「エコ」という言葉に最近ちょっと“食傷ぎみ”です。
今や自動車メーカーのCMはこれ一辺倒で
クルマはもはや
他に魅力的な話題のない商品になってしまったのでしょうか。
年に1度開催されていたモーターショーに、ワクワクしながら
1日がかりで出かけて行ったのはもう何年も昔のことになってしまいました。
一昨日の新聞にもエコカーの記事が載っていて、「またか」と
ページを飛ばそうとしたのですが「長く乗り続けるのもエコ」の見出しに
ついつい読んでしまいました。
これは私自身が常々思っていることですので
「同じようなことを考えるヒトもいるんだ」で終わる話ですが
ついでに読んだ記事の中にさらに
以前このブログに、私が思ったままを好き勝手に書いた内容と
同じ見解を持つ記事が紹介されていました。
食品と暮らしの安全についての月刊誌が
ハイブリット(HV)の環境負荷や燃費などを検証したもの、との説明です。
『HVの部品製造や廃棄に伴うエネルギーコストは、通常のガソリン車より大きく
トータルの環境負荷を考えるとエコではない
また、走行距離が月平均735㌔のところ、2000㌔走る人で同規模の車でも
価格差70万円なら14年以上乗らないと元が取れないことになる』
まあ、これも書いた方の個人的見解であって
この程度の短い文章では、特に環境負荷についての
具体的な根拠や数字が示されているわけでもありませんから
どうこう言うつもりなど毛頭ありませんが
『経済性も環境負荷も、車の使い方によって違ってくる』という
締めくくりの通りなのでしょう。
それにしても繰り返すようですが
「経済性」や「環境に優しい」や「安全」というキャッチコピーには
ましてや「補助金」や「減税」に至っては論外で
クルマというマシーンの性能に対する
“胸躍るワクワクする響き”を感じることができず、さびしい限りですが
これも時代の流れ、と諦めるしかありません…。