機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第4話「命の値段」
先にトレーニングを終えた昭弘に三日月は「また一緒に仕事だな」と声をかける。昭弘はそれに「当たり前だろ」と返していましたが、オルガの手により彼らが解放されたこと、そして戦場を生き延びたということを考えると、「一緒に仕事をする」という当たり前のことも、大切なことのように感じられますね。
クーデリアを地球まで護衛することになった鉄華団は、低軌道ステーションで案内役の船を待ち、静止軌道上で元CGSの船に乗ることに。ギャラルホルンに狙われないよう裏ルートを行こうにも、航路は複雑なうえに、民間業者間のなわばり争いという問題があり、そのためにも案内役が必要とのこと。案内役としてはオルクス商会が良いと提案したのは、会長のオルクスと昔なじみだというトド・ミルコネン。しかし彼には彼の思惑があるようで・・・
鉄華団に警戒されているギャラルホルン。マクギリス・ファリドとガエリオ・ボードウィン、そして彼らの部下たちはコーラルたちの監査をほぼ終えており、マクギリスは一個中隊が戻っていないことを指摘。コーラルは暴動鎮圧のためだといって誤魔化し、更に彼らを懐柔するためか、何かと入用だろうと懐から何か出そうとする。しかしマクギリスはコーラルがそれを出す前に、それを出せばコーラルを拘束すると釘を刺す。
三日月と雪之丞はバルバトスを宇宙に上げるための調整を行っていたころ、昭弘やデクスターたちはクリュセ中央宇宙港に出向いていた。そこで昭弘が思い出すのは、オルガから自分たちの契約に関するデータを渡された時のこと。それはヒューマンデブリである彼らが、マルバの持ち物であった証を渡すということ。オルガは彼らを自由にしたうえで、恩を着せるつもりもなく、どこへ行くなり好きにしなと告げる。しかし、残るのであれば守ると宣言。昭弘はゴミクズ同然の自分たちをかと問いかけるも、オルガは「一緒によ、でっけぇ花火打ち上げようぜ」と一言。その言葉を昭弘も気に入ったらしく、仲間たちにも気合を入れるように告げる。でも、今日するのは事務仕事だと呟くデクスターw
オルクス商会への支払いは報酬の45%ではあるものの、オルガたちはこの仕事には金だけじゃなく、鉄華団の将来がかかっていると考えていた。良くも悪くも有名なクーデリアの護衛任務を成功させたとなれば、仕事も舞い込んでくるはず。だからこそ、半分近く報酬を渡すとしてもやる価値があると。
当のクーデリアはといえば、どうにも食欲が無い様子。確かに資金のあてはついたものの、資金を出してくれた相手から「屍の上に楽園を築く」と言われてしまい、今は笑顔にしている鉄華団たちの笑顔を奪ってしまうかもしれないと思い悩んでいました。と、そこへ三日月が声をかけ、昼食を食ったら一緒に出かけないかとのお誘いが・・・あれ?関係改善してる?
三日月たちが向かったのは、ビスケットの祖母であるサクラちゃんのトウモロコシ畑。アトラやクッキー、クラッカもおり、双子から「お野菜切れるようになった?」と言われて照れるクーデリア可愛い。
アトラはクーデリアを連れてきたことに妬いていたものの、三日月が自分が送ったお守りをつけてくれていることに喜び、三日月も「ありがとう、アトラ」と感謝の言葉を告げる。
クーデリアも着替えて収穫の手伝いをしており、その顔はどこか清々しいものとなっていた。と、転びそうになったクーデリアを三日月が助ける。クーデリアが感謝を告げようとすると、その時一陣の風が吹きぬけた。その風を感じつつ、クーデリアは「いいところですね。汗を流して大地に触れていると、頭が空っぽになって、なんだかすっきりします」と呟く。すると三日月も「そりゃよかった」と一言。どうやらクーデリアが思い悩んでいるのを見て、ここに連れて来てくれた様子。
ふと三日月は、このトウモロコシがいくらだと思うかとクーデリアに尋ねる。クーデリアは1本200の値段をつけましたが、実際は十キロ50という扱い。ここら辺いったいはバイオ燃料として取引され、サクラちゃんもビスケットの給料が無ければやっていくのは苦しいとのこと。
他の連中も家族や兄妹を食わせるため、借金を返すため、食っていくためには体を張らなければならない。また、昭弘たちヒューマンデブリは自由になっても、まともな仕事にはなかなかありつけないとのこと。それは三日月たちも同じ。
「あんたのおかげで、俺達は首の皮一枚繋がったんだ。本当に、ありがとう」と頭を下げる三日月ですが、クーデリアは「屍の上に~」という言葉が響いているのか、彼を素直に見ることができないようで・・・
一方クッキー&クラッカは、アトラに「三日月とられちゃうね」と告げた後、どこへいったかと思えば突如2人の悲鳴が響き渡る。三日月たちが駆けつけると、そこには倒れた2人と一台の車が。それに乗っていたのは、マクギリスとガエリオでした。2人は先日この近辺で戦いがあったという情報を耳にし、その現場視察に訪れていた最中。車中ではガエリオの妹(9歳)とマクギリスが許嫁であることや、会いたがっていることも明かされていました。
ガエリオは2人を心配して車から降りるも、そんな彼の首を掴みあげる三日月。このままでは殺してしまうのではと思われたとき、サクラちゃんやクッキー&クラッカの言葉で三日月は正気に戻る。急に飛び出してきた2人を、ガエリオたちが何とか避けてくれたのが真相でした。
遅れてビスケットやクーデリア、フミタンも駆け寄ってきましたが、ビスケットは車にギャラルホルンの紋章があることから警戒を強め、フミタンはクーデリアを連れて身を隠すことに。
三日月は「謝る相手が違う」とサクラちゃんに言われ、ガエリオに謝ろうとするも、殺されそうになったガエリオは憤慨して三日月に殴りかかる。が、それをあっさりと回避した三日月。その時マクギリスは三日月の体に阿頼耶識システムが埋め込まれているのに気づき、ガエリオは首を絞められたためか、はたまた体に異物を埋め込むことを気味悪がったのが、気分を悪くしていました。
マクギリスはクッキー&クラッカに怖い思いをさせてしまったことを詫び、包装されたお菓子をお詫びの品としてプレゼント。9歳の許嫁・アルミリアが会いたがっていた、という話からするに、あの品も元々はアルミリア用に用意していたものなのかもしれません。
ビスケットはマクギリスから、最近行われた戦闘について問われるも、近くの民兵組織が訓練をしていたのではと誤魔化し、三日月もそれに乗っかることに。マクギリスは三日月に「いい戦士になるな」と告げ、その場を離れていきました。しかし、CGS改め鉄華団の存在は彼の知るところとなり・・・
強襲装甲艦ウィルオーウィスプは「イサリビ」と名を改め、鉄華団には華を模した新たなマークも描かれることに。帰ってきた三日月にオルガは「ミカ、これを俺らで守っていくんだ」と一言。しかし、トドは裏で何やら手引きをしており「思い出させてやるぜ、大人の怖さって奴をな」と不気味に笑い・・・
といったところで第4話は終了。モビルスーツたちはお休みでしたが、これからの戦いに繋がる物語が描かれていました。気になったのは三日月の一連の行動。これまでオルガから何かを命じられたり、頼まれたりすることで戦闘を行ってきた三日月でしたが、今回クーデリアを誘ったのも、彼女に感謝の言葉を告げたのも、全て彼自身の思いから生まれた行動だったと思います。彼自身の思いから生まれた行動が見られたのは良かったですね。
第3話で最後まで「ありがとう」を言えなかったクランク。「ありがとう」という言おうとしたものの「そういうの、いいよ」と言われてしまったクーデリア。これまでの三日月は感謝の言葉を避けているようにも思えました。しかし、そうした感謝の言葉は、言う側だけでなく、言われる側にとっても色んな意味を持つ言葉なのでしょう。感謝の言葉を告げるのは簡単ですが、それを言われた相手がどう思うかもまた重要なのではないかと。
そんな三日月ですが、アトラへのお守りの件も含めて、自分たちを助けてくれたり、守ってくれた相手にはちゃんと感謝を告げられる子なんだなと感じました。しかし、今回はクーデリアの方がそれを受け止められないようで・・・
初めて顔を会わせた三日月とマクギリスたち。トドも何か企んでいるようですが、次回はいよいよ宇宙へ!スーツ姿のクーデリアも出るよ!w
先にトレーニングを終えた昭弘に三日月は「また一緒に仕事だな」と声をかける。昭弘はそれに「当たり前だろ」と返していましたが、オルガの手により彼らが解放されたこと、そして戦場を生き延びたということを考えると、「一緒に仕事をする」という当たり前のことも、大切なことのように感じられますね。
クーデリアを地球まで護衛することになった鉄華団は、低軌道ステーションで案内役の船を待ち、静止軌道上で元CGSの船に乗ることに。ギャラルホルンに狙われないよう裏ルートを行こうにも、航路は複雑なうえに、民間業者間のなわばり争いという問題があり、そのためにも案内役が必要とのこと。案内役としてはオルクス商会が良いと提案したのは、会長のオルクスと昔なじみだというトド・ミルコネン。しかし彼には彼の思惑があるようで・・・
鉄華団に警戒されているギャラルホルン。マクギリス・ファリドとガエリオ・ボードウィン、そして彼らの部下たちはコーラルたちの監査をほぼ終えており、マクギリスは一個中隊が戻っていないことを指摘。コーラルは暴動鎮圧のためだといって誤魔化し、更に彼らを懐柔するためか、何かと入用だろうと懐から何か出そうとする。しかしマクギリスはコーラルがそれを出す前に、それを出せばコーラルを拘束すると釘を刺す。
三日月と雪之丞はバルバトスを宇宙に上げるための調整を行っていたころ、昭弘やデクスターたちはクリュセ中央宇宙港に出向いていた。そこで昭弘が思い出すのは、オルガから自分たちの契約に関するデータを渡された時のこと。それはヒューマンデブリである彼らが、マルバの持ち物であった証を渡すということ。オルガは彼らを自由にしたうえで、恩を着せるつもりもなく、どこへ行くなり好きにしなと告げる。しかし、残るのであれば守ると宣言。昭弘はゴミクズ同然の自分たちをかと問いかけるも、オルガは「一緒によ、でっけぇ花火打ち上げようぜ」と一言。その言葉を昭弘も気に入ったらしく、仲間たちにも気合を入れるように告げる。でも、今日するのは事務仕事だと呟くデクスターw
オルクス商会への支払いは報酬の45%ではあるものの、オルガたちはこの仕事には金だけじゃなく、鉄華団の将来がかかっていると考えていた。良くも悪くも有名なクーデリアの護衛任務を成功させたとなれば、仕事も舞い込んでくるはず。だからこそ、半分近く報酬を渡すとしてもやる価値があると。
当のクーデリアはといえば、どうにも食欲が無い様子。確かに資金のあてはついたものの、資金を出してくれた相手から「屍の上に楽園を築く」と言われてしまい、今は笑顔にしている鉄華団たちの笑顔を奪ってしまうかもしれないと思い悩んでいました。と、そこへ三日月が声をかけ、昼食を食ったら一緒に出かけないかとのお誘いが・・・あれ?関係改善してる?
三日月たちが向かったのは、ビスケットの祖母であるサクラちゃんのトウモロコシ畑。アトラやクッキー、クラッカもおり、双子から「お野菜切れるようになった?」と言われて照れるクーデリア可愛い。
アトラはクーデリアを連れてきたことに妬いていたものの、三日月が自分が送ったお守りをつけてくれていることに喜び、三日月も「ありがとう、アトラ」と感謝の言葉を告げる。
クーデリアも着替えて収穫の手伝いをしており、その顔はどこか清々しいものとなっていた。と、転びそうになったクーデリアを三日月が助ける。クーデリアが感謝を告げようとすると、その時一陣の風が吹きぬけた。その風を感じつつ、クーデリアは「いいところですね。汗を流して大地に触れていると、頭が空っぽになって、なんだかすっきりします」と呟く。すると三日月も「そりゃよかった」と一言。どうやらクーデリアが思い悩んでいるのを見て、ここに連れて来てくれた様子。
ふと三日月は、このトウモロコシがいくらだと思うかとクーデリアに尋ねる。クーデリアは1本200の値段をつけましたが、実際は十キロ50という扱い。ここら辺いったいはバイオ燃料として取引され、サクラちゃんもビスケットの給料が無ければやっていくのは苦しいとのこと。
他の連中も家族や兄妹を食わせるため、借金を返すため、食っていくためには体を張らなければならない。また、昭弘たちヒューマンデブリは自由になっても、まともな仕事にはなかなかありつけないとのこと。それは三日月たちも同じ。
「あんたのおかげで、俺達は首の皮一枚繋がったんだ。本当に、ありがとう」と頭を下げる三日月ですが、クーデリアは「屍の上に~」という言葉が響いているのか、彼を素直に見ることができないようで・・・
一方クッキー&クラッカは、アトラに「三日月とられちゃうね」と告げた後、どこへいったかと思えば突如2人の悲鳴が響き渡る。三日月たちが駆けつけると、そこには倒れた2人と一台の車が。それに乗っていたのは、マクギリスとガエリオでした。2人は先日この近辺で戦いがあったという情報を耳にし、その現場視察に訪れていた最中。車中ではガエリオの妹(9歳)とマクギリスが許嫁であることや、会いたがっていることも明かされていました。
ガエリオは2人を心配して車から降りるも、そんな彼の首を掴みあげる三日月。このままでは殺してしまうのではと思われたとき、サクラちゃんやクッキー&クラッカの言葉で三日月は正気に戻る。急に飛び出してきた2人を、ガエリオたちが何とか避けてくれたのが真相でした。
遅れてビスケットやクーデリア、フミタンも駆け寄ってきましたが、ビスケットは車にギャラルホルンの紋章があることから警戒を強め、フミタンはクーデリアを連れて身を隠すことに。
三日月は「謝る相手が違う」とサクラちゃんに言われ、ガエリオに謝ろうとするも、殺されそうになったガエリオは憤慨して三日月に殴りかかる。が、それをあっさりと回避した三日月。その時マクギリスは三日月の体に阿頼耶識システムが埋め込まれているのに気づき、ガエリオは首を絞められたためか、はたまた体に異物を埋め込むことを気味悪がったのが、気分を悪くしていました。
マクギリスはクッキー&クラッカに怖い思いをさせてしまったことを詫び、包装されたお菓子をお詫びの品としてプレゼント。9歳の許嫁・アルミリアが会いたがっていた、という話からするに、あの品も元々はアルミリア用に用意していたものなのかもしれません。
ビスケットはマクギリスから、最近行われた戦闘について問われるも、近くの民兵組織が訓練をしていたのではと誤魔化し、三日月もそれに乗っかることに。マクギリスは三日月に「いい戦士になるな」と告げ、その場を離れていきました。しかし、CGS改め鉄華団の存在は彼の知るところとなり・・・
強襲装甲艦ウィルオーウィスプは「イサリビ」と名を改め、鉄華団には華を模した新たなマークも描かれることに。帰ってきた三日月にオルガは「ミカ、これを俺らで守っていくんだ」と一言。しかし、トドは裏で何やら手引きをしており「思い出させてやるぜ、大人の怖さって奴をな」と不気味に笑い・・・
といったところで第4話は終了。モビルスーツたちはお休みでしたが、これからの戦いに繋がる物語が描かれていました。気になったのは三日月の一連の行動。これまでオルガから何かを命じられたり、頼まれたりすることで戦闘を行ってきた三日月でしたが、今回クーデリアを誘ったのも、彼女に感謝の言葉を告げたのも、全て彼自身の思いから生まれた行動だったと思います。彼自身の思いから生まれた行動が見られたのは良かったですね。
第3話で最後まで「ありがとう」を言えなかったクランク。「ありがとう」という言おうとしたものの「そういうの、いいよ」と言われてしまったクーデリア。これまでの三日月は感謝の言葉を避けているようにも思えました。しかし、そうした感謝の言葉は、言う側だけでなく、言われる側にとっても色んな意味を持つ言葉なのでしょう。感謝の言葉を告げるのは簡単ですが、それを言われた相手がどう思うかもまた重要なのではないかと。
そんな三日月ですが、アトラへのお守りの件も含めて、自分たちを助けてくれたり、守ってくれた相手にはちゃんと感謝を告げられる子なんだなと感じました。しかし、今回はクーデリアの方がそれを受け止められないようで・・・
初めて顔を会わせた三日月とマクギリスたち。トドも何か企んでいるようですが、次回はいよいよ宇宙へ!スーツ姿のクーデリアも出るよ!w