吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

入管収容中に死亡したカメルーン人の賠償請求判決(水戸地裁)報話

2022年09月17日 | Weblog

2014年3月、入管施設に収容されたカメルーン人男性が死亡した。入管施設側の対応不備での死亡だとして、この男性の母親が 国などに損害賠償を求めた訴訟裁判の判決が 2022年9月16日、水戸地裁であった。

「入管側(国)の救急医療対処や注意義務などの欠如があった」と、国に約165万円の賠償を命じる判決だ。画期的な判決と言われる一方、このような事態(訴訟)は 氷山の一角だ(筑波大 駒井洋 名誉教授)とも言われる。

入管収容施設で”亡くなった”事例は 2007年以降で17人(病気や自殺を含む)もある”という(9/17 朝日新聞)。15年間で17人(死亡)ということは 概ね毎年一人、このような事態が起こっているということ。2021年3月のスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさんの死亡事例だけに限られない。

ウィシュマ・サンダマリさんのケースは 彼女の二人の妹さんの収容施設側への管理救護等義務違反を訴える行動などで、多くの人々の目に晒されている。収容中の監視カメラ映像の開示請求などを求めての(国や)入管施設などへの不備・不策や義務違反を訴えている。

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ヤマモモ(山桃/楊梅)の閑話

2022年09月16日 | Weblog

”モモ"と言って桃(バラ科)ではない「ヤマモモ」(ヤマモモ科)なる常緑広葉樹(山桃/楊梅)がある。山に生育するモモ(桃)のような小さな粒果実をつけることから”山桃”といわれているようだが、われわれがよく見る常緑樹のヤマモモの多くは 庭木や街路樹。

中国や日本などを原産にしているようなヤマモモは かなりの常緑高木。成木は結構高くなるようだが、千代田区はFM通りにみるような都会の街路樹になっているヤマモモの樹高は 10~15メートルほどの中高木。雌雄異株からか”雄株”を選んで街路樹にしているようで、”赤い実をつける”雌株は20余本に一本ぐらいだ。

夏の街路を濃く繁った緑葉で涼しくする中高木の緑葉樹なのだが、密に互生する緑葉は枝先に束生する艶のある深緑で木蔭をつくる。街路樹では めったに見ない雌株のヤマモモは、6~7月頃 暗赤色に熟した小果実をつけるが、少し経つと落果し 街路歩道を汚す。

「ヤマモモ」は 山の”桃”ではない。似たような名前の「ヤマナシ」(ニホンヤマナシ)は ”山に生育する小粒の梨”だ。里山の麓辺りに自生する梨(バラ科ナシ属)の高木だが、フルーツとして食する梨(果物)とは大きく違う。直径3~5cmほどの小粒の果実。果肉は堅く少々酸味の渋い味。食べても甘く、ジャムなどにもされるヤマモモとは 大分異なる。

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AI やデジタル化が 人類社会を壊す(?)の小話

2022年09月15日 | Weblog

いま 世の中に流布しているSDGs (持続的な開発目標) は、「人類がこの地球で持続的に暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」と言われる。17の目標分野の中に、わが国は「デジタル革新による国民の暮らしやすい社会形成」をとのデジタル庁のいうDx (Digital Transformation) が 入っていなかったことに安堵している。

成長拡大欲の限りのない人類なのかも知れないが、村や町を後に都会から 国を出、他国の世界にまでグローバル化と 生活や関心域を広げ、宇宙(ユニバース)では足らず バーチャルやメタバースの世界(空間)にまで関心領域を広げた人類。関わる領域が広がれば ”情報”が増えるのは当然で 高度情報社会になった。

インターネット社会(ネット利用率95%)になり、インターネットショッピングやLINE利用などとSNS 利用などが高まり、情報通信利用のコスパやスマホ(保有率80%)利用が一般化。SNSなどでは”タテ早送り”利用など、できるだけ多くの情報を短い時間で済ますタイパ(タイムパフォマンス)略語が行き交う世の中。

溢れるほどの巾広い多くの情報が増えた高度情報社会への適応ライフの知恵なのか、マークや略語ばかりが広がる世の中。    超○○、めちゃ○○、親ガチャ、しごわ(シゴト終る) や”り”(了解)などは、いま Z世代やスマホ&SNS世代を超えて広がる。 せめて 日本語だけでも ちゃんと使って会話交流してほしい。

 

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「お互い、もっと自分の”思考過程”を開示しよう」のお節介!

2022年09月14日 | Weblog

ただ ”対立”ばかりの世の中(関係)は イヤだ。大きくは アメリカや EU が主導している”民主主義諸国”と ロシアや中国などの社会主義諸国の関係。少々見方を変えると、地球の北半球の国々と南半球の国々とか 周り”陸”の国と”海”の国など。

これをもう少し社会関係でいうと、男性と女性、子供と大人、既婚者と独身者や都会の人と田舎の人および金持ちと貧乏人など。保守支持者と革新支持者や居住地域などでの上の人と下の人など。「どう変えたら、誰もが住みよい ”まちやむら” になるか」などの会議もまとまらない。

 

「私は”赤”がいい/私は"黒”がいい」とか「私はそれがいい/私はそれがいや」と、”好き嫌い”や”理由はないが・・・”の対立発言や議論ばかりでは「どのようなところを どのようにしたらいいのか」の合意が得られない。この件やこの結論に賛成か反対かの “数”の多数決を”民主主義”だとしている。

この多数決で ”うまく行かなかったり” ”改善できなかったり”することも多い。仕方ないとする。すべてに 民主主義が”善”ではないと 専制主義が大手を振ったりする。要は議論や会話で ”そう思う/思わない”点を探索していない。お互い 相手の ”そう思った思考過程を開示していないし、交換していないからだ。

お互い「自分の思考過程を述べる」習慣や相手のそれを聞く習慣が身についていないところに問題がある。多くの人々が ”自分の思考過程を開示したり、相手のそれを聞く”ことが出来るようになるための 成長過程での教育が求められる。

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多種多様なハス(蓮)。睡蓮や木蓮があったり レンゲ(蓮華)やマグノリアなども。

2022年09月13日 | Weblog

ハス(蓮)を蓮華や蓮花という人もいるが、野草のレンゲは マメ科ゲンゲ属の小さな花たくさんの越年草。(散)蓮華なら食卓で汁もの粉ものをすくって食べる”匙”レンゲ。ハス科ハス属の池などで水面に浮かんで小さな花を咲かすスイレン(睡蓮)は、ハスとは別種の水性植物。

”蓮”という文字のつく陸のモクレン(木蓮)は、全く違う種。ハス科ハス属のハス(蓮)たちとは種を異にする樹木。高木のコブシ(辛夷)やタイサンボク(泰山木)やハクモクレン(白木蓮)なども仲間(マグノリア科)だが、紫紅色の花をつける低木のシモクレン(紫木蓮)は モクレン科モクレン属。

北米やEUなど世界中で植栽されているモクレン(木蓮)似のマグノリア種の木花は多い。キモクレンやアレクサンドリアやキャンベリーなどや○○マグノリアなど、皆マグノリア科マグノリア属の木花だ。中国でモクレンといえばシモクレン(紫木蓮)だが、モクレンには多くの園芸品種がある。小型のトウモクレン(姫木蓮)や紫赤色の濃いカラスモクレンなどもだ。

”マグノリア”は モクレンやハクモクレンの香りで 香水やコロンとして多くの女性たちに好かれている。柑橘系のフルーティでさわやかで優雅な香りだが、実はタイサンボク(泰山木)の花から採られたもの。このタイサンボクもマグノリア科マグノリア属の常緑高木。白い大きな9枚の花弁を大きな椀状で上向きに咲く。

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世界のコロナ感染者(累計)が6億人突破(日本2,000万人)同死者651万人の驚異!

2022年09月12日 | Weblog

2022年8月末、世界(全体)の新型コロナウイルス感染者が 6億人を超えた(同死者650万人)。ちょうど一年前('22年8/20)2億人(死者440万人)だったのだから、この一年で感染者(累計)が3倍、同死者数が1.5倍(200万人)増えたことになる。

この世界(全体)平均に対し、日本(全国)は 同感染者が126万人(死者2万6,000人)がこの9月9日2,000万人(死者4万2,360人)と、この一年で感染者(累計)が16倍に、死者が60%(16,360人)増えた。この一年の日本の感染(者)拡大は、世界(全体平均)の5倍を超える。

この一週間強の感染状況をみると、(2022年)9月1日の世界のコロナ感染者(累計)6億300万(死者650万人)が 9月9日同感染者6億740万人(死者651万人)と、この一週間と1日で感染者増440万人(+0.6%) 死者増1万1,000人(+0.2%)。この間の日本は同感染者増88万人(+4.6%)死者増2,100人(+5.2%)と、世界平均の10倍近くにもなる。

2022年9月9日現在の感染状況を人口10万人当りにしてみると、世界平均7,870人の感染者に対し日本は16,000人と約2倍だが、死者(累計)は世界84人に対し日本が34人と半分以下と低い。感染者数に対する死亡者率も 日本は世界(約1%)の5分の1(0.2%)と低い。

この夏(6/7~9/7)の日本の感染状況をみると、3ヵ月前897万6,300人(死者30,800人)だったものが9月7日感染者1,978万8,800人(死者41,900人)と、感染者増2.2倍増 死者36%増だ。とにかくヒドイ この夏の日本の感染拡大だったと言えよう。

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「SDGsって何だろう?」の何だろう?-フォロ-私見。

2022年09月10日 | Weblog

SDGsとは:人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標。

 貧困、紛争、気候変動、感染症など。人類は これまでになかったような数多くの課題に直面している。このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。

そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話合い、課題を整理し 解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。→ それが「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)SDGsです。   (日本ユニセフ協会/ SDGsクラブ)

   このような説明で ”具体的な目標”として17項目を掲げ、169ターゲットを例示している。大きく括ると、つぎの5分野(筆者区分)。

「1」2030年までに、飢餓ゼロと貧困撲滅を 達成する。                                                                   ゴール目標分野「1.貧困をなくそう」「2.飢餓をゼロに」「3.すべての人に  健康と福祉を」

「2」すべての国や人々に、”平等と公平”がもたらせられるようにする。                                       ゴール目標分野「4.質の高い教育を」「5.ジェンダー平等の実現」「10.人や 国の不平等をなくそう」「16.平和と公平をすべての人に」

「3」すべての人が安全と衛生的な生活が得られるようにする。                                                     ゴール目標分野「6.安全な水とトイレを」「7.エネルギーをみんなに、そしてグ リーンに」「11.住み続けられるまちづくりを」

「4」地球環境の豊かさと多様性の保全を強く推進する。                                                                 ゴール目標分野「13.気候変動の具体的施策を」「14.海の豊かさを守ろう」 「15.陸の豊かさを守ろう」

「5」すべての人に、働きがいと生きがいが得られるように開発推進する。                                   ゴール目標分野「8.働きがいも経済成長も」「9.産業と技術革新の基盤をつくろ う」「12.つくる責任、つかう責任」

        これら「16」のゴール目標分野推進による”持続可能な世界”づくりを 世界のさまざ  まな立場の国や人々が「17.パートナーシップで達成しよう」と している。

→ぜ ひ、 2030年メドに達成されんことを願う。

         まずは これらとは別の 目の前にある大きな問題状況を解決しなければならない。        対立や競争、民主主義対社会主義、先進国対途上国などの対立問題と、その根源にある     どちらにも共通する「気候変動」問題解決が出発点だというコンセンサスづくり。

    とにかく 第一番に 、地球環境危機すなわち異常な気候変動問題の課題化とその解決に     全世界の人々が 対処することを  SDGs 以前に取り組むこととして 求められよう。

 

 

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一年の五節句の最後の「重陽の節句」(9/9)に寄せるの記

2022年09月09日 | Weblog

陰陽は 中国古代からの思想で、森羅万象宇宙のありとあらゆる事物が 陽と陰の対立する二つからなり、互いに依存して万物を形成しているとの思想。この二つを 陰の気、陽の気としている。

日は陽、月は陰。春は陽、秋は陰。南の陽北の陰や男の陽女の陰は、光(陽)と影(陰)で同じ物を互いに反対する側からみている。互いに依存して万物を形成しているとする。奇数が陽で偶数が陰でもあるが、偶数があっての奇数だという。しかして、陽の奇数重なる日々は ”成長発展”の陽なる”いい日、めでたい日”。節供になる。

五節句は 文字通り 四季を彩る縁起のいい日、祝いの日。奇数(陽)の1-3-5-7-9の重なる日。まずは1/1(人日)だが、一年の始まりの元旦を別格にして 1/7(人日の節句)とした。3/3(上巳の節句)、5/5(端午の節句)、7/7(七夕の節句)、9/9(重陽の節句)。

1月7日”人を殺さない(処刑しない)"人日の節句は、春の七草(生気)を温かく粥にして食し祀る日。3月3日(ひな祭り)は 果物植物の代表 桃の節句。5月5日(端午の節句)は 常緑気の強い"勝負”に重なる菖蒲の節句。7月7日(七夕の節句)は 星に願いをの常緑の笹竹の節句。陽の奇数で一番大きい9重なりの9月9日(重陽の節句)は 長寿の生気香る菊の節句。

すべて、自然の植物の”生気”を借りて恙ない農耕の願いや人々の成長と発展を祈る節句。四季の節目の祀りの節供が 五節句のようだ。

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紅葉と小さな赤い実で 秋を演出するナナカマド(七竈)の小話

2022年09月08日 | Weblog

日本の秋といえば 春夏の花々にかわってのモミジ(紅葉)だが、落葉高低木になる”赤い実”も秋。小さな赤い実を房咲きで実らせるイイギリ(飯桐)やナナカマド(七竈)などと サンザシ(山査子)やハナミズキ(花水木)やウメモドキ(梅擬)などのように小粒の実をひとつ一つつけるものもある。

秋になると 夏 咲かせた花や蕾を赤い実にするのだが、春のヤマモモ(山桃)やイチイ(櫟)および冬のアオキ(青木)や万両・千両やナンテン(南天)などの赤い実もかわいい。多くの木の実は ウメモドキやナンテンのような赤くて丸い小さな実なのだが、ハナミズキやサンシュユのように赤くて小さな実でも真ん丸というより先が尖った楕円形の実もある。

ここでは ヤマナンテンなどとも云われる赤くなった葉や小さな実で 秋を彩るナナカマド(七竈)の小話にしたい。 北海道は札幌辺りの街路などに多いナナカマド(七竈)は、大体5月頃白い花を咲かす。7月辺りには白っぽい緑の蕾や実をつけ、8月には その実を黄色にし、やがて9月末から10月に 実を真っ赤に色づける。

ナナカマドは 紅葉も美しいが 赤く小さな実を房なりにつけた姿が 一層秋の赤を美しく彩る。街路樹などに多い。「どうして ナナカマド(七竈)という和名になったのか」の問いに、「大変燃えにくく、七度窯にくべても燃え残る」とか「7度や7日間窯で焼くと、良質の炭になる」という人や「ナナカマドの木炭は火力が強く、よい炭にするには7日かかる」などとも言われる。

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八十年の私のディケード(Decade/十年紀)人生小誌

2022年09月06日 | Weblog

この(2022年)五月、満八十歳になった私の人生。結婚55周年の”エメラルド婚”になる。2022(令和4)年は ”ファミリー”の「丁度区切り」の年。わたしが80歳、長男が50歳、次男が40歳、かつ 一番上の孫が30歳で 一番下の孫が0歳。

そして 振り返れば 私の人生八十年は十年ひと昔で、概ね10年ごとに”始めたり 終わりにしたり”のディケード(十年周紀)人生。小学校中学校は、誰でもだが6年3年の九年。その後、人並みに高校and大学の7年を終え、就職した一年目の会社も1965~75年の十年で退社。

1975年から1985年(昭和60年)までの十年、フリーや外資系企業や小さなベンチャーで働き、1986(昭和61)年自分がオーナーのリサーチ&マーケティング会社を約二十年やり、2006年65歳にてまねごと実業退役。つぎの2007年より2017年までの十年、日本豆乳協会という業界団体に勤務して、満75歳にてシゴトを引退した。

2022年5月 満80歳で、相談役や顧問などすべての社会活動を辞めて ただいま('22年9月)日々家居。コロナ禍を避けるように暮らしている。

 

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