保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

墓じまいと改葬・・・④役所への提出書類

2017年11月29日 | 離檀・墓じまい・改葬・仏壇の処分

そもそも誰かが亡くなった場合の
時系列による必要書類は下記の通りです。

①医師から「死亡診断書」を受け取る

(右が死亡診断書、左が死亡届になったA3用紙)

②この用紙の「死亡届」欄に必要事項を記入の上
署名捺印して役所に提出する
*保険金や年金請求に必要なこの用紙は
戻って来ないので必ず複数枚コピーを取っておく

③「火葬許可証」を受け取る。火葬後、火葬終了の日時が記入され
「火葬証明書」及び「埋葬許可証」になる

④納骨の際、埋葬許可証を寺や墓地管理事務所に提出し
5年間保存される(再発行不可)

これらの手続きは、葬祭センター等の業者に
葬儀を依頼する場合はほとんど全て代行してくれます。

 

ところで今回のように、現在の墓を新たな場所へ移し替える
「墓じまいを伴う改葬」の場合は、基本的に全て自分で動くことになり
少しばかり面倒でその必要書類等は次の通りです。

埋蔵・収蔵証明書・・・役所から用紙を入手し、現在の寺の
承諾を得た上で
署名・捺印をもらう。

今後も檀家を続けるのか、離れるのか、離れる場合は
必要なら離檀料、そしてどちらにしても現在の墓をしまうのであれば
その際に必要とされる閉眼供養(御霊抜き)等のお布施額を予め
寺と相談しておかないと
稀にトラブルになってこれが手に入らず
円滑に手続きを進められない事態に陥ることがある。

先祖の遺骨を人質に取られているようなもの
言われる所以で、
書類手続上はここが一番の難所。

受入証明書・・・新しい納骨先にこうした専用の用紙が
ある場合もあるが、
役所に用意されている。
契約書がある場合は
その写しでも良いとされる。

改葬許可申請書・・・役所の用紙に記入し署名捺印すれば良い。

改葬許可証・・・上記3枚を役所に提出すると発行されます。

その他、並行して次の項目を検討または決定しなければなりません。

・新しい納骨先と供養方法(家族墓、永代供養墓、納骨堂や樹木葬、散骨等)

・現在の墓の撤去と遺骨の取り出しを依頼する石材店(すでに決定)

・墓じまいの際に現在の寺に行ってもらう閉眼供養の日取り等 

ただし、遺骨は自宅に一時保管できますので新しい納骨先を決定して
改葬許可申請書を提出するのは無理に急がなくても大丈夫です。

「特に決まりはないが出来るだけ埋蔵証明書の発行から1カ月以内に」
が念のため尋ねた時の役所の回答です。

そこで我家では埋蔵証明書の日付は上の画像のように
一応空欄で入手しておきました。 

こうして無事、墓じまいが終了したらこの先は特に面倒なことはなく
予算や考え方を元に決めた通りの方向に進めば良いだけのことです。

〔これまでの結果として手元に残る予定のもの〕

・遺骨(石材店で日干し後、専用木箱収納)

・改葬許可証(いずれ新たな納骨先に提出)

*自宅にある仏壇・過去帳・位牌・遺影等は
次に
「合葬納骨」を選択するのでそのままです。
「個別納骨(仏壇付)」の場合はそちらに移すことができます。
(ただし大きさの制限があります)

(続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墓じまいと改葬・・・③実家(生家)の事情

2017年11月25日 | 離檀・墓じまい・改葬・仏壇の処分

  今年2月に93歳、老衰(死亡診断書は心不全)で他界した
父の葬式はまだ済んでいません。

かねてからの本人の希望通り某大学付属病院に「検体」されていて
遺骨となってまだ戻って来ていないからです。

検体:大学または関係団体に献体登録し無償で解剖実習に利用してもらう制度。
通常は2~3年後、遺体は火葬されてから遺族の元に返される。
遺体の引き渡しから遺骨の返還までの移送費および棺代・火葬費等
費用は大学が負担する。年に1度慰霊祭が行われ
これを"無料の葬儀"と考えている者もいると聞く。

死亡後48時間以内に引き渡すという時間制限があり
遺体なしで葬儀を行う選択肢もあったのですが、会員になっていた
葬祭センターの会場と住職の都合が付かず通夜を執り行うのが精一杯でした。

この亡き父と長男で親不孝な私との間に長年に渡る確執があったため
子供がいない弟(次男)が遺言通り祭祀継承者になるとともに
相続して仏壇もある実家に住み、母は父と4年前に「自立型」老人ホームの
2人部屋に入居、父他界後は同施設の一人部屋に移っていたのですが
つい1カ月ほど前の入院を機に「介護付」ホームに転居しています。

弟の口から先祖代々の墓をしまい、かつ両親を含めて今後は
全国的に有名な善光寺の納骨堂に遺骨を納めたい意向を最初に聞いたのは
実父が亡くなった後のことで母も同意していることは直接確認しています。

実家の仏壇は本家でもあったので大きく、先祖の祭祀をきちんと
行っていた両親なので、それほど格式張らない分家の女房家と
同じ方向に話が進んで行くことは、正直想像すらしていませんでした。

ただし、親戚については何かと気遣いの必要があります。

父は子供6人の下から2人目の一人息子、もちろん姉妹は全員嫁いでいて
生存しているのは伯母1人と叔父1人だけで、母の実家は
婿取りの伯母夫婦は健在ですが、後継ぎの伯父はすでに他界しています。

女房家においては、他界している義父は実父と従妹同士なので
その前の代からの親戚は重複、義母は2人姉妹で姉は婿を取り
その叔父ともどもすでに他界しています。

このような環境下でしたし特別に口喧しい親戚がいなかったことも
こうした方向付けに大いに幸いしたことは否定できません。

もっとも、肝心な亡き父の本心を私が直接確認はしていないのですが
ここ数年来、両親の面倒は看ていたこの弟が遺言により
祭祀継承を含めた全部を相続したことから、そしてさらに生前
父は善光寺事務局で数年間働いていたこともあり
基本的な部分の合意はあったのでないかと思われます。

ただ一つだけ、両親ともに、正確ではないのですが、この菩提寺にすでに
2人分100万円を渡して戒名を得ていることと若干の齟齬がある気はします。

まあ、いずれにしてもこの住職が務めるこの寺の檀家を離れて
善光寺納骨堂に改葬するという基本的方向性は一致していることになり
予め得ていた葬祭センターGさんの情報では、結構難儀することもあるという
離檀の話も同時に2つ行うとなれば心強いというものです。

蛇足ながら弟に子供はないので将来、延べ50坪超ある平屋のこの実家は他人に貸して
例えば四国など雪の降らない温暖な地方で余生を送りたいとして
祖父母でさえ彼にとっては記憶が薄いこともあり
貸しづらくなる仏壇もいずれは処分するつもりと言っています。

当初は現在の墓に埋葬されている祖父母以前の遺骨は、改葬ではなく
「散骨」すると言っていたくらいですから、彼の割り切った
不信心と言えるかもしれない現代風な考え方は私以上かも知れません。

その後散骨はまだ合法化されていなく、改葬の場合は必ず必要な
後述する提出書類は何もない、すなわち行政的には可否の判断すら出来ない
グレー部分となっていることを市役所の担当部局に確認してからは
私的にはやや異論があると思っていたので、雲上殿の合葬へ翻意
翻意してくれて正直、一安心したという経緯もあります。

一方女房家の仏壇に関しては、我々夫婦が今の所この地を離れる考えはなく
義父そして3年前には義母の位牌を祀っていることもあり
墓じまいによる遺骨はそれ以前の先祖と分離は出来ないので
今回は合葬するにしても、我々の代にどうするか考えることになるでしょう。

(続く)

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墓じまいと改葬・・・②菩提寺の住職に対する不満

2017年11月22日 | 離檀・墓じまい・改葬・仏壇の処分

 
〈庫裏(くり)玄関〉

確かに以前から巷では悪い評判の多いこの寺の現住職ではありました。

・檀家に非難されて1千万円のポルシェを手放したことがある(現在は不明)

・跡取り息子の若住職もフェラーリを持っている(らしい)

・葬祭センターのマル秘資料によると、この寺の葬儀の
お布施の相場は3桁つまり100万円以上(!)

・2千万円支払って手に入れたという現在のこの寺の格式の高さによるものか
常に傲慢な態度の住職の物言いは皮肉っぽくかつ高飛車

義父が他界した際に義母が葬儀の打合せにこの寺を訪れた際も
「大事な話は女1人で来るもんじゃない。男性を連れ立って出直せ」と言われ
別離直後ということもあり、ずいぶん悲しい想いをしたと聞きました。

そして女房がいずれ近い将来、この菩提寺とのお付き合いを止めたいと
口にするようになったのは、3年前に義母の葬儀の打ち合わせに私と連れ立って
訪れた際の住職の、次のようなやり取り後からでした。

葬儀を主催するのは初めて、もちろんお布施の金額など分かるはずもなく
率直に尋ねた時の回答は「お気持ちで・・・」。

そこで義母の遺書にしたためてあった25万円でと女房が具体額を提示したところ
あからさまに不満げな表情をして、それに気付いた彼女が
「世間知らずですみません」と気を遣って詫びた際に返ってきた言葉は
「そう育ったのだから分かっているならしょうがない」。

「そう育ったのだから」と直接関係のない皮肉など言う必要もなく
少額であることを「しょうがない」と不満げな態度を取るのであれば
「お気持ち」などと恰好を付けた、曖昧な表現をしないで欲しいものです。

かように、確かに近隣ではかなりの檀家数を誇る寺とはいえ
檀家あっての寺であることも忘れ、金で買った自らの格式を重んじるあまり
我家のように裕福でない檀家を見下すような態度があからさまな僧侶を
女房でなくても、慈しみ慕う気持ちなど持ちようもないのです。

日ごろ不信心な私などにとっては、誰ぞ亡くなった途端に
突然に関りを強要され、今や"その道の人"の口からしか聞いたことがない
「誠意(または気持ち)を示せ」と金員を求められるだけのことです。

宗教離れが進む現代、もっと仏教が日常生活において馴染み深いものに
なるかもしれない気の利いた法話(説教)の一つも話す姿を
過去の法事などでただの一度も目にしたことはないですし・・・。

全日本仏教会が宣う「本来布施とは、慈しみの心に基づいて行われる
極めて宗教的な行為で、人々の苦しみや悲しみに寄り添い(無畏施・むいせ)
人々と共に考え法を説く(法施・ほうせ)と位置づけられ
布施の額に関しては布施をする人が決めるべきもの」という御説は
この住職に対してこそ教え説いて欲しいものです。

かくして彼女が檀家を離れて改葬したいという気持ちを固めたのは
ごく当然の成り行きと言わざるを得ないのです。 

(続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ、野沢菜と「サンふじ」の季節

2017年11月19日 | 自然農法による自給用野菜作り

同じソフトバレーチームのHさんから突然のTELがあり
一部ではありますが、80㌔近くの野沢菜の収穫のお手伝いをし
現物支給の手間賃として約15㌔+その他野菜ももらって来ました。

いわゆるお土産の一般的な野沢菜漬との違いは、我が家ではHさんから
教えてもらったレシピ通りの醤油漬にすることで、これが大の
お気に入りとなり3年前からこの時季の行事の一部に組み込んでいます。

Hさんの畑は我家から約10㌔北上した飯綱山の麓にあるので
霜に2~3回当たった後、積雪により倒れてしまう直前のタイミングを狙うので
天気予報から判断していつも急な依頼になることが多いのです。

そして周辺農家ではいよいよリンゴの主役の「サンふじ」の収穫が始まり
例年のごとく"はね出し”と呼ばれるキズ等で商品にならないリンゴを
次々にいただく時期にもなりました。

黄色に輝く「しなのゴールド」も美味いのですが
「サンふじ」は甘味と酸味のバランスが絶妙、 甘味・酸味・ 歯ごたえの
三拍子が揃った上、周りに蜜が入り易い、タップリの果汁、優れた保存性などで
一番の人気品種とされ、やはり私もこれが一番だと思います

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墓じまいと改葬・・・①我家の事情

2017年11月17日 | 離檀・墓じまい・改葬・仏壇の処分

私自身がいわゆるマスオさん状態、つまり一人娘である女房の実家で
7年前から暮らしているのは、当時健康に不安がありながら独り住まいだった
義母(3年前にすでに他界)の面倒を看るためでした。

そもそも女房とは"またいとこ(お互いの父がいとこ同士)"だったことも
長男である私が女房方と同居し易い状態にあったと言えます。

ちなみにマスオさんとの違いは
私と女房はもともとの姓が同じということです。

墓についても、私の実家と女房家は同じ菩提寺(曹洞宗)の墓地の
一区画の中にもう一軒の親戚を加えた3つの墓が並んで建っていました。

 
(向かって左が実家の墓、右が女房家)

私たち夫婦の子供は2人とも女の子ですでに嫁いでいますので
実際にどうなるかは別として、将来的にこの右側の墓の
管理を強制することは出来ません。

またマスオさん状態の私についてもよく世間では間違われますが
決して婿養子ではありませんので女房家の墓に入ることは
例え親戚ではあっても、原則としてあり得ません。

他方、詳細は後述しますが、特に女房が抱いているこの菩提寺の
住職に対する強い不満から、もし万が一、娘のどちらかが
この墓を見てくれるようになったにしても、寺の高い格式に不相応な我家が
檀家を続けることに伴うイヤな思いと経済的負担をさせたくないので
近い将来、右側の女房家の墓じまいと改葬を考慮していた背景がありました。

そして左側の実家の墓については、長男である私と何年にも渡る確執中だった実父が
今年2月初めに亡くなった際、その遺言によって「祭祀継承」は次男である弟に
指定されていましたので私が入ることは基本として出来ない状態でした。

つまり分家に出されたと同じ状態と言えるでしょう。

ただし入ることを望む場合は、弟の許可を得れば可能らしいのですが
一応男としてのプライドが許しませんし、それ以上に、そこまで嫌われた実父と
死後も"同居"ということは心情的にも許せなかったのです。

そんな折、弟が介護してくれている自立型老人ホームに入居中の実母が
救急車で搬送された際に、たまたま90歳代の死因1位の肺炎が発見され
結果的に3~4日入院、さらに退院後は医療行為が出来る介護付ホームに転居を
余儀なくされたことなどから弟と改めて墓の話をすることになったのです。

彼曰く「自分には子供がいないので将来を考えて、献体に出ている父の
遺骨の返還を待って先祖も善光寺納骨堂に移すつもりだったが
90歳過ぎの母がいつ逝くか分からないので今の内にやっておきたい」 

つまり弟も今の菩提寺の墓じまいと改葬を
早期にしたいということで、これは何とも願ってもない話です。

かくしてその方向に向けて一気に行動を開始することになりました。

(続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半日人間ドック・・・当日の診断結果

2017年11月09日 | 病気一般の話題

50歳の頃から年に1度必ず受けている半日人間ドックにおける
当日分かる範囲での医師の診断結果です。

①胃カメラ(内視鏡)検査・・・食道と胃の間の筋肉の閉まりが少し弱く
逆流性食道炎になり易いので注意。今は除菌されたピロリ菌との争いの痕が
見られたりやや荒れてはいるが手術痕を含めて特に問題はない
(嫌な胃と言われ続けているのにこの程度なら

②高脂血症・・・十数年来、投薬治療を拒んでいるにも拘わらず
一昨年310・昨年280そして今回250と総コレステロール値が低下、同時に
悪玉(LDL)値も下がり続けていて非常に良い傾向
(すでに対策は諦めて長年過ごしているので全くの予想外

③総タンパク・・・下限界値の6.5ちょうど、これより下がると「栄養失調」なので
もっと魚や赤身の肉を摂るように
(生まれて初めてもっと肉を食えと言われて嬉しいのなんの)

④メタボ・・・昨年、高脂血症+腹囲86㎝で初めてメタボと言われたが
今回80㎝、この調子。BMI:22、体脂肪率:18。
(昨年は油断して気を抜いた時の測定値でこれが当たり前

⑤その他、特に指摘されたことはない。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少なく小さなショウガの収穫

2017年11月07日 | 自然農法による自給用野菜作り

ご近所からのもらい物のお返しに喜ばれるショウガですが
今年の生存率は僅か20㌫ほどでした。

大ショウガ「近江」は2㌔、約40個植えたのにこれで収穫の全て。

これから掘る小ショウガ「三州」の約2㌔、約50個も
同じような感じでしょうから、今年はお近所に配るわけにはイカナイかも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK放送受信料の「時効援用」・・・③拍子抜けするほどあっさり

2017年11月06日 | 世の中のあんなコト、こんな事

この郵便物を「請求書」と理解はしていますが、使われている文言は
「払い込みのお願い」であって世間一般の「請求します」がどこにも見当たらず
これには何か特別な意味合いでもあるのでしょうか?

払わない、と決めて公言はしていたものの、5年もの間「払込用紙在中」と
朱色のヌキ文字が目立つ封筒が届くたびに内心、少々ビクビクしていたのですから
根っからの悪人に私はなり得ないということでしょう・・・。

この立派な建物も、世間的には高いとされる職員の給料も
元はもちろん、様々に議論されている受信料なわけでして・・・。

さて、ふれあいセンターからの回答の「取扱局からの連絡」を待つことなく
すでに他界していた義母宛の契約&請求の無効性を訴えるとともに
契約者名を私に変更するためにこちらから出向いた5年前に続いて
このNHK支局を訪れたのはつい先日のことです。

頭の片隅には、ろくに知識もない地域スタッフがまた来たところで
すぐに処理できず二度手間になるのも煩わしいし、それ以上に
南側から丸見えの衛星放送用アンテナを元に追加料金を求められる
ヤブ蛇的事態を避ける意図も実はあったのです。

受付に要件を伝え、しばらく待って応接コーナーに顔を出したのは
今年入社したばかりという営業部主任・Yさん(もちろん5年前のYさんとは別人)。

時効援用の申し立ての旨を伝えると、出来るかどうか訊いて参りますと言って一旦退席
今度は女性の営業部主任・Kさんと連れ立って来ました。

「時効援用は出来ます。ハンコをお持ちですか?」

(私)「もちろん持参しています」

「でしたら、こちらの用紙に署名捺印をお願いします」


(横18㎝×縦11㎝・ワンライティングの2枚綴・2枚目客控)

一般的には内容証明郵便で送る必要があるとされる時効援用の申し立てにしては
あまりに貧相な用紙ではないでしょうか

何はともあれ、拍子抜けするほどあっさりと、それもたったこれだけの
手続きで済んでしまったのですからまずは目出度し、目出度し、といったところ。

ただし、相手はあの(悪名高き?)NHKのこと
どうせ時効が成立したことを知らせる書類など届くはずもないと推察され
間違いなくあの封筒が我家に着かなくなることを確認出来る数年先までは
決して油断をしてはならないことを心に誓ったのでした。

(完)

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK放送受信料の「時効援用」・・・②まずはTEL

2017年11月02日 | 世の中のあんなコト、こんな事

2014年最高裁は、NHK放送受信料が
「家賃など定期的に支払いが発生するもの」として
時効が5年と判断したそうです。

ただし誤解してはいけないのは、時効は期限が来ると自動的に成立し
適用されるわけではないということです。

つまり債務者側が債権者(お金を貸している側。今回はNHK)に
知らせることで初めて効力を持ちます。

これを「時効援用」といい、時効の成立を証明する書類(時効援用通知書)を
配達証明付きの内容証明郵便で債権者に送付することによって
通知する方法が一般的とされています。

普通の内容証明郵便の料金は次の通りです。

①通常郵便物の料金 82円(定型25グラムまで)
②内容証明料 
430円(手紙文1枚の場合 ※)
③書留料 430円

  合計942円  

その他、任意で次の料金がかかります。 
配達証明料 310円(任意)(差出後の依頼は430円)
速達料 280円(任意)(250グラムまで)

僅か6千弱の支払いを免れるため1千円近くの費用が必要なのか、と思っていたら
NHKの場合、専用の用紙が用意されているらしいことをネットで知りました。

そこで早速、「ふれあいセンター」なる番号に電話

NHKの電話はいつも混雑しているとの噂もあるなかで運良く一発で繋がり
女性のSさんに住所・氏名・お客様番号等の求められた情報を伝え
「時効援用」を申し出ると
「取扱放送局の方から直接お電話させます」とのこと。

まさか知識の欠如した地域スタッフが訪れることはないと思いますが
いつ来るか分からない連絡を待つことは好きでないので
数日中に電話がなければ、外出ついでに立ち寄ってみることにします。

さて、どんな進展になることやら・・・。

(続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする