ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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「獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ」を見て

2023-10-15 07:30:15 | スーパー戦隊シリーズ
 2014年に公開された「獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ」を見ました。

 「恐竜大決戦」の名に相応しく、本作には恐竜戦隊ジュウレンジャー、爆竜戦隊アバレンジャーの面々もゲスト出演!ドラゴンレンジャー、アバレブラック、アバレキラー、アバレピンク?、キョウリュウシアン、キョウリュウグレー、キョウリュウバイオレット(弥生は出演)といった戦士は不参戦ながらも、各恐竜の戦隊の初期メンバーは勢ぞろいという、なかなか豪華な顔ぶれとなっています。
 特にジュウレンジャー、アバレンジャーについては、ポスターに映っているにも関わらず「レッドだけかなー」と勘違いしていたので、突然のアバレブルー登場や奪われていたダイノバックラーを掴むシーンの衝撃といったらなかったですし、まさかオリジナルキャストの方々が声をあてられるとは……尋常ならざる気合の入りっぷりを感じます。ジュウレンジャー、アバレンジャー共に記憶があやふやなところが多い自分が憎い……!

 終盤のバトルにおいてはプテラ、トリケラ、ティラノといった各戦隊に共通する恐竜たちのコンビネーションが見られました。タイガーレンジャーはキョウリュウグリーン、マンモスレンジャーはキョウリュウブルー&ブラックとそれぞれ共闘し、異なる恐竜……恐竜?なれども、斬撃やパワー、色といった共通点を意識した組み合わせとなっていたのも好印象です。
 欲を言えばライデンキョウリュウジンになった際、それぞれ獣帝大獣神とキラーアバレンオーになって欲しかったなーというのと、折角ならブラキオサウルス勢ぞろい、コクピット再現なんかも見てみたかったところではあります。まぁ、そこまでやってしまうと完全に恐竜戦隊の映画になってしまい、ゴーバスターズの影が薄れてしまいそうなので、これはこれで程よいバランスなのかなと。


 そういった恐竜要素がだいぶ強めな映画ではあるものの、ゴーバスターズは「かけがえのない相棒」という要素で上手いこと話に絡んできます。サブタイトルの「さらば永遠の友よ」はキョウリュウジャーとゴーバスターズ、両戦隊に繋がる良いサブタイトルですね。ただ、ニックは登場こそするものの活躍という点ではだいぶ控えめで、ゴリサキ、ウサダは出番なしなのが寂しいところ。あの一瞬を出番と見るのはさすがに……(汗。
 エンター、エスケイプもとある理由から再登場を果たしますが、既にゴーバスターズとは一度決着をつけているためか、その結末は少々あっさりしたものでした。まぁEDでめっちゃ良い笑顔見せてくれたからヨシ!
 また、ヒロムがダイゴと会った際に「ゴーカイレッドと自分を助けてくれた」ことを言及していました。これってスーパーヒーロー大戦Zのことですかね?

 
 敵が時を超えて復讐を果たそうとするのであれば、戦隊は時を超える希望と絆で立ち向かう。なかなかに楽しめるお祭り映画でした。
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ウルトラマンブレーザー 第14話「月下の記憶」

2023-10-15 06:14:59 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンブレーザー 第14話「月下の記憶」

 第13話で触れられた「V99」。その真相に迫る過程でエミは自分の父親が実験施設の事故で所在不明扱いになっていたと知ることに。どこか掴みどころのない印象のあったエミがいつになく感情を顕にしていたことから、余程父親を慕っていたことが感じられます。ゲントが調査を許可してくれたことに目を潤ませていたり、ハルノ参謀長の制止に一歩も怯まず詰め寄るシーンが印象的です。
 彼女の父の友人であるハルノ参謀長も、所在不明の友人に代わってエミの身を案じているかのような対応も見せていましたし、裏で黒幕と繋がっているということは無さそうです。

 しかし実験施設の管理者であり地球防衛隊日本支部の元長官ドバシ・ユウであってもV99の全てを知っているわけではない模様。エミの「敵対勢力」という推測が「いい線」だとすれば、V99は特定の勢力ではなく、星そのものを指しているのかもしれません。
 
 個人的に、エミの父親が携わっていた実験は、V99に繋がるワームホール的な通り道の形成だったのではないかと推測しています。従来の兵器では到底届かない距離にあるV99を攻撃するべくワームホールを形成し、総攻撃を仕掛けるつもりだったのではないでしょうか。
 で、実験は失敗したものの、偶然にもブレーザーとの間にワームホールが繋がって、彼がゲントと出会うことになったのではないかと。


 V99が展開される一方、マッハ9を誇る月光怪獣デルタンダルが世界各地に出没。アースガロンの飛行性能はあくまで現場に向かうためのものであり、空中戦のためのものではない……加えてヤスノブでは操縦技術の面で不利、アンリはノーコンと、パイロットによる得手不得手が如実に描かれた回でした。アンリはノーコンだと思われていたことにショックを受けていましたが、デルタンダルのスピードに対応するには自分の操縦技術が必要だと堂々告げるシーンは格好良かったですね。
 そしてゲバルガ戦を経て理解を深めつつあるゲント&ブレーザー。レインボー光輪を放つ際の仕草は、ゲントがブレーザーにタイミングと場所を指示していたように見えます。インナースペースはメダル使用時のみに留める演出が変わらないのは嬉しいところ。

 他にもゲントの「俺が食う」、ヤスノブの「アーくん」「モッピー」発言など、隊員たちの個性が発揮されるシーンも魅力的でした。モッピー呼びがバレて目が泳ぐヤスノブ、面白かったです(笑。
 
 果たしてV99とは何か。エミの父親たちはどこへ行ったのか。ブレーザーとの出会いに関係しているのか。ハルノ参謀長の想いも気になるところで、次回は何とガヴァドン復活!Bの出番はあるのか……?
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