戦姫絶唱シンフォギアGX 第2話「世界を壊す―その前に」
「オレが世界を殺すと言っているッッ!!」そう叫んだキャロルは響に向かって錬金術を放ち、それは響の足元に着弾する。本当に響を殺すつもりなら直撃を狙うはずですから、何らかの目的があって外したのでしょうか。
攻撃を間近で受けてなおもギアを身に纏わず、戦おうとしない響は「世界を壊したい理由を聞かせてよ」とキャロルに問いかけるも、キャロルは「理由を言えば受け入れるのか」と返答。戦いたくない響に対し、キャロルには「戦ってでも手に入れたい真実がある」とのことで・・・
一方その頃、未来たちはクリスの部屋を出て帰宅途中。未来がクリスの部屋の鍵を持っていることが指摘されましたが、「戦姫絶唱しないシンフォギア1」にて、クリス宅にいつでも遊びに行けるようにと響、翼、未来の分の合鍵は用意されていたので問題ないですw
今回は響の趣味の人助けだからだと、あまり心配していない素振りを見せる未来。むしろ心配なのはお腹をすかせて帰ってくることのほうだとのこと。
切歌&調は未来たちを「先輩」と呼び、誘ってくれたことへの感謝を告げて別れる。しかし離れても気になるのは今なお戦っている響たちのこと。たとえ保護観察であったとしても、自分たちの身柄を引き取り、学校にまで通わせてもらっている今は、施設にいた頃では想像できないくらい笑顔でいられる。クリスが「何びびってんだよ!」と校門前で戸惑う2人の背中を押してあげるシーンでこれまた泣ける。何かもう、1話につき1回は泣いてしまいそうです(苦笑。
力はあるが、それをまともに使うことはできない。力だけでは何も変えられなかった過去を思っていると、今回の騒動はテロではないかというニュースが流れ・・・
場所は戻って響とキャロルが対峙している現場。その現場を撮影している若者がいたが、彼は新たなるオートスコアラー・「ガリィ・トゥーマーン」のキスにより力を失い、その場に倒れこんでしまう。
一方で「戦ってでも手に入れたい真実」について語る響とキャロル。
「お前にだってあるだろう。だからその歌で月の破壊を食い止めてみせた。その歌で、シンフォギアで、戦ってみせた!」
「違う!そうするしかなかっただけで、そうしたかったわけじゃない・・・私は戦いたかったんじゃない!シンフォギアで、守りたかったんだ!」
「それでも戦え。お前に出来ることをやってみせろ」
「人助けの力で、戦うのは嫌だよ・・・」
「・・・お前も人助けして殺されるクチなのか!」
「お前も」ということは、キャロルの父親も人助けのために錬金術か何かを発明したけれども、それが人の身に過ぎた、神を冒涜する技術であるとして迫害を受け、第1話の回想やOPにおける迫害に繋がったのだろうか。
敵を前にして戦おうとしない響の様子を見て、敵がノイズでないのならと弦十郎自ら出陣しようとしますが、指揮系統がマヒするからといって制止されることに。そりゃネフシュタンの鎧を纏ったフィーネにダメージを与えられるOTONAなら、出張れば一瞬でカタがつきそうですが、番組が終わるのでやめてくださいw
響は尚も戦おうとせず、泣いていたキャロルにわけを聞こうとする。だが泣いていたことを知られたキャロルは「見られた、知られた、踏み込まれた・・・世界ごと、吹き飛べ!!」と空間を歪ませるほどの力を発揮する。
それでも響は世界を壊す理由を尋ねる。するとキャロルは「父親に託された命題だ。お前にだってあるはず」と語る。その言葉に響は呆然としてしまう。
その場に現れたガリィに対し、キャロルは「思い出の採集」について尋ね、ガリィは順調だが「ミカちゃん」が大喰らいなので足りていないという。「ミカちゃん」は4体目のオートスコアラーである「ミカ・ジャウカーン」のことでしょう。
「次は戦え。でないと、お前の何もかもをぶち砕けないからな」そう言ってガリィに続き、その場を転移の錬金術で後にするキャロル。
残された響は「託された・・・私には、お父さんからもらったものなんて、何も・・・」と呟き、その場に倒れてしまう。
響の家庭事情に関してはシンフォギアG公式サイトの用語集における「ライブ会場の惨劇と立花家」にて詳しく解説されていますが、かつてノイズ被害にあったライブ会場にて響は生き残り、響の父親はそれを喧伝していたそうですが、それが取引先の社長の耳に入ってしまうことに。実は取引先の社長の娘はライブ会場で死亡しており、これをきっかけに響の父親はプロジェクトから外され契約は白紙になり、社内でも扱いについてもてあまされる始末。響の父は厳しい状況に追い込まれた末に家庭を捨て、1人どこかへ消えていった・・・と語られています。
ただ、ちょっと気になるのが響が父親と離れ離れになったのは中学生の頃。それ以前は家庭環境は悪くなかったのではないでしょうか。であれば、その間に父親に託された何かがあり、それが今の響を形作っている・・・という展開になるのかな。響が忘れているというのであれば、「思い出の収集」によって暴かれる可能性も考えられます。
また、響の活躍は全世界に放映されていました。父親が生きてそれを見ていたという可能性もあるのかなーと。
所変わってクリスサイド。クリスがヘリから降り立った直後、離陸したヘリがレイアによって爆破される。レイアはクリスにコインで牽制し「こちらの準備は出来ている」と語る。クリスも「抜いたな・・・だったら貸し借りなしでやらせてもらう。後でほえ面かくんじゃねぇぞ!!」と戦闘に応じ、イチイバルを身に纏う。
その戦闘を影で見ていたエルフナインは、装者屈指のフォニックゲインを誇るクリスであっても、舞やコインで応戦するレイアに決定打を入れられない状況を見つめ、その手にある「遺産」を届けなければと焦る。
ようやくクリスはレイアに直撃を見舞うことが出来たが、クリスの顔は苦いままだった。レイアはすぐに戦闘に復活するも、その時、頭上から複数の船がクリスめがけて落下してきた。クリスはエルフナインの呼びかけにより何とか回避に成功する。その状況を見つめるレイアは「私に地味には似合わない」と言いつつも「だけど、これは少し派手すぎる。あとは私が地味にやる」と、遠くを見つめる。その目の先には船を投げつけてきたと思われる巨大な影が・・・
物陰に隠れたクリスの前に姿を見せたエルフナイン。クリスはエルフナインの格好に動揺するも自身を「怪傑歌ずきん」(歌、赤、音のいずれか)だといって誤魔化そうとする。いくら正体を隠す必要があるからって、そのネーミングはどっから出てきたんだよww
案の定エルフナインには正体がバレており、クリスはエルフナインが自分に危機を呼びかけた声の主であることに気づく。そしてエルフナインは名を明かし「キャロルの錬金術から世界を守るためにみなさんを探していました」と口にする。
所変わってロンドン。翼のマネージャーとして動いていた緒川も弦十郎の指示により情報把握に努めることに。
ファラと交戦していた翼は、弾かれた剣を巨大化させることで下に叩き落すことに成功する。そしてその間にマリアは翼の手を引っ張り、その場を離れようとする。この際「え?え!?」と戸惑う翼さんが超可愛かったです。これまで誰かの手を引っ張ることはあっても、ここまで積極的に手を引っ張られたのは奏以来だったんじゃないですかね?
緒川の「影縫い」のサポートもあり「悪いが翼は好きにさせてもらう!!」と、何とか会場から離れることに成功した翼とマリア。マリアはファラの狙いが翼だと気づき、少しでも被害を抑えるために人ごみから離れていたのだ。
今のマリアはままならない不自由を強いられている身。フロンティア事変収束後、事態を穏便に収束するために、マリアは偽りの歌姫を再度演じるように求められていた。話し相手にしてみれば、かつてのライブ会場でのパフォーマンスは、エージェントとして敵組織に潜入捜査を行っていたが故の行動であったことにしたい模様。
偶像=アイドルが世界を救い、今再びチャリティーライブで世界を周る。それに共犯者である切歌や調にも未来がある。「ギアがなくても戦える」ということを提示されたものの、「そんなことが私の戦いであるものか」とマリアは苛立ちを募らせている様子でした。
車で逃亡中、目の前にファラが現れ車を横に薙ぐ。翼、マリアの2人は何とか回避し、翼は天羽々斬を身に纏い、ファラと切り結ぶ。だがファラの剣は「剣殺し」のソードブレイカー。巨大化させた天羽々斬も瞬く間に元の大きさに戻されてしまう。
そしてファラは何かをばらまくと、突如として大量のノイズがあたり一帯に出現した!クリス&エルフナインの方でもレイアによってノイズが出現させられていたが、今更ノイズごときで怯みはしない。
「あなたの剣、大人しく殺されてくれると助かります」
「そのような可愛げを、未だ私に求めているとは!防人の剣は可愛くないと、友が語って聞かせてくれた!」
「こんなところで言うことか!」
翼はファラが出現させたノイズを「逆羅刹」で次々に撃破していき、その刃をファラへと向ける。それを一体のノイズが自身の両腕となっている槍で受け止めた。
同じ頃、クリスもノイズの攻撃を右腕の盾で防いでいたが、何と2人のギアが突如として分解され始めた!更に翼はギアのペンダントを傷つけられ、ヒビを入れられてしまう。
「ノイズだと くくったタカが そうさせる」
「敗北で済まされるなんて、思わないでね?」
その状況を2体のオートスコアラーは冷ややかに見つめる。
ガリィと共に、ある地にて座するキャロルもまた、その状況を見つめ「アルカノイズ」と呟いた後「何するものぞ、シンフォギアァァァァァ!!」と絶叫するのだった・・・
といったところでシンフォギアGX第2話のあらすじ兼感想でした。人助けの力を戦いに使いたくはないという響の信念が描かれた一方で、Gに引き続き響の過去をえぐってくる話となりました。Gでは偽善者と言われ、GXでは父親のことを指摘される。キャロルは響の過去まで把握していないでしょうから、この精神攻撃は予想外のことだったのでは?
戦ってでも手に入れたい真実。そして戦うことで響の何もかもをぶち壊しにしようとする苛烈な思い。悪い子ではなさそうですが、これまた対話が難しそうな子でもありますね・・・
各地で戦闘が勃発する中、クリスは「怪傑歌ずきん」、翼さんはマリアに腕を引かれて戸惑うなど、装者たちの可愛らしい一面も見ることが出来ました。これまではメンバーの中で翼さんが一番年上でしたが、マリアという先輩が出来たことで、奏と絡んだ際の翼さんの可愛らしさが見られるかもしれません。2期では翼さんが「話はベッドで聞かせてもらう!!」といい、3期はマリアからの「悪いが翼は好きにさせてもらう!!」発言。今回は先輩風を吹かせるだけでなく、後輩としての翼さんの一面がまた見られそうなので期待。それに、剣に可愛げはなくても、日常での可愛げは十分だと思うんだ。聖詠の際も可愛かったし。
それにしても車が薙ぎ払われた際、翼とマリアの違いが露骨に現れたわけですが、あの瞬間に「貧乳回避」という単語が思い浮かんだのは大体ホライゾンのせいですw
OPでも登場していましたが、井上喜久子さんが考えたバナナノイズや、水樹奈々さんが考えたと思われる武士ノイズっぽいノイズも本編に登場していました。これはつまり、虫ノイズや奏ノイズも登場する・・・?
今更ノイズ、と思いきやなにやら勝手が違う模様。炭化せずに赤い霧となって消滅するという点に違いがありますが、これも錬金術の賜物なんでしょうか。
レイア、ファラに続き3人目のオートスコアラー・ガリィも登場。いずれもやばそうな連中ではありますが、「私に地味は似合わない」が口癖のレイアがとにかくカッコイイです。あのコイン裁きがやばい。ファラも舞と剣を組み合わせた戦闘が楽しみですし、ガリィの掴みどころのない所も良い。まだ見ぬミカの活躍にも期待です。
早くもギア分解というピンチにさいなまれた装者たち。未だまともに戦えないマリア、切歌、調がどう動くか気になるところでまた次回。
「オレが世界を殺すと言っているッッ!!」そう叫んだキャロルは響に向かって錬金術を放ち、それは響の足元に着弾する。本当に響を殺すつもりなら直撃を狙うはずですから、何らかの目的があって外したのでしょうか。
攻撃を間近で受けてなおもギアを身に纏わず、戦おうとしない響は「世界を壊したい理由を聞かせてよ」とキャロルに問いかけるも、キャロルは「理由を言えば受け入れるのか」と返答。戦いたくない響に対し、キャロルには「戦ってでも手に入れたい真実がある」とのことで・・・
一方その頃、未来たちはクリスの部屋を出て帰宅途中。未来がクリスの部屋の鍵を持っていることが指摘されましたが、「戦姫絶唱しないシンフォギア1」にて、クリス宅にいつでも遊びに行けるようにと響、翼、未来の分の合鍵は用意されていたので問題ないですw
今回は響の趣味の人助けだからだと、あまり心配していない素振りを見せる未来。むしろ心配なのはお腹をすかせて帰ってくることのほうだとのこと。
切歌&調は未来たちを「先輩」と呼び、誘ってくれたことへの感謝を告げて別れる。しかし離れても気になるのは今なお戦っている響たちのこと。たとえ保護観察であったとしても、自分たちの身柄を引き取り、学校にまで通わせてもらっている今は、施設にいた頃では想像できないくらい笑顔でいられる。クリスが「何びびってんだよ!」と校門前で戸惑う2人の背中を押してあげるシーンでこれまた泣ける。何かもう、1話につき1回は泣いてしまいそうです(苦笑。
力はあるが、それをまともに使うことはできない。力だけでは何も変えられなかった過去を思っていると、今回の騒動はテロではないかというニュースが流れ・・・
場所は戻って響とキャロルが対峙している現場。その現場を撮影している若者がいたが、彼は新たなるオートスコアラー・「ガリィ・トゥーマーン」のキスにより力を失い、その場に倒れこんでしまう。
一方で「戦ってでも手に入れたい真実」について語る響とキャロル。
「お前にだってあるだろう。だからその歌で月の破壊を食い止めてみせた。その歌で、シンフォギアで、戦ってみせた!」
「違う!そうするしかなかっただけで、そうしたかったわけじゃない・・・私は戦いたかったんじゃない!シンフォギアで、守りたかったんだ!」
「それでも戦え。お前に出来ることをやってみせろ」
「人助けの力で、戦うのは嫌だよ・・・」
「・・・お前も人助けして殺されるクチなのか!」
「お前も」ということは、キャロルの父親も人助けのために錬金術か何かを発明したけれども、それが人の身に過ぎた、神を冒涜する技術であるとして迫害を受け、第1話の回想やOPにおける迫害に繋がったのだろうか。
敵を前にして戦おうとしない響の様子を見て、敵がノイズでないのならと弦十郎自ら出陣しようとしますが、指揮系統がマヒするからといって制止されることに。そりゃネフシュタンの鎧を纏ったフィーネにダメージを与えられるOTONAなら、出張れば一瞬でカタがつきそうですが、番組が終わるのでやめてくださいw
響は尚も戦おうとせず、泣いていたキャロルにわけを聞こうとする。だが泣いていたことを知られたキャロルは「見られた、知られた、踏み込まれた・・・世界ごと、吹き飛べ!!」と空間を歪ませるほどの力を発揮する。
それでも響は世界を壊す理由を尋ねる。するとキャロルは「父親に託された命題だ。お前にだってあるはず」と語る。その言葉に響は呆然としてしまう。
その場に現れたガリィに対し、キャロルは「思い出の採集」について尋ね、ガリィは順調だが「ミカちゃん」が大喰らいなので足りていないという。「ミカちゃん」は4体目のオートスコアラーである「ミカ・ジャウカーン」のことでしょう。
「次は戦え。でないと、お前の何もかもをぶち砕けないからな」そう言ってガリィに続き、その場を転移の錬金術で後にするキャロル。
残された響は「託された・・・私には、お父さんからもらったものなんて、何も・・・」と呟き、その場に倒れてしまう。
響の家庭事情に関してはシンフォギアG公式サイトの用語集における「ライブ会場の惨劇と立花家」にて詳しく解説されていますが、かつてノイズ被害にあったライブ会場にて響は生き残り、響の父親はそれを喧伝していたそうですが、それが取引先の社長の耳に入ってしまうことに。実は取引先の社長の娘はライブ会場で死亡しており、これをきっかけに響の父親はプロジェクトから外され契約は白紙になり、社内でも扱いについてもてあまされる始末。響の父は厳しい状況に追い込まれた末に家庭を捨て、1人どこかへ消えていった・・・と語られています。
ただ、ちょっと気になるのが響が父親と離れ離れになったのは中学生の頃。それ以前は家庭環境は悪くなかったのではないでしょうか。であれば、その間に父親に託された何かがあり、それが今の響を形作っている・・・という展開になるのかな。響が忘れているというのであれば、「思い出の収集」によって暴かれる可能性も考えられます。
また、響の活躍は全世界に放映されていました。父親が生きてそれを見ていたという可能性もあるのかなーと。
所変わってクリスサイド。クリスがヘリから降り立った直後、離陸したヘリがレイアによって爆破される。レイアはクリスにコインで牽制し「こちらの準備は出来ている」と語る。クリスも「抜いたな・・・だったら貸し借りなしでやらせてもらう。後でほえ面かくんじゃねぇぞ!!」と戦闘に応じ、イチイバルを身に纏う。
その戦闘を影で見ていたエルフナインは、装者屈指のフォニックゲインを誇るクリスであっても、舞やコインで応戦するレイアに決定打を入れられない状況を見つめ、その手にある「遺産」を届けなければと焦る。
ようやくクリスはレイアに直撃を見舞うことが出来たが、クリスの顔は苦いままだった。レイアはすぐに戦闘に復活するも、その時、頭上から複数の船がクリスめがけて落下してきた。クリスはエルフナインの呼びかけにより何とか回避に成功する。その状況を見つめるレイアは「私に地味には似合わない」と言いつつも「だけど、これは少し派手すぎる。あとは私が地味にやる」と、遠くを見つめる。その目の先には船を投げつけてきたと思われる巨大な影が・・・
物陰に隠れたクリスの前に姿を見せたエルフナイン。クリスはエルフナインの格好に動揺するも自身を「怪傑歌ずきん」(歌、赤、音のいずれか)だといって誤魔化そうとする。いくら正体を隠す必要があるからって、そのネーミングはどっから出てきたんだよww
案の定エルフナインには正体がバレており、クリスはエルフナインが自分に危機を呼びかけた声の主であることに気づく。そしてエルフナインは名を明かし「キャロルの錬金術から世界を守るためにみなさんを探していました」と口にする。
所変わってロンドン。翼のマネージャーとして動いていた緒川も弦十郎の指示により情報把握に努めることに。
ファラと交戦していた翼は、弾かれた剣を巨大化させることで下に叩き落すことに成功する。そしてその間にマリアは翼の手を引っ張り、その場を離れようとする。この際「え?え!?」と戸惑う翼さんが超可愛かったです。これまで誰かの手を引っ張ることはあっても、ここまで積極的に手を引っ張られたのは奏以来だったんじゃないですかね?
緒川の「影縫い」のサポートもあり「悪いが翼は好きにさせてもらう!!」と、何とか会場から離れることに成功した翼とマリア。マリアはファラの狙いが翼だと気づき、少しでも被害を抑えるために人ごみから離れていたのだ。
今のマリアはままならない不自由を強いられている身。フロンティア事変収束後、事態を穏便に収束するために、マリアは偽りの歌姫を再度演じるように求められていた。話し相手にしてみれば、かつてのライブ会場でのパフォーマンスは、エージェントとして敵組織に潜入捜査を行っていたが故の行動であったことにしたい模様。
偶像=アイドルが世界を救い、今再びチャリティーライブで世界を周る。それに共犯者である切歌や調にも未来がある。「ギアがなくても戦える」ということを提示されたものの、「そんなことが私の戦いであるものか」とマリアは苛立ちを募らせている様子でした。
車で逃亡中、目の前にファラが現れ車を横に薙ぐ。翼、マリアの2人は何とか回避し、翼は天羽々斬を身に纏い、ファラと切り結ぶ。だがファラの剣は「剣殺し」のソードブレイカー。巨大化させた天羽々斬も瞬く間に元の大きさに戻されてしまう。
そしてファラは何かをばらまくと、突如として大量のノイズがあたり一帯に出現した!クリス&エルフナインの方でもレイアによってノイズが出現させられていたが、今更ノイズごときで怯みはしない。
「あなたの剣、大人しく殺されてくれると助かります」
「そのような可愛げを、未だ私に求めているとは!防人の剣は可愛くないと、友が語って聞かせてくれた!」
「こんなところで言うことか!」
翼はファラが出現させたノイズを「逆羅刹」で次々に撃破していき、その刃をファラへと向ける。それを一体のノイズが自身の両腕となっている槍で受け止めた。
同じ頃、クリスもノイズの攻撃を右腕の盾で防いでいたが、何と2人のギアが突如として分解され始めた!更に翼はギアのペンダントを傷つけられ、ヒビを入れられてしまう。
「ノイズだと くくったタカが そうさせる」
「敗北で済まされるなんて、思わないでね?」
その状況を2体のオートスコアラーは冷ややかに見つめる。
ガリィと共に、ある地にて座するキャロルもまた、その状況を見つめ「アルカノイズ」と呟いた後「何するものぞ、シンフォギアァァァァァ!!」と絶叫するのだった・・・
といったところでシンフォギアGX第2話のあらすじ兼感想でした。人助けの力を戦いに使いたくはないという響の信念が描かれた一方で、Gに引き続き響の過去をえぐってくる話となりました。Gでは偽善者と言われ、GXでは父親のことを指摘される。キャロルは響の過去まで把握していないでしょうから、この精神攻撃は予想外のことだったのでは?
戦ってでも手に入れたい真実。そして戦うことで響の何もかもをぶち壊しにしようとする苛烈な思い。悪い子ではなさそうですが、これまた対話が難しそうな子でもありますね・・・
各地で戦闘が勃発する中、クリスは「怪傑歌ずきん」、翼さんはマリアに腕を引かれて戸惑うなど、装者たちの可愛らしい一面も見ることが出来ました。これまではメンバーの中で翼さんが一番年上でしたが、マリアという先輩が出来たことで、奏と絡んだ際の翼さんの可愛らしさが見られるかもしれません。2期では翼さんが「話はベッドで聞かせてもらう!!」といい、3期はマリアからの「悪いが翼は好きにさせてもらう!!」発言。今回は先輩風を吹かせるだけでなく、後輩としての翼さんの一面がまた見られそうなので期待。それに、剣に可愛げはなくても、日常での可愛げは十分だと思うんだ。聖詠の際も可愛かったし。
それにしても車が薙ぎ払われた際、翼とマリアの違いが露骨に現れたわけですが、あの瞬間に「貧乳回避」という単語が思い浮かんだのは大体ホライゾンのせいですw
OPでも登場していましたが、井上喜久子さんが考えたバナナノイズや、水樹奈々さんが考えたと思われる武士ノイズっぽいノイズも本編に登場していました。これはつまり、虫ノイズや奏ノイズも登場する・・・?
今更ノイズ、と思いきやなにやら勝手が違う模様。炭化せずに赤い霧となって消滅するという点に違いがありますが、これも錬金術の賜物なんでしょうか。
レイア、ファラに続き3人目のオートスコアラー・ガリィも登場。いずれもやばそうな連中ではありますが、「私に地味は似合わない」が口癖のレイアがとにかくカッコイイです。あのコイン裁きがやばい。ファラも舞と剣を組み合わせた戦闘が楽しみですし、ガリィの掴みどころのない所も良い。まだ見ぬミカの活躍にも期待です。
早くもギア分解というピンチにさいなまれた装者たち。未だまともに戦えないマリア、切歌、調がどう動くか気になるところでまた次回。