとんどありません。

公証役場・公証人・公文書 

 

 1.メリット

  他の相続人の同意を要しないで預貯金の解約・払い戻しなど
遺言書の内容に沿った手続きができます。

  遺言書の原本は無料で半永久的に公証役場が保管してくれます。

「検認」手続きは不要です。

字が書けない人も利用できます。

 2.デメリット

公証役場の手数料および証人依頼等の費用が必要です。

自分で戸籍謄本や登記簿謄本等の必要書類を集めなければなりません。

遺言書の存在および内容が、第三者である公証人や証人に知られてしまいます。

  

 

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“体力勝負”のお盆が終わった…。

2011年08月18日 | 日々の暮らし


(野尻湖にて 1時間5千円・6人乗の足漕ぎボートに全員で)

2人の母親はそれぞれ、0歳と1歳の面倒を見なければなりませんので
7、5、2歳の3人はジージの担当で、これにはひたすら体力が必要なのです

子供に遠慮はありませんし、年寄りがどんなものか知るはずもなく
時として残酷でさえあります。

負けん気を出して付き合うこちらもこちらですが…。

7歳のBちゃんが以前、別の場所で混んでいて食べそびれた話から
黒姫高原にある苗名滝に通じる山道の入り口の「苗名滝苑」で
私も多分、人生初となる“流しそうめん”を昼に食べることになったのですが
たまたま数日前にテレビ番組でリポートされていたせいか
昼11時をちょっと回った時間にもかかわらず
水が流れる筒が設置された席には30分以上待たされる羽目になりました。

おかげで、たいして好きでもないそうめんがやけに美味く感じました

期待していた鱒寿司はちょっと酢が効き過ぎていましたが
ついでに頼んだタケノコ汁+ご飯は結構、美味かったです。

海で海水浴、山で追いかけっこ、湖でペダルボート、プールでウォータースライダー
そして、庭先では昼はセミ採り、夜は花火のすべてに付き合わされて
彼らが帰ってしまった今は意識がちょっとモウロウとしています。

静かになったからさて、とTVのチャンネルを合わせたのに
午後は楽しみな高校野球をやっていないではありませんか

せっかく、見ながらウトウトしようと思ったのに…。

 

 

 

 

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遺言書を書く…①自筆証書の“落とし穴”(4)「検認」手続が必要です

2011年08月12日 | (雑学Ⅰ)イラストで見る磯野家の遺産相続

検認

自筆証書遺言書の保管者、またはこれを発見した相続人は
遺言者の死亡を知った後、遅滞なくその遺言書を家庭裁判所に提出して、
その「検認」を請求しなければなりません。

また、封印のある遺言書は家庭裁判所で相続人等の立会いの上
開封しなければならないことになっています。

 「検認」とは、相続人に対し遺言の存在及びその内容を知らせるとともに
遺言書の形状、加除訂正の状態、日付、署名など、検認の日現在における
遺言書の内容を明確にして、遺言書の偽造・変造を防止するための手続です。

通常、これが完了されるまでに1カ月ほどかかりますが
遺言内容の実現、たとえば不動産を登記しようとしても受けつけてもらえませんので
省略することのできない不可欠な手続きなのです。

 

最後に、自筆証書遺言書の作成の流れまとめです。

遺言書の内容を決定

文例を参考に下書きを作成

紙、ぺん、印鑑、封筒を用意

遺言書を清書する

日付、署名、押印

間違いがないか確認

遺言書を綴じる

封筒に入れ封印

遺言書を保管

 

「間違いがないかの確認」は、できれば専門家に頼みましょう。

遺言書を書きなおした場合、紛らわしいので古いものは破棄しましょう。

 

 

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それでも、収穫時期を迎えることができました!

2011年08月11日 | 自然農法による自給用野菜作り


ジャガイモ(男爵&メイクイーン)

上の娘に送ったので、半分ほどの量になっていますが
もともと1株当たりの収穫量は、この程度の小ぶりな大きさのものが
ご近所さんの3分の1くらいでした。
イノシシに5株ほど荒らされたとは言え
来年は“粘土”をもっと深く掘り起こすことにします。


ナス(千両2号)

ここに来て一気に実の数が増えました。
買うものよりも小さなうちに食べていますので
“なんとなく”味が濃い気がします。


オクラ

野菜の“ネバネバ”は嫌いですので私はほとんど口にしません。
なんとなく気持ちが悪いもので…。


枝豆

苗で植えた「湯あがり娘」と「福成」は、すでに美味しく食してしまいました。
現在、ご近所からいただいた“名前不詳”および
青大豆、黒大豆が盛んに茂ってきています。
豆好きなこともあり、自家製の中でこれが一番美味かったと思います。


シロウリ

すでに10数本を義母が奈良漬にしましたが
ちょっと目を離すとビックリするほど成長する指の大きさ程の実が
たくさん成っていて、これからさらに同じ程度以上の本数は収穫できそうです。


キュウリ( 夏すずみ)

もう収穫できないのかと思ったのですが、それでもと思って
なたね粕を水で発酵させた液肥を与えたら、また実を付け出しました。
やっぱ、肥料は大切なんだ…。


ミニトマト(アイコ)

細長い実を付ける品種です。
半分以上はまだ色付く前ですので、まだまだ収穫できそうです。
日に日に甘味が増しています。 

今朝、このトマトに入り込んでいる緑色の虫を見つけました。
何の幼虫なのか、しばらく飼ってみることにします。

 


 

 

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遺言書を書く…①自筆証書の“落とし穴”(3)保管する際の注意点

2011年08月10日 | (雑学Ⅰ)イラストで見る磯野家の遺産相続

保管

遺言書はそこに書かれている内容によって
損をしたり得をする相続人が出てくるというデリケートなものです。

また、遺言書を発見されやすい場所に保管すると
相続に関わる誰かに見つけられて偽造・変造される危険性もあります。

そこで、他人の目に触れない場所に保管すると
↓                     ↓
逆に紛失することも      死後、誰にも発見されないことも

ではどうすれば?

信頼のおける人に、遺言の存在・保管場所を伝えておき
相続人や遺贈した人などに報告を依頼します。

弁護士に保管を依頼し、その方を
遺言執行者に指名しておくことは確実な方法の一つです。

なお、保管場所として、の貸金庫は開閉を相続人だけで行いますので
相続人以外への遺贈が含まれている遺言書の場合は注意が必要です。

 

 

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「暦の上では秋なのに…」はおかしな表現

2011年08月09日 | 世の中のあんなコト、こんな事

この孫たちと一緒にいると、半分くらいの人が間違えて、否、気を遣って
「おじいちゃん」ではなく「おとうさん」と呼んでくれます…

 

ところで、8月7日は「立秋」でしたが、夏至と秋分の中間点で
この日こそ“暑さの頂点”であって
徐々に暑さが緩むのはその翌日からとされています。

ニュースや天気予報で盛んに言われる
「立秋で、暦の上では秋なのに相変わらず暑いですね」はおかしな表現ですねぇ。

山で例えるなら、登り切って頂上に立った途端に
次の一歩からは下り坂になるとは言え
「まだまだ標高が高いですね」などとは誰も言わないのでは

二十四節気(にじゅうしせっき)は
「小暑」「大暑」「立秋」と移り変わるのですが
その次は「処暑」ですからまた『暑』の字が出てくるわけで
どうも「処暑」と「立秋」を入れ替えた方が字面的には連続性が生まれると思うのです。

「処暑」は“暑さが峠を越えて後退し始めた頃”の8月23日ですから
「立秋」と「処暑」を入れ替えたとしたら、8月7日は
「今日は処暑、大暑が過ぎたとは言えまだまだ暑い日が続きます」
となりますし、お盆過ぎの8月23日には
「今日は立秋。暦の上では秋に入りましたが、相変わらず暑いですね」は
まさにピッタリの季節感の表現になると思いませんか

と言ったところで、どうにもなるものでもありませんし、どうでもいいことかも…。





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