相棒14 第1話「フランケンシュタインの告白」
さぁ始まりました相棒14!新たな相棒となったのは法務省のキャリア・冠城亘。カッコいいのに待たせてしまった女性にひっぱたかれたり、「ミスター・デンジャラス」と小声で言ったり、「右京さーん!!」と大声で叫んだりと、どこか格好のつかないキャラクター・・・かと思えば、右京さんですらも利用して真実にたどり着こうとする、なかなかの切れ者でした。守りをぐいぐい破ろうとする右京さんに対して、そんな守りを強引に突破するのではなく懐柔することで取り入ろうとするのが冠城・・・あれ?この2人が組んだら、めちゃくちゃ面倒じゃね?(汗。固くすればするほど怪しまれ、かといって編に守りを緩めると冠城が入り込んでくる・・・何それ怖い。
最初はつかみどころが無いと思いましたが、本音を語りだした辺りで好きになりました。冠城で人情話というのもなかなか想像できませんが、色んな話で魅せてくれたらと思います。
右京さんも峯秋の一声で無事特命係に復帰。峯秋の息子さんは今現在どうしてるんでしょうね・・・「人格者だということが、殺人を犯さないという根拠にはなりませんからねぇ・・・」という台詞が非常に印象的でした。本当、人格者だったのになぁ・・・
さて今回の事件は「フランケンシュタインの告白」。「フランケンシュタイン」というと大男の怪物を思い出しますが、元々は博士の名前が「フランケンシュタイン」だったはず。それがいつの間にやら怪物の名前として広まったのは何故なのだろう。
ともあれ、野獣とまで呼ばれた梅津が、言葉と知恵を身につけ、受刑者たちのある種ヒーロー的な存在にまでなりました。しかしその一方で、彼が創造主と崇める慈光からは「失敗作」とまで言われてしまう始末。確かに犯罪者ではあったものの、よりにもよって創造主から言われるのは相当辛かったことでしょう。そしてその創造主を苦しめてしまったことの辛さを覚えた怪物は、自ら死を選んだと。
今回の話における「フランケンシュタイン」は少なくとも2人おり、博士は慈光、怪物は梅津だったと思います。生んだ者と生み出された者の苦悩が描かれていました。慈光が読み書きを教えなければ梅津が知識を得ることもなく、受刑者たちのヒーローとなることも無かった。そして慈光も、ある意味博士となり、次代の自分である信者たちが生まれていき、結果として怪物フランケンシュタインもどんどん増えていったとも考えられます。
創造主には創造主なりの悩みがあったのは分かりますが、とはいえ生み出したものを「あなたの存在は私の罪だ」などといって、結果として死を宣告するなんてもってのほか。せめて慈光だけは、梅津を信じてあげるべきだったんじゃないかと思います。
また、終盤において伊達が語った「真偽?そんなものどうだっていいんです。要するに、相手がそれを信じるか信じないか」も印象的な台詞でした。信者である美倉はぼんやりと聞いた梅津の言葉であっても疑いなく信じ、その結果事件が発生してしまった。一方で上司は伊達の話を信じず、それにより事件は早期解決に至らなかった。
どんなに真実を訴えたとしても、それを信じてもらえなければ意味が無い。嘘でも信じてしまえば、その人間の中では真実になってしまい、それを信じた人により間違った真実が広まってしまう。時には真偽を問わず、些細な言葉が人を殺してしまう。根も葉もない言葉で、誰が言ったかも分からない言葉で振り回されるのは、本当勘弁して欲しいですね。
今回は色んな意味で「信じた者に殺された」話だったと思います。
ともあれ、伊丹&芹沢や大河内、峯秋、米沢といったお馴染みのメンバーに加え、これまた決行やりたい放題しそうな事務次官・日下部も登場した相棒14。今後も楽しみです。
さぁ始まりました相棒14!新たな相棒となったのは法務省のキャリア・冠城亘。カッコいいのに待たせてしまった女性にひっぱたかれたり、「ミスター・デンジャラス」と小声で言ったり、「右京さーん!!」と大声で叫んだりと、どこか格好のつかないキャラクター・・・かと思えば、右京さんですらも利用して真実にたどり着こうとする、なかなかの切れ者でした。守りをぐいぐい破ろうとする右京さんに対して、そんな守りを強引に突破するのではなく懐柔することで取り入ろうとするのが冠城・・・あれ?この2人が組んだら、めちゃくちゃ面倒じゃね?(汗。固くすればするほど怪しまれ、かといって編に守りを緩めると冠城が入り込んでくる・・・何それ怖い。
最初はつかみどころが無いと思いましたが、本音を語りだした辺りで好きになりました。冠城で人情話というのもなかなか想像できませんが、色んな話で魅せてくれたらと思います。
右京さんも峯秋の一声で無事特命係に復帰。峯秋の息子さんは今現在どうしてるんでしょうね・・・「人格者だということが、殺人を犯さないという根拠にはなりませんからねぇ・・・」という台詞が非常に印象的でした。本当、人格者だったのになぁ・・・
さて今回の事件は「フランケンシュタインの告白」。「フランケンシュタイン」というと大男の怪物を思い出しますが、元々は博士の名前が「フランケンシュタイン」だったはず。それがいつの間にやら怪物の名前として広まったのは何故なのだろう。
ともあれ、野獣とまで呼ばれた梅津が、言葉と知恵を身につけ、受刑者たちのある種ヒーロー的な存在にまでなりました。しかしその一方で、彼が創造主と崇める慈光からは「失敗作」とまで言われてしまう始末。確かに犯罪者ではあったものの、よりにもよって創造主から言われるのは相当辛かったことでしょう。そしてその創造主を苦しめてしまったことの辛さを覚えた怪物は、自ら死を選んだと。
今回の話における「フランケンシュタイン」は少なくとも2人おり、博士は慈光、怪物は梅津だったと思います。生んだ者と生み出された者の苦悩が描かれていました。慈光が読み書きを教えなければ梅津が知識を得ることもなく、受刑者たちのヒーローとなることも無かった。そして慈光も、ある意味博士となり、次代の自分である信者たちが生まれていき、結果として怪物フランケンシュタインもどんどん増えていったとも考えられます。
創造主には創造主なりの悩みがあったのは分かりますが、とはいえ生み出したものを「あなたの存在は私の罪だ」などといって、結果として死を宣告するなんてもってのほか。せめて慈光だけは、梅津を信じてあげるべきだったんじゃないかと思います。
また、終盤において伊達が語った「真偽?そんなものどうだっていいんです。要するに、相手がそれを信じるか信じないか」も印象的な台詞でした。信者である美倉はぼんやりと聞いた梅津の言葉であっても疑いなく信じ、その結果事件が発生してしまった。一方で上司は伊達の話を信じず、それにより事件は早期解決に至らなかった。
どんなに真実を訴えたとしても、それを信じてもらえなければ意味が無い。嘘でも信じてしまえば、その人間の中では真実になってしまい、それを信じた人により間違った真実が広まってしまう。時には真偽を問わず、些細な言葉が人を殺してしまう。根も葉もない言葉で、誰が言ったかも分からない言葉で振り回されるのは、本当勘弁して欲しいですね。
今回は色んな意味で「信じた者に殺された」話だったと思います。
ともあれ、伊丹&芹沢や大河内、峯秋、米沢といったお馴染みのメンバーに加え、これまた決行やりたい放題しそうな事務次官・日下部も登場した相棒14。今後も楽しみです。