枯葉:オータム・リーブス

2021-11-22 | 【断想】音楽

 シャンソン「枯葉」をジャズの演奏で聞こうかと思った。
 ●アーチー・シェップのテナー・サックスで。
  こういうことでもないと、アーチー・シェップを聞こうとは思わないだろうから、まず。ちょっと、フリー風な、こけおどし的なところがあって、気に障るが、まあよしとするか。
 ●チェット・ベイカーのトランペットで。
  いささか軽く流している感じ。もう少し、しっとりやってもらってもと思う。
 ●キャノンボール・アダレイのアルト・サックスとマイルス・ディビスのトランペットで。
  有無を言わせぬすばらしさ。マイルスのミュートがなんともいいし、キャノンボールのサックスもこけおどし的なところなく、素直でいい。リズム・セクションもジャズとしてのよさをつくっている。
 ●ビル・エヴァンスのピアノで。
  名演だなあとは思うけど、テンポが速いこともあるのか、「枯葉」を楽しめない。
 ●キース・ジャレットのピアノで。
  インプロビゼーションが凄くて、「枯葉」かなと言うところはあるが、演奏は素晴らしい。でも、基本旋律は、しっかりやっている。
 ●デューク・ジョーダンのピアノで。
  聞きやすい。ジャズを楽しむには、こういうのがいい。
 ●エディ・ヒギンズのピアノ、スコット・ハミルトンのテナー・サックス、ケン・ペプロフスキーのクラリネットで。
  聞きやすいが、ジャズ演奏としては、凡庸。


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