“タウンホール 1962”

2024-05-01 | 【断想】音楽

  懐かしいのだ。
 オーネット・コールマンの「タウンホール 1962」(ESP)。
 彼のアルバムの中で、特に評価が高いものではない。
 しかし、僕には最高なのだ。
 かつて、繰り返し繰り返し聞いた。
 それで、すっかりなじんだのだ。
 ベースは、デヴィッド・アイゼンソン。
 ドラムは、チャールズ・モフェット。
 “ドーナッツ”、“サッドネス”・・・と続く。
 高校生の頃だったか、田無駅の近くの小さな本屋に、少しだけレコードがおいてあり、そこで、ドーナッツ盤を買ったように記憶している。
 それは無くした。
 今、手元には、ジャケットが別仕様のLP盤が二枚、CDが一枚ある。


“牡丹”

2024-05-01 | 【草花】ETC

 先日、牡丹の花を見に出かけた。
 蕪村に牡丹を詠んだ句が幾つもある。
 好きな数句。
  閻王の口や牡丹を吐んとす
  虹を吐てひらかんとする牡丹哉
  地車のとゞろとひゞくぼたんかな
  ちりて後おもかげにたつぼたん哉

 


“ムーンリット・デザート”

2024-05-01 | 【断想】音楽

 ケニー・ドリュー・トリオの“ムーンリット・デザート(月の沙漠)”。
 デンマーク王立室内楽団のメンバーをまじえての演奏である。
 雨降りでもあって、外出せず、久しぶりにケニー・ドリューを聞く。
 「バイ・リクエスト」、「ムーンリット・デザート」、いずれもLP盤がある。


“管弦タンゴ”

2024-05-01 | 【断想】音楽

 3つのブエノスアイレス・タンゴ風楽章
 アストル・ピアソラ、1968年作曲の管弦楽曲
 シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団
 2000年5月録音 DECCA 
 PIAZZOLLA / TANGAZO(タンガーソ)に収録
 他の収録曲
 ・アディオス・ノニーノ 
  ・天使のミロンガ
 ・バンドネオンとギターのための二重協奏曲
 ・オブリビオン
 ・ダンサ・クリオージャ
 ・タンガーソ
 さて、「3つのブエノスアイレス・タンゴ風楽章」。
 第一楽章
 ズバッズバッと切れ味のいいタンゴのリズム。
 哀愁をただよわせながら、迫力満点の展開。
 第二楽章
 これは、戦いだろうか。
 兵士たちは、帷子の音をたてながら前進。
 夜、兵営の空には、昔ながらの燦めく星々。
 第三楽章
 女たちの戦い。
 戦乱の悲劇は、人を問わず広がる。
 勝利を信じて進むしかない。
 以上は、聞きながら思い浮かんだこと。
 ピアソラ、デュトワは、何を聞いてもらいたかったのか。
 今の時代の激しい側面か。
 バンドネオンはないが、いつものピアソラの音楽である。