保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

柿の木

2009年09月29日 | 障害犬ぺぺとの楽しかった日々

実りの秋もタケナワなこの頃になると思うことなのですが
この付近のかなりのお宅の庭に
柿の木が植わっているのはなぜなのでしょうか。

その多くが道路に面した場所に植えられているから
採るでもなく熟れ切って落ちた実が路上のアチコチでつぶれています。

この辺一帯は、昔は一面の田圃が広がっていて
小学校の頃までは市の「斎場」さえあった田舎だったのですが
国道が突き抜けた後は一気に開発と宅地化が進み
点在していた村落も全部くっ付いてしまったのです。

そしてその頃の村の名前はそのまま町名として残り
その一つ一つに神社があったから
当店の周り半径1キロにザット数えても5つはあって
それを中心に昔の農家は新興住宅とは比べようもない広さで
結構大きな門を構えています。

そんな旧家の庭か今でも残るの額ほどの畑には
なぜか柿の木が1本ずつ、かなりの確率で立っているのです。

昔は甘いものが少ないから
中学校の帰りにオコビレにしようと他人の家の柿の実を盗って
数百メートルもその家のご主人に追いかけられた こともあって
そもそも柿の実は“買うものではない”お菓子代わりの果物だったのですが
それほどにこの木はそこら中にあったことは確かで
今でもこれほど植わっているのは単なるその名残りなのでしょうか。

そう言えば昔の人が男の子を叱る時は“洒落”ていました。

「柿の実を取るな」でなく
「柿の木はボキッと折れるから気を付けろ

屋根の上で遊んでいると「落ちると危ないから」でなく
「瓦が割れると雨漏れするからドタドタするな

などなど、言っても聞かないことを前提に
“指南めいた”叱られ方をしましたから
柿の実を取る時は太い幹だけ慎重に登りましたし
屋根は瓦が割れないようにスリ足や四つん這いで歩きました…。

 


 

 

 




 

コメント
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