“サムシング・エルス”

2024-05-18 | 【断想】音楽

 オーネット・コールマンの1950年代の演奏アルバムを聞こうかと思う。
 彼が、どのような人物であるか、何か聞き取れるかと。
 真面目さ、現実を生きるうえでの不器用さ・・・そのようなものを感じるから。
 そのような性格の持ち主が好きというわけではないが。
 ただ、偽善者やはったりやよりはまし。
 さて、どうだろうか。
 50年代のアルバムには、次のようなものがある。
 ・サムシング・エルス!:何か他のもの!(1958 CONTEMPORARY)
 ・トゥモロー・イズ・ザ・クエスチョン:明日が問題デス(1959 CONTEMPORARY) 
 ・ザ・シャープ・オブ・ジャズ・トゥ・カム:ジャズ来るべきもの(1959 ATLANTIC)
 ・チェインジ・オブ・ザ・センチュチー:世紀の転換(1959 ATLANTIC)
 演奏順で、はじめに、デビュー作の「サムシング・エルス!」
 以前聞いた時には、どんな感想をもったかと、ブログ記事を見た。
 曲や演奏の感想は、記されていなかった。
 これと言ったものは感じなかったのだろう。
  〈パーソネル〉
 オーネット・コールマン(as)
 ドン・チェリー(tp)
 ウォルター・ノリス(p)
 ドン・ペイン(b)
 ビリー・ヒギンズ(ds)
 〈収録曲〉※全曲オーネット・コールマン作曲。
 1.インビジブル
 2.祝福
 3.ジェイン
 4.チッピー
 5.変装
 6.エンジェルボイス
 7.アルファ
 8.ブルースはいつ去るのですか?
 9.スフィンクス
 オーネット・コールマンのジャズについて感じること。
 ・音色になじみにくいものがある。これは、僕の好みなんだろうが、チャーリー・パーカーにも同じように感じる。
 ・このアルバムが出た頃は、フリー・ジャズとして、多くの衝撃を与えたようだが、今聞くと、格別新しくはない。
 ・グルーヴィーな心地よさをもらさないとも言えるが、そうでないものもあり、普通のジャズの感じ。
 ・バックに、深い情動は感じさせない。むしろ純音楽的だ。


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