ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマンブレーザー 第6話「侵略のオーロラ」

2023-08-19 12:47:39 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンブレーザー 第6話「侵略のオーロラ」

 乾燥機の名前がクルル……CV子安さんで喋り出しそうな名前ですね(笑。

 さて仕事熱心だが無理しすぎるきらいがあるヤスノブ。彼自身も頼まれるとつい張り切ってしまうことは自覚していましたが、今回はその無理がたたって過労気味と診断されてしまうことに。ゲントもヤスノブの顔色の悪さには気づいたものの、それ以前から細々と色々頼んでしまっていたとのこと。
 そんなヤスノブの性格を誰よりも把握していたのは副隊長であるテルアキでした。彼だけヤスノブに頼みごとをしている描写は無く、今回の一件について隊長が先回りしてフォローしてあげないととゲントに告げていました。ゲントが頼れる隊長なだけに、テルアキがどういうポジションに収まるのかやや不安なところもありましたが、こういったところで支え合っていけるのは良いですね。
 その後も「顔見ただけ!?トマトを預けたのは、彼とじっくり話して欲しかったからですよ」「わざわざ行って、トマトを渡しておしまいですか?」と、事情があったにせよ、ヤスノブと話を出来なかったゲントに再考を促す様と合わせて、良いチームになれそうな雰囲気を感じ取れました。


 で、当のヤスノブはといえば、コインランドリーで馴染みの乾燥機「クルル」に愚痴を聞いてもらっていました……分かる、分かるよ……機械がこちらの意図を組むかのような動きを見せてくれた時って、何か嬉しいよね……
 ですが、その様子をゲントに見られてしまったうえに、更にカナン星人・ハービーが登場!カナン星人といえば、ウルトラセブン第24話「北へ還れ!」に登場したオーロラ怪人。セブンでは北極に陣取り、接近してきた航空機やウルトラホーク3号、カプセル怪獣のウインダムなどを操っていました。
 
 そんなカナン星人がごく普通のコインランドリーに現れた時は、違和感があるような無いような不思議な感覚に襲われました。明らかに異質ではあるけれども、何故かしっくりくる不思議。お、光線をヤスノブとクルルに当てたぞ。何が起こるんだろう。おー、服脱ぐんかヤスノブ。服や体に異変が生じる可能性もありますから、何が起こっても良いように脱いだんでしょ……うね……


 あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!「俺はコインランドリーを使おうとしたら、店内から筋肉バッキバキの上半身裸のイケメンが現われた」何を言ってるのかわからねーと思いますが、多分あのお客さんの衝撃は計り知れなかったと思います。
 というわけで、ヤスノブのウルトラマッスルが披露されました。技術職だし、見た目ほっそりしているから全くそんな雰囲気感じられなかったのに、脱いだら超凄かったですね!正直あまりの衝撃にカナン星人との会話が頭に入ってこなかったです(苦笑。何なら武器使わんでもその肉体だけでカナン星人圧倒できたのでは?今後も事あるごとに披露してくれると嬉しいです(笑。

 カナン星人の目的は、オーロラ光線により高い能力を持つのに他人にこき使われている機械の負の感情を呼び覚まし、機械の反乱を起こして地球を侵略すること。
 「高い能力を持つのに他人にこき使われる」という点はヤスノブの状況とも似通っていますね。ヤスノブ自身、頼まれた張り切ってしまう性格であるが故に、周囲もそれに甘えて頼ってしまう。それが当たり前になってしまうと、最早感謝の言葉すら告げなくなり、やって当然、やらないと責められる……なんてブラックな状況に陥りかねません。幸い、今回でその危うさに気づき、何でも話せるチームとしてまた一歩関係性が進展したのは良かったですね。

 カナン星人によって暴走するアースガロンと、それに立ち向かうブレーザー。かつてカナン星人によって電子頭脳を狂わされたウインダムとウルトラセブンが戦った時は子供と大人の戦いでしたが、今回は緊迫した状況が続いていました。そして、その戦いの結末は……
 機械には言葉は通じない。けれども丁寧に、大切に扱ってやれば、その心は通じるかもしれない。言葉が通じない相手だからこそ、どこか調子の悪いところは無いかと心を込めて整備し、言葉が通じる相手だからこそじっくりと言葉と心を交わす必要がある。そんなことを感じた第6話でした。


 ブレーザーくんが自分自身の体もスパイラルさせたところで、次回は強敵登場の前後編!
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ウルトラマンブレーザー 特別総集編①「巨大生物の正体を追え」

2023-08-19 07:31:08 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンブレーザー 特別総集編①「巨大生物の正体を追え」

 今回はバザンガからドルゴまでの戦いを、特番を制作することになったテレビ局のスタッフであるサブロウタとタクマ、取材にあたったレイコらの目線で振り返る特別総集編。ウルトラマンでマスコミとなると、直近では「ウルトラマンX」における密着取材回を思い出しますね。

 興味深かったのは「映像の有無」や「一般人と視聴者の認識の違い」です。
 バザンガやレヴィーラは都市部に出現しったため映像は残っていたものの、ゲードスは遠方での出現だったため地方局の映像頼り、タガヌラーは現場に居合わせた大川さんへの取材で状況を把握、ドルゴに至っては情報が殆ど降りてこないため推測の域を出ない。こういった映像の有無からも、怪獣の神出鬼没さが伝わってきますね。

 また、認識の差という点については、視聴者目線ではゲントがブレーザーに変身する過程は描写されていたため、強制変身+変身出来た理由は不明という状況であったにせよ、そこまで唐突に感じるものではありませんでした。が、サブロウタたちの印象は「本当に突然現れたんだもんなぁ」というもの。どこからともなく飛んできたのではなく、本当にビルの影からぬっと現れましたからね……そりゃ驚くわ。
 加えてレヴィーラに深くかかわっていたノヴァイオ社長の動機は「新型殺菌剤を防衛隊に売り込むため」と報道されていることが判明。まさか「元防衛隊員が自分をリスペクトしてもらうために怪獣を作りました」なんて、報道できないでしょうからね……

 
 今回は防衛隊に取材するぞ!と意気込んだはいいものの残念な結果に終わってしまいましたが、いつかまた本編中に出てきてくれると面白そうですね。果たしてその時、ブレーザーくんは愛想の良い宇宙人として接することが出来るのかどうか、注目です(笑。

 といったところで次回はカナン星人登場!
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