シャンソン「枯葉」をジャズの演奏で聞こうかと思った。
●アーチー・シェップのテナー・サックスで。
こういうことでもないと、アーチー・シェップを聞こうとは思わないだろうから、まず。ちょっと、フリー風な、こけおどし的なところがあって、気に障るが、まあよしとするか。
●チェット・ベイカーのトランペットで。
いささか軽く流している感じ。もう少し、しっとりやってもらってもと思う。
●キャノンボール・アダレイのアルト・サックスとマイルス・ディビスのトランペットで。
有無を言わせぬすばらしさ。マイルスのミュートがなんともいいし、キャノンボールのサックスもこけおどし的なところなく、素直でいい。リズム・セクションもジャズとしてのよさをつくっている。
●ビル・エヴァンスのピアノで。
名演だなあとは思うけど、テンポが速いこともあるのか、「枯葉」を楽しめない。
●キース・ジャレットのピアノで。
インプロビゼーションが凄くて、「枯葉」かなと言うところはあるが、演奏は素晴らしい。でも、基本旋律は、しっかりやっている。
●デューク・ジョーダンのピアノで。
聞きやすい。ジャズを楽しむには、こういうのがいい。
●エディ・ヒギンズのピアノ、スコット・ハミルトンのテナー・サックス、ケン・ペプロフスキーのクラリネットで。
聞きやすいが、ジャズ演奏としては、凡庸。
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