ひびレビ

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機動新世紀ガンダムX 第16話「私も人間(ひと)だから」

2023-10-04 07:46:30 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第16話「私も人間(ひと)だから」

 今回のフリーデン一行はティファが描いた絵を頼りに一路海へ!の前に、食堂にはテイクアウト組だったというウィッツとロアビィの姿がありました。以前のガロードのように集団生活に馴染めない者、ウィッツやロアビィのように一時的に雇われていた者も搭乗していることを考えるとテイクアウト制があるのも納得です。

 二人が具体的に何があったかを語ることはありませんが「でも、ちょっぴりマジで言うけどさ。自分の気持ちが決まってるんなら、ちゃっちゃと動いちゃった方がいいかもよ。後で泣き見るよりはね」「だけどよ、たまに時の流れってのは残酷だぜ……」と、ロアビィ&ウィッツ。前回の休暇中の出来事が相当応えたようで……サラが言うように時間の流れが解決するのを待つのも手かもしれませんが、復興中とはいえ未だ争いが絶えない世の中では、時の流れが必ずしも良い方向に進むとは限らない。実際、しばらく後にはガロードはティファと引き離されることになってしまうことを思うと、想いを伝えられる時にしっかりと伝えておくことの大事さが染みますね。

 二人の精神的な変化がみられる一方、サラも初期に比べると随分柔らかくなったように感じますね。水着を受け取る件も任務中に不真面目などとは言わず、海水浴も素直に楽しんでいました。勝手な艦長であることを詫びるジャミルに対しても「ここが私たちにとって帰る場所なんですから」と明るく返したりと、張りつめている時よりも随分接しやすく、頼もしくなりました。


 で、目的の海岸に着いて休憩していると、突如ティファは単身ボートで沖へ。海のバルチャー的な集団・オルカの襲撃にあったものの、ガロードとウィッツ、そしてイルカたちのおかげで事なきを得ることに。
 危険も顧みず一人で突っ走ったり、「ティファって海で泳いだりしないと思う」というガロードの考えに反してイルカたちと一緒に海で泳いだり……内気かと思えば意外と積極的で、神秘的かと思えば笑ったり泣いたりする普通の女の子。それがティファ。「ニュータイプ」である以前に「人間」。まだまだガロードが知らないティファがいっぱい。
 そんな彼女を見たガロードは「ティファ、いつかその笑顔、俺の前でもしてみせてくれよな。ずっと、待ってるから」と思うのですが……まさかティファがあんな甘々な夢を見ることになろうとは、この時は予想だにしていませんでしたね(笑。ずっとガロード⇒ティファだったのが、いつしかティファ⇒ガロードになっていくのも良いので、今回の配信分でぜひ最終回までいっていただきたいところです。

 また、初めての水中戦に引きずり込まれたガロードに対し、ウィッツは直前で回避していました。経験の差が表れているシーンかな?と思いましたが、オルカ側が敢えて時間差で襲撃することで、片方が味方の安否に気を取られている隙を狙ったようにも見えます。ビームマシンガンとディバイダーをわざわざ拾いに行ったりと、陸上の戦いとは違う点の描写が面白いですね。

 果たしてこの地に何があるのか。白いイルカは何者か。そんなこんなでまた次回。
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