オーネット・コールマンの1950年代の演奏アルバムを聞こうかと思う。
彼が、どのような人物であるか、何か聞き取れるかと。
真面目さ、現実を生きるうえでの不器用さ・・・そのようなものを感じるから。
そのような性格の持ち主が好きというわけではないが。
ただ、偽善者やはったりやよりはまし。
さて、どうだろうか。
50年代のアルバムには、次のようなものがある。
・サムシング・エルス!:何か他のもの!(1958 CONTEMPORARY)
・トゥモロー・イズ・ザ・クエスチョン:明日が問題デス(1959 CONTEMPORARY)
・ザ・シャープ・オブ・ジャズ・トゥ・カム:ジャズ来るべきもの(1959 ATLANTIC)
・チェインジ・オブ・ザ・センチュチー:世紀の転換(1959 ATLANTIC)
演奏順で、はじめに、デビュー作の「サムシング・エルス!」
以前聞いた時には、どんな感想をもったかと、ブログ記事を見た。
曲や演奏の感想は、記されていなかった。
これと言ったものは感じなかったのだろう。
〈パーソネル〉
オーネット・コールマン(as)
ドン・チェリー(tp)
ウォルター・ノリス(p)
ドン・ペイン(b)
ビリー・ヒギンズ(ds)
〈収録曲〉※全曲オーネット・コールマン作曲。
1.インビジブル
2.祝福
3.ジェイン
4.チッピー
5.変装
6.エンジェルボイス
7.アルファ
8.ブルースはいつ去るのですか?
9.スフィンクス
オーネット・コールマンのジャズについて感じること。
・音色になじみにくいものがある。これは、僕の好みなんだろうが、チャーリー・パーカーにも同じように感じる。
・このアルバムが出た頃は、フリー・ジャズとして、多くの衝撃を与えたようだが、今聞くと、格別新しくはない。
・グルーヴィーな心地よさをもらさないとも言えるが、そうでないものもあり、普通のジャズの感じ。
・バックに、深い情動は感じさせない。むしろ純音楽的だ。
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