つい数日前のこと、夕食時に口の中に金属塊の感触が。。。
「あっ、また外れた!?」
今回もつい先月の健診時には何の異常もなかったのに。
実は12年前の2008年9月に埋込みが終わった右下6&7番一体構造の
インプラントの被せものの人工歯は、完成直後から接着が外れる不具合が
年平均3~4回も繰り返し、さすがに業を煮やして2013年12月に
私から申し出て1本ずつに分割してもらった後は、改善したものの
6番だけはそれでも年1回は外れ続けていることから
当初は「またか!」と思ったというわけです。
この2本が一度になくなると、舌が金属に触れて痛く
かつ咀嚼時の気持ち悪さ、不便さは極まりなしでしたが
1本だと臨時に被せておけたのでこれまで我慢できました。
ところが今回、数日後にK医院を訪れて告げられたのは
「アバットメントが破折しています」
「。。。」
破折(?)、要は「折れた」ということ。
結局は当初の2個一体構造の人工歯をただ接着するだけの固定方法では
掛かる力に耐えられなかったということでしょうが、分割後でさえ
そもそも連結を前提にした作りだったためか、根本的に6番の
アバットメントの径が細いことが原因で、その後もずっと
外れ続けているものと思われます(あくまで素人判断です)。
その証拠に7番のアバットメントはかなり太目のため
これまで一度も外れたことはありません。
こうした将来的なトラブルを把握出来ていなかったので
インプラント治療開始前に特別に契約書を交わすこともなく
また保証についての確認もしていなかったことは
不覚だったと振り返るしかありません。
ただ、この外れる不具合の他は、父親譲りの甘い物好きが災いして
歯や歯肉の口腔内疾患に悩まされてきた人生が一変したことは事実なので
まあ、150万円(治療費総額)+16万5千円(今回製作代)で
「購入した幸せ」と思うことにしましょう。
世間では下顎の10年後のインプラント残存率は
90%を超えると言われているなかでの12年は、正直なところ
少々不満が残ることは確かですが。。。
製作に10日かかると言われ半球状の応急物を
ねじ込んではあるものの、6番大臼歯がない状態のため
硬い物が歯茎に当たって噛み辛いことこの上なく
そのため左を主に使っていたら、歯周病治療を終えたばかりの
左上6番が噛むと痛くなって来てしまいました。
(後編へ続く)