わたしが大学を終え勤め出した1965(S40)年ごろ、日比谷あたりで初めて見た映画は「シェルブールの雨傘」だった。カトリーヌ・ドヌーブがかわいくて綺麗だった。イメージが重なる2013年5月20日(月)の日経MJ新聞の一面は、カラフルな傘だった。ウォーターフロントとかいうブランドの傘の紹介記事。色とりどりで、実に楽しそうだ。そして、6月3日(月)の同新聞の記事が、香り。洗濯柔軟剤の”香り”訴求商品をとり上げている。
いままでの「カラー・マーケティング」は、食べ物や季節や人など対象に”ふさわしい”又は”フィットする”色彩や色がどのように心理作用し、気分や欲求を高めたり鎮めたりするかという探究にあった。最近は違う。ひとえに、”カラフル”が主訴だ。ソフトバンクのケイタイやペンタックスのデジカメやこのウォーターフロントの傘など、カラフルにラインナップすることがいいのだ。
その点、”香り”は少々違う。視覚同様五感のひとつ嗅覚をターゲットにしてはいるのだが、範囲が限られる視覚と違い嗅覚はその範囲に限界がない。香りや薫りから匂いや臭いまで実に広範で、ひとことで言えば無限に広い。最近の香りの代表商品は、日経MJ新聞のとおり柔軟剤なのだが、その香りは”香り”の一部でせまい。着る香りなどと言っているが、世にいう石けんの香りの親戚”残り香”市場なのだ。
香りは、巾広い。石けんやシャンプーの香りからヒノキやシトラスの香り、ハーブやジャスミンの香り、紅茶やシナモンの香りからじゃこう(ムスク)やバラの香りに至るまで、数限りない。最近人気のバラの香りひとつをとっても、原種バラから現代バラまで、いろいろな香りがある。モダーンローズの香りだけをとっても、大きく7種ぐらいに嗅ぎ分けられるという。ダマスク系のバラの香りやブルーローズ系の香りが大きく違うと思えば、ティー系のバラの香りとアニス(ハーブ)系のバラの香りなども大きく違う。
カラー(色)のように並べて比べてラインナップして演出することができない香り(フレグランス)だが、そこをコントロール演出して楽しい世界を見せてほしいと思っている。
ちなみに五感は、視覚(目)、聴覚(耳)、触覚(皮膚)、味覚(舌)、嗅覚(鼻)ですが、私たちにとってもっと大事になるのは、第六感すなわち直感やインスピレーションなのではないでしょうか。それとも”勘”という一文字を結論にしましょうか・・・。
いままでの「カラー・マーケティング」は、食べ物や季節や人など対象に”ふさわしい”又は”フィットする”色彩や色がどのように心理作用し、気分や欲求を高めたり鎮めたりするかという探究にあった。最近は違う。ひとえに、”カラフル”が主訴だ。ソフトバンクのケイタイやペンタックスのデジカメやこのウォーターフロントの傘など、カラフルにラインナップすることがいいのだ。
その点、”香り”は少々違う。視覚同様五感のひとつ嗅覚をターゲットにしてはいるのだが、範囲が限られる視覚と違い嗅覚はその範囲に限界がない。香りや薫りから匂いや臭いまで実に広範で、ひとことで言えば無限に広い。最近の香りの代表商品は、日経MJ新聞のとおり柔軟剤なのだが、その香りは”香り”の一部でせまい。着る香りなどと言っているが、世にいう石けんの香りの親戚”残り香”市場なのだ。
香りは、巾広い。石けんやシャンプーの香りからヒノキやシトラスの香り、ハーブやジャスミンの香り、紅茶やシナモンの香りからじゃこう(ムスク)やバラの香りに至るまで、数限りない。最近人気のバラの香りひとつをとっても、原種バラから現代バラまで、いろいろな香りがある。モダーンローズの香りだけをとっても、大きく7種ぐらいに嗅ぎ分けられるという。ダマスク系のバラの香りやブルーローズ系の香りが大きく違うと思えば、ティー系のバラの香りとアニス(ハーブ)系のバラの香りなども大きく違う。
カラー(色)のように並べて比べてラインナップして演出することができない香り(フレグランス)だが、そこをコントロール演出して楽しい世界を見せてほしいと思っている。
ちなみに五感は、視覚(目)、聴覚(耳)、触覚(皮膚)、味覚(舌)、嗅覚(鼻)ですが、私たちにとってもっと大事になるのは、第六感すなわち直感やインスピレーションなのではないでしょうか。それとも”勘”という一文字を結論にしましょうか・・・。