ひびレビ

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「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリっと!想い出のミルフィーユ!」を見て

2024-02-08 08:05:14 | キラキラ☆プリキュアアラモード
 というわけで「わんだふるぷりきゅあ!」放送記念で配信されている「キラキラ☆プリキュアアラモード」。その映画を見ました。

 本作ではシエルの師匠である個性派のパティシエ、ジャン=ピエール・ジルベルスタインと、彼が手に取った本に取り付いていたお化けのパティシエ・クック、そしてキュアパルフェことシエル(キラリン)がメインの映画となっています。
 本作で特に印象的だったのは、ジャン=ピエールの「他人となれあっていては弱くなるだけ」という言葉に対するシエルの答えですね。シエルはとあることをジャン=ピエールにすすめつつも、決して押し付けたりはしませんでした。一人茨の道を突き進んだからこそ極められた技術もあれば、仲間と力を合わせることで乗り越えられる困難もある。「仲間がいるからもっと強くなれる!」という話題は定番といえば定番ですが、その定番から若干外してきたシエルの答えは印象的だったなと。

 一方で黒幕は自分の才能が認められなかったことを余程根に持っていたのか、劇中においても他人の才能を潰していました。
 パティシエたちを失敗させるに飽き足らず、プリキュアに別の動物の力をまぜまぜして長所を潰したほか、元に戻った後も聴覚に優れたプリキュアたちの邪魔をするために花火を打ち上げるなど、相手の長所を見抜いたうえでの対応が的確でしたね。
 黒幕には黒幕なりの悔しさ、無念があって、それを似た者同士と見込んだあの人物ならば分かってくれると信じたかったのでしょう。シエルが言う「仲間」を誰よりも欲していたのは、黒幕だったのかなって……

 真面目なシーンこそあれども、全体的な雰囲気は明るめ。戦闘に入ってからも絶望を感じることはありませんでした。それでいてほどよい緊張感も保たれており、お菓子作りのプリキュアならではの解決方法も見ていて面白かったですね。
 黒幕によって別の動物を上書きされてしまったキュアホイップ(亀)たちの苦労っぷり、特にジャン=ピエール宅に向かう方法があまりにも意外過ぎて面白かったです。マジで呼ぶとは思わないじゃん……ゲスト出演した「魔法つかいプリキュア!」の面々が助けてくれるのかと思うじゃん……そのまほプリ勢ですが、先輩故の頼もしさに加えてミラクルライトの存在を知っているといった描写が印象的でした。出来ることならトパーズスタイルに変身してお菓子コラボなんかもして欲しかったかなとも。

 最近配信をチラホラ見ているとはいえ、プリアラ自体本放送ぶりでしたし、どんな話だったかうろ覚えなところも多かったですが、そんなことは気にならなくなるくらいに楽しめた作品でした。暗くなり過ぎず、ほのぼのと楽しめる良い映画でした。ありがとうございました!
 にしても、プリキュアでは敵を倒せば町は元通りってのが定番ですが……よりにもよってアレがああなるとは……そりゃあんな顔にもなるよなぁ(笑。

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